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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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184/191

184話 10柱の神で真祖アルカレイド魔王討伐、南開発中、狼魔王を探す

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そこからは圧倒的だった。こちらは防戦一方になっていたんだけど、神様10柱は真祖アルカレイドとの戦闘に入った。ちらっと見えていたが、非常におかしい事をやっているのは解った。俺が第1紋章を2つ持ちでも勝てるのか解らないような強さの真祖と組み合っている。それを10柱が連携するんだから反則も良い所だろう。


 戦闘は10分くらいで片が付いた。こっちも全力で守っていたんだけど、召喚体が一気に消えたからな。魔王が討伐されたという事なんだよ。全く、本当に全くである。こうも激戦になるとは思ってもみなかった。もっと反撃できる隙があるものだと思っていたんだけど、あそこまで叩き込まれると結界で守るのがギリギリになってしまう。本来であれば、魔物を外周部分から削っていって、最終決戦に持ち込むんだろうけど、そんな事をしていたら時間が幾らあっても足りないからな。こんな感じで急いでの討伐になった訳なんだけど。


「いや、本当に助かった。普通にやっていたら俺達がやられていただろうからな。魔王ってここまでやばいのかと改めて確認させてもらったよ」


「ふん。普通は人の子で倒せるだけの力しか与えられていないのだ。それでも100億人ほどの犠牲を払う事が前提だがな。我らを一気に召喚し、短期決戦をするという事がまずもって違う。神を呼び出すのは最終手段と言っても良いのだ。それを戦略に組み込むのだから色々と間違っている」


「アメリアメリの言う事ももっともなのだけれどね。それでも呼べるようにしたのはわたしたちじゃない。それで人の子を責めるのは間違っているわ。けれど、まだ終わった訳では無いのですよ? この大陸にもまだ魔王は居ます。他の大陸にも居るのよね。それらを倒してもらわないと。わたしたちの目的が果たせないじゃない」


「さよう。拙者らが戦う事も前提にしているのは、結果論でしかない。そういう戦略、戦術を採れるようにしたのは拙者らだ。神降ろしの宝玉を作った時点でそうなる事も決まっていたのだよ。まあ、全柱を呼ぶような事をするのは、中々に面白いとは思うがな。普通は1柱か2柱だ」


「全柱が呼ばれているって事は、こっちからも送り込むことが出来るって事さ。それを知っている人の子が居るって事も良い事だよ。僕たちの目的を解ってくれているって事だしね。今回はまだ無理だとしても、近々向こうの派閥の所に送り込めるんじゃないかな。早いに越したことはないでしょ?」


 うーん。中々に凄い事になっているよな。全柱勢ぞろいである。普通はこんなことにはならないからなあ。今後もこんな感じで呼び出すんだろうけど。誰を送り込むのが正解なんだろうな。第1回目は俺が行きたいと思うんだけど。代表として、俺がまずは世界征服を達成したいと思っている。まあ、ただの他派閥の妨害なんだけどな。陰キャかよ。俺は陰キャだけど。病院暮らしの俺が陽キャな訳がないんだよな。


「さて、人の子よ。我らはこれで消える。また何かあれば呼び出すが良い」


「もっとも、またすぐにでも呼ばれるんだろうがな。小生はいつでも呼んでくれて構わんよ」


「すみませんが、また近いうちに呼ぶと思います。数日中には必ず。この大陸を掃除したいので」


 そうなんだよなあ。次の目標が直ぐにあるから、直ぐに呼び出すことになるんだよな。次は狼系統の魔王だ。ササッと倒してしまいたいと思っている。出来るか出来ないかで言えば、出来るだろうからな。それでも今回のように、別動隊で色んなところに同盟員を派遣して、陽動というか、戦力の分散を狙っていきたいと思うんだけどな。面倒な事にはならないと良いんだけど。なるべくなら犠牲が出ない方が良いんだから。


 さて、神様を酷使したという事は、11人が倒れているという事になる。これを運んでもらうとして、とりあえずは拠点に入らないといけない。そして、すぐにでも南側を抑えに入らないといけないだろう。狼系の魔物も足が早いんだ。速攻で勢力を拡大してくる可能性もある。それは防がないといけない。こちらも出来る限り一気に展開してしまう必要がある。その為の守りも5億人が頑張れば何とかなると思うんだよな。まずは出来ることから始めないといけない。


「そんな訳で! 無事に魔王を討伐できたぞ! 工作班は明日にでも拠点を離れて次の町を作りに行ってくれ。俺たちは次の魔王を包囲しに行くからな。今の所、5億人が展開している。東部に辿り着いたのかは解らないが、絶賛北側魔王勢力と睨み合いをしているはずだ。南側は解放された。よって、南側はとっとと開発してしまうぞ。増員も頼んであるからどんどんと開発していってくれ。林や森を切り開いて、人が住める環境にしていってくれ」


「任せておけ。ただ、資材に関してはどうするんだ? 持ち込んでいる資材だけでは到底足りないぞ? 木材資源は沢山あるからいい。問題は石材と金属だ。圧倒的に足りないが、どうするんだ?」


「その件に関しても他の大陸から用立てて貰っている最中だ。すぐにでもという訳にはいかないが、用意はできる。足りない事態になる前には用意できるはずだ。よって、足りないなんてことにはならないと考えることができる。まあ、何とかしてもらうとは思うんだけど、何ともならないことは無いと思うんだよな。足りなければどんどんと別の大陸に連絡してくれ」


「解った。それと食料についてだな。食料の消費量が一気に増える。それについても考えてあるんだろうな? 食べ物が無ければ何も出来ないぞ?」


「勿論だ。それらも送り届けるように言ってある。モリエラルト大公爵様を信用してくれればいい。早急にとはいかないかもしれないが、飢えて働けなくなることは無いはずだ」


 まあ、物資関係については何とかなると思うんだよな。その辺はモリエラルト大公爵様に支援してくれと言ってあるし。3年も待ったんだからその位の物資は用意してあるはずだと思う。石材についても無限回廊のドロップで石材があるんだから、それを使えば良いし。何ならゴーレム系統を倒すことで石材を確保できるのだ。美味しいと思うぞ? そこまで難しい事ではないと思われる。


 問題になるのは人材なんだよなあ。どれだけの人材を送り込めるのかが問題になってくるだろう。最低でも100億人は住まわせたいじゃない? 最低であって、出来れば500億人くらいは住まわせたいと思っていると思う。その位居ないと色々と不便になるだろうし、規模感がなあ。第2大陸よりも多くないと色々と困ることになると思うんだよ。第2大陸は、ちょっとどころではなく後進大陸だしな。他の大陸と比べてしまうと、なあ。


 もうちょっと何とかなって欲しい所ではあるんだけど、無理なことを言っても無理なので、ちょっとずつ人口を増やしていくしかないんだよな。最低でも1大陸1000億人は欲しい。6000億人くらいは必要だろうと思うんだよ。その位居ても良いと思う。広いんだし、統一国家になったんだから、人口は増えていくだろうとは思うけどな。増えないことになると、色々と問題が出てくるから、増えて貰わないと困るんだけど。その為の政策は、エーミール王を筆頭に考えて貰わないといけないだろう。無理を言っているつもりはない。人口を増やせと言っているだけなんだから。


 さて、それじゃあ北半分も取ってしまうとするかね。準備は既に終わっている。後は中央突破をして、狼の魔王を探すだけになる。探したら神様におまかせになるので、後は勝手に倒してくれる筈だ。今もまだ戦っている仲間の為にも、直ぐに終わらせてやるからな。

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