179話 人修羅と異世界侵攻が目標、人修羅は10種の魔紋章の魔法も使う
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聞きたいことはとことん聞いた。時間は限りがあるが、聞いておかないといけないことは聞いておく。ただ、魔王の強さはそういう事なのかって感じだな。ある程度強い事が解ってはいたけど、熟練度が上の上から始まる全紋章対応のキャラクターを使っていれば、それは強い訳だ。でも、逆に言うと、倒せることもよく解った。召喚体にも限りがある事も解ったし。そして、今大陸にいる魔王は、殆どの魔力を使い切っていることになると思うんだよな。召喚枠いっぱいまで召喚していると思っている。しかも、生活をしているのかって言われたら、微妙。生命ではないみたいだからな。
ドロップを残さない魔物みたいな感じなんだ。魔物はドロップを残すが、魔王の召喚体はドロップを残さない。でも、似たような魔物は多く居るらしい。それを元に世界を作っているからだそうだ。そりゃそうか。神様の想像力にも限界があるだろうし、ある程度は何処からか持ってこないといけないって事なんだもんな。……そうなると、地球の神様とか魔物とか妖怪とかの豊富さが異常なだけの様な気がする。地球の神様はそういうのが好きなのかもしれない。解らないけど。
「でも、次の目標が決まったな。人修羅になって、別の神様の世界に戦争をしに行くって事なんだろう? 無茶でも何でもないよな。もしかしたら転生もさせてくれるみたいだし。メリットがあるならやってみる価値はあると思うんだよな。神様の役にも立てるみたいだし」
「そうね。エルフからドワーフにも成れるみたいだし、面白いかもしれないわね。でも、そんなに上手くいくのかしら? そこそこ難しいとは思うわよ?」
「うむ。人修羅となり他の世界に行くのは良いが、勝てる見込みが解らんのである。大陸を制覇するのでさえも難しいのではないか?」
「難しいだろうな。けど、出来ないことはない。こっちの世界で魔王が大陸を取っているように、向こうの大陸を取れない訳では無いと思う。向こうの神様が何処まで介入してくるのかが問題になりそうだけどな。簡単に介入できるのであれば、苦戦はしそうな気がするが、挑戦してみたいって気持ちはあるな。長い時間がかかるかもしれないが、楽しそうではある。第1紋章から第10紋章までの全部を使えるようになるんだから、それは楽しいだろうと思う訳だ。色々と戦略の幅が出来るからな。やりたいことも沢山あるし、出来るのであればやってみたいと思うんだよな。それに、魔物には出来ない事も、人種であれば出来るって事もあると思うんだよ。世界の仕組みを覚えるところから始めないといけないだろうけど、出来ることは沢山あると思うんだよな」
「エルンストはやる気だな。そこまでして転生したいのか?」
「いや、転生は次いでだな。何事も出来るのであればやってみたいって感じだろうか。転生できれば嬉しいかもしれないが、とりあえずは今できることで目標が出来たんだから、それをやってみたいって感じだな。しかし、10柱も呼び出さないといけないってのは面倒だな。神降ろしの宝玉を10個も使うって事だからな。しかも1人を送り出すのに10個必要な訳だろう? 一気には送れないな。多分だけど、時間の流れ的なものもあるんだろうし、一気に制圧して転生って流れも難しそうだ」
「神様側の負担も大きいそうだからの。出来ても10年に1度というのは予想外だの。もっと送り込めるものだと思っていたの」
「いや、それだと向こうも好き放題送れる事になるだろう。10年に1度でも早い方だとは思うぞ?」
「転生か。魅力的ではあるよなぁ。人間にはなりたいとは思わねぇが」
「ふむ? 転生に魅力を感じるのであるか?」
「そりゃぁな。この世界でも良いが、別の世界でも戦いに優れた種になりたいとは思うよなぁ。色んな魔物と戦ってみたいとは思うぜ」
「確かに、面白そうではあるわよね。私もエルフから他の種族に移っても良いと思うもの。それに、もう少し攻撃魔法に適した魔紋章を貰ってみたいわね」
うーん。転生しても魔紋章があるとは解らないんだよなあ。これは1度転生しているから解る事なんだけど、世界が変わると色々と変わり過ぎるから、今までの常識が通用しなくなるんだよ。こっちでは地球の常識は通用しないし。ケセリリ様も言っていたけど、そもそも世界が違うんだから、色々と違ってもおかしくないって事なんだよな。科学なんて当てにならないってのがこの世界だし。電気で色々と作れるのかって話にもなってくるんだけど、難しいからな。そもそも法則が違うから。出来なくはないんだけど、ちゃんと法則を理解しないとそういう事は出来ないんだよなあ。
でも、人修羅って楽しそうだよな。大陸を制覇したらまずは人修羅になって、何処かの世界に行ってみたいとすら思った。楽しそうじゃないか。目標が出来たのが良いよな。色々と出来ることが増えるってのは良い事だ。そのまますぐにでも行きたかったが、残念ながら、大陸を統一してからになる。それ以外では駄目だと言う事になったからな。侵略を受けている状態では出ていくのは禁止されてしまったんだよ。
残念である。今すぐにでも行きたいと思うんだけどな。大人しく大陸を統一しないといけないだろう。後2つなんだけどな。それでも最低限の年数を待たなければならない。まだなのか? もう行けるだろう? もうすぐにでも行きたいんだけど。新しい世界が俺を待っているんだ。今行かないでいつ行くんだって話だよな。準備をするか。
「エルンスト、駄目よ。直ぐには行動させないわ。モリエラルト大公爵様と約束をしたんでしょう? 3年待つんでしょ? 待たないと駄目だから」
「……駄目か?」
「駄目だの。やれらの休暇を潰すんじゃないの。何方にしても直ぐには魔物との戦争になるの。なれば後3年くらいは待つの」
「やれやれである。それに、何方にしても、魔王の侵略が控えているのである。急いでもそれが終わるまではどうにもならないのである。行くにしてもそれが終わってからであるな」
「……まあ、そうなるよな。少なくとも4体の魔王を討伐しないといけないんだから、残るのは確定か。もう少し急いでくれると嬉しいんだけど。俺はすぐにでも異世界に旅立っていきたいんだが?」
「はぁ。気持ちは解るぜ? 強敵と戦いてぇよな。血が騒いでくるよな? 俺も直ぐに行きたいが、レベルが足りねぇんだよな」
「レベル1万はちょっと多いよね。真剣にレベルを上げないと無理じゃない? 上級魔法なら経験値は大きいけど、エルンストみたいに中級魔法でどうにかってなると、難しそうだよね。数で勝負するんだろうけど、レベルの上がりは遅いんでしょ? エルンストには関係ないみたいだけど」
「そうなんだよなあ。ネックはレベルだろうな。まともにレベルを上げても1万なんて中々いかないだろうからな。まともじゃない方法なら何とでもなるんだけど」
クレイダーナーみたいに無限回廊に潜りっぱなしな感じだと、何とかなるんだろうが、それ以外だと難しい。非常に難しい。レベルが足りないなんて事になるとは思わんだろう? 俺は例外みたいなんだけど。魂の格的に大丈夫なんだと。質とか格とか言われても解らんって話なんだよなあ。何を見て言っているのかは知らないけど。
とにかく、魔王を倒し終わってからも遊びに行けることは解った。色々とやりたいことが出来たし、思い切ってやるだけだよな。そうと解れば準備をしないと。ヴィシュヌ狩りを継続する。狩って狩って狩りまくる。それでいい感じの金属を手に入れて、対魔王戦の準備をしないといけない。忙しくなってきたな。
 




