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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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169話 マカラタチア共和国以外参戦で帝国に勝利、次の大陸は活気が無い

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 で、第3大陸なんだけど、こっちからも戦力を補強した関係で5か月くらいで戦争が終わった。結果は快勝。当然だけどな。負けるなんて可能性は無かったんだから。大量の土地を手に入れた訳なんだけど、どうするんだろうって感じなんだよな。4か国で分けるにしても、ちょっと広すぎるんだよな。なので、結構な領地を貰い受けた。


 参戦したのは4か国なので、新たに5か国で同盟を作った。今後の魔王対策にしっかりと手を組むという約束をして、5000年から1万年で併合していくという事にもなっている。マカラタチア共和国以外は、なんだけどな。あそこはどうするべきなんだろうか。その辺りは俺の知ったことではないので、今後の内政を考えて言ってもらえると有難い。問題がないとは言わないが、放置しても別に構わないからな。移住者は沢山受け付けているけどな。


 簡単に移住できるから人口はどんどんと減ると思われる。今後の事を考えると、先細りでしかないからなあ。逃げたい人はさっさと逃げるだろう。そんな人を大歓迎しているので、その内共和国が維持できなくなって滅びるんじゃないかと噂を流している。噂を流すのは効果的だぞ。しかも上層部がやらかしたことも含めて噂を流しているからな。かなり効いてくると思われる。特に地方なんて政治とは関係ない所の話だからな。そういう所から崩していきたいと思っているんだよ。


 議員さんがどうやってこっちに靡いてくるのかだよな。勿論だけど、厚遇はしないぞ? そういう約束を他の国と取り交わしているからな。貴族にはするつもりはない。平民で一生を暮らしてもらう予定なんだ。見積もりをミスしたんだから、それなりの苦労はしてもらう予定でいるんだよ。


 まあ、今後はどうなるのか。とりあえずは内政を進めていった後の話だからな。俺達にはあまり関係がない。内政は解らない。平民で一生を終えるつもりなので、貴族については解る気も無い。なってくれと言われても断るつもりで居るために、なってくれなんて言われてないけど。どう考えてもマイナスでしかないもんな。楽しく生きたいと思う事にマイナスでしかない。貴族になるメリットが感じられないよな。何があるんだろうか?


 モリエラルト大公爵様を見ていても、苦労しかしてないじゃん? 苦労したい訳では無いからさ。内政って難しいと思うんだよ。今後もどうなっていくのかは解らないけど、しっかりと内政をしていくには、色々と障害があると思う訳なんだよ。そんな事を考えてどうのこうのとやりたくもない。俺は俺で楽しく自由に生きるのだ。多少の義務は貰っておくとしても、それ以外は知ったことではないし。


 さて、そんな訳で、大航海時代がまた始まった。次の大陸でとりあえずは最後なんだけど、接触は早い方が良さげという事で、第3大陸の内政が固まる前に出てきている。いつも通りの面子での航海だ。船旅はあまり好きにはなれないが、それでもワクワクするのは止められない。何が待っているのかは不明だが、弱くなってしまっているってのは余りよろしくないんだよなあ。過去に魔王に勝てているから、そこまで深刻では無いんだろうとは思うんだけど。何が原因なんだろうか。


 文明退化が起きる条件って殆どないんだよなあ。余程爆発的に新興宗教が流行るとか、そう言ったことがない限りは無い筈なんだけど。この世界で起きるのか? こんなに神様と密接な関係にあるのにか? そんな事があり得るのか? その点が謎なんだよな。後は人口的に滅びかけているとかな。人間の出生率が落ちてきていると、人口が減り、それが一定数になると、文明が退化する。その可能性はあるんだけど、魔法文明でそれが起こり得るのかって検証は出来ないよな。地球には魔法って無かったわけだし。科学文明だと起こり得るんだよな。人口減少によって文明が後退することが。高度技術とかを理解できなくなった時点でその分野の後退が起きるから、割とあり得る話なんだよなあ。教育だけではどうにもならない事態ってのもあり得る。で、そういう時に限って、似非の科学が広まったり、口を大にして主義主張をする輩が現れたり、よく解らない政策をやり始める政治家が居たりして、余計に後退するんだけど。


 さて、とりあえずはどんな国なのかを見てみないとな。最後の有人大陸だ。交渉は簡単だと有難いんだけど、どうなるんだろうか。難しい話はモリエラルト大公爵様に投げるとしてだな。簡単な話はこっちで纏めて来ても良いと思うんだよ。ここが一番文明が進んでいる可能性もあるんだけどな。何がどうなっているのかまでは解らないけど、とりあえずは接触してみない事には始まらないし。


「陸が見えたの。漸くだの。これで暫くは陸地で生活が出来るの」


「でも、戦闘は無しでいきたいよね。面倒だしさあ」


「うむ。平和的に解決出来るのが望ましいのである」


「そうだな。何が何でも戦闘がしたいって訳でもないからな」


 そりゃそうだ。戦闘は無い方が有難い。何も無いと逆に警戒もするんだけど、何もないくらいで丁度いいと思うんだけどな。どうなんだろうか。とりあえずは乗り込んでみて、どう出てくるのかだよなあ。何事も無ければ良いんだけど。


 接岸するのに良い感じの場所を選定して、そこに港を作っていく。いつもの作業だ。その間に俺たちを含め幾つかのパーティーが周辺の様子を探る。交渉できるのであれば、色々と交渉をして情報を持ち帰って来るまでが仕事だ。そうしないと色々と困ることになるからな。情報なしでの交渉はあまりしたくないんだよなあ。村や町で、ある程度の情報は仕入れていきたいと思っている。


「けれど今回の村は、なんかこう、活気がないわね。第3大陸と比べると、人に生気を感じないのよ」


「死んでるって訳でもねぇけどな。だがよぉ、もうちょっと何とかなるだろ?」


「原因が何かだが、それがよく解らん。どうする? 違う村を当たるか?」


「いや、ここで情報収集をしておきたいな。こうなっている原因も解るかもしれないし。何かあるのであれば、情報として貰っておきたいからな。……しかし、非人間は居ないのか。どうしたものかな」


 非人間が居ないのがな? どうしたら良いものか。農民の活力が無いのと、何か関係しているんだろうか。農村が無いと食料的に困るだろうし、食料が無いと人口も維持できないんだよな。いくら魔物からドロップ品があるからと言って、それだけで生活が出来るのかと言われたら、かなり難しいし。出来なくはないけど、人口がごっそりと減ると思うんだよな。そうして、非人間が生きられなくなったっていうのであれば、農村に非人間が居てもおかしくはないんだけど、居るのは人間だけなんだよな。どうしたものか。


「すまない。少し教えて欲しい事があるんだが?」


「ん? ああ、なんだ?」


「村長が居るところまで案内して欲しいんだが、いいだろうか?」


「村長か。まあ、いいか。こっちへ来てくれ」


 ……生きているのが不思議なくらい無気力だな。どうしてこうなっているんだろう。何が原因なんだろうな? 村の機能が無くなっても問題ない様な事になるか? なる事もあるけど、普通はそんな事にはならないようにするはずなんだがな。何が原因なんだろうか。


 とりあえず、村長に話を聞いてみないと訳が解らないだろうから、村長に会いに行くんだけど。流石に村長なら何かしらを知っていると思われる。村でここまでの活力がない原因が何かしらあるはずなんだよな。何かは知らないけど。

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