表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/191

164話 聖域作りは3日後、神国の御偉方達は神に会いたい・3国への連絡

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「ふ、ふははははは! お前らはそれだけの為に神降ろしの宝玉を使うと言うのか! 良かろう。場所は好きに選ぶと良い。だが、立ち合いには俺も呼べ。いや、お忍びで国王にも出て貰うべきか。神を前にしてどのように立ち振舞うのかを見せて貰おう」


「エヴァーデン……。私も立ち合おう。神との邂逅、1度でもあれば幸運と言われている。それに立ち会えるのだ。私は幸運なのだろうな」


「いいぞいいぞ! 面白くなってきた! やはり神は味方してくれる!」


 あー、こうなるのか。どっちか迷ってたんだよな。神降ろしの宝玉を使うって選択肢があったのはそうなんだけど、これに関しては博打だったんだよな。どっちに振れるのかが解らなかったんだ。賭けには勝ったけどな。


 最悪のパターンは、神を使いっパシリにするとは何事かって激昂される可能性があったんだよなあ。3割くらいでその可能性があると思っていた。使っても大丈夫そうなので使うし、何なら神様と会話をしてもらおう。今回の担当はエスメラルダだから、ケセリリ様が相手をしてくれるんだよな。割とフレンドリーというか、カンタレラに近い感じだからな。話せば解ってくれる。むしろ積極的に支援をしてくれるんだよなあ。今の所、神様で一番強いのがケセリリ様だからな。


 神様にも魔力というものがある。人の魔力を聖域で渡している訳なんだけど、流石に変換効率が悪いんだよな。大体10のマイナス30乗くらいの魔力しか行かないらしいんだよ。でもほら、コールスの無限回廊にはクレイダーナーが居るから。あのパーティーがあの聖域で祈るだけで膨大な魔力がケセリリ様に行くんだよな。だから圧倒的にケセリリ様が魔力量で勝っているんだよ。あいつらの魔力量って0が500個くらいあるんじゃねえの? もう計算も出来ない次元に行ってしまっているからな。マジでどうなっているのかが解らない。単位? 知らんよ。無量大数を超えたんだからもう知らん。なんか何処かで不可説不可説転が最大とか言われていた気がするが、それって0が幾つの話なんだ? それすらも知らない。だって、もう魔力だけで考えると人間じゃないもの。


 前に聞いた話だと、ケセリリ様の魔力だけが他の神様よりも1割くらい多いらしいのだ。……これってクレイダーナーの魔力量が神を超えているよな? だってそうだろう? 30個くらい0が引かれるんだからさ。質はともかくとして、もう量だけは勝っているんだよなあ。おかしいな。ちょっと計算できないけど、あいつらの魔力量が気になって来るだろ? 単位が無いからどうしようもないんだけどさあ。マジでどうするんだろうね?


 とんでもないことになっているんだよなあ。まあ、そんな神の領域に足を踏み入れている人外の狂信者は置いておくとして、神国だからな、こうなる可能性は確かにあった。高いと思っていたけどな。神様と会話するのが普通になってきているメルトリスラ王国では何でもない事なんだけどな。よく聖域を作るのに呼び出してたし。むしろ今も呼び出されている事だろうと思う。忙しいと思うんだけど、毎度毎度有難い事で。出張費は魔力で返すんだよな。聖域で祈るだけで、神様がパワーアップするんだから、……神国の連中が狂信者にならないかが心配になって来るか。まあ、悪影響はないだろうから、大丈夫だろうとは思う。


「神様的にはですね。大陸を統一してくれた方が良いらしいんですよ。その辺も会ってみて話してもらった方が早いとは思うんですが現状、神様方には許可を貰ってこうやって大陸を統一して回っているんですよ。ここで3つ目なので、ここが終われば後は半分なんですよね。……まあ、2つの大陸は、魔王が占領してしまっているんですが。人類は負けてしまったんですよね。後は4つの大陸が残るのみになっているんですよ。なので、協力していただけると助かります」


「……成る程な。神様からの依頼があったという訳なのか。それは俺たちも加わっても良いという事にも繋がるな。ただ、出来れば自治は認めて欲しい。同化するにしても時間がかかるだろう。最低でも5000年は必要だろうとは思う。お歴々が引退し、その曾孫の世代になって漸くと言った感じになるだろうからな」


「解りました。その辺は詰めましょう。ですが、今回はこの話が出来れば良かったので、目的は達成したという形になります。……後はキュロル王国とメタリカ王国とイベルド王国に連絡をつけて貰いたいんですが、出来ますかね?」


「それは私の方から手配しよう。向こうも5000年程の自治区を設置した後に併合という路線を取るでしょうな。特にメタリカ王国はエラメラが多いですから、何かと時間がかかる」


「助かります。……では、神降ろしの宝玉を使う日程を決めましょうか。なるべく早くが嬉しいのですが、どうしましょう? 降ろす場所は決まっているんですが、日程をどうするのかですね」


「王の説得は任せて貰おう。むしろ、王族の皆様方には全員出て貰った方がいいだろう。このような機会は中々にない。是非に会うだけでも考えて貰わねば」


「そうだな。警備も必要だ。場所はどの辺りになる? この地図を使ってくれ」


「えっと、そうですね。この辺りで使う方が良いので、ここで。候補地としてはここかここかここになるんですけど、神様の都合で変わる可能性があります。多分ここなら大丈夫じゃないかなとは思うんですが、何分龍脈は神様でないと見えないので」


 見えないから困るんだよなあ。何処が適当な場所なのかが解らない。でも、前回の感覚的にこの辺かな? ってのはなんとなくだけどね? いやまあ、狩場に近い魔力を感じつつ、なんかありそうな感じがする場所って感じで選んでいるんだけど、こればかりは感覚的なものだからな。信用してもいい感覚なのかが解らない。まあ、その辺りの微調整は神様がしてくれる。候補地を選んだだけだから、駄目な時は駄目って言われるだけなんだよなあ。


「そうか。3日後でどうだ? 3日後は国民の祝日なのだ。基本的には商売人以外は外に出る事が少ない。月に1度の安息日なのだ。その日に神が降臨する。これほど相応しい時期はないだろう」


「そうだな! それは良い! これを記念してこの月は祭りにしてもいいかもしれん。その所は王と検討をしなければならないだろうが、神敵認定をしたトンダミテタ帝国を滅ぼす事が出来るのも、この縁のお陰やもしれんな」


「3日後のここに集まりましょうか。こっちでも準備はしておきます。とはいっても、場所を再度選定するだけなんですけど。ちょっと見回ってみて、良い場所を探しておきます。もしかしたら、隠し通路にぶち当たる可能性もありますけど、大丈夫ですか?」


「仕方がないだろう。隠し通路は移設すればいい。そこまで手間がかかる物でもないしな」


 いや、結構な魔法を連発しないといけないと思うんだけど、どうなんだろうか。大丈夫だとは思うが、こればかりは神様に聞いてみないと解らないし。会えるのが幸運なのであれば、会って貰おう。何度も何度も呼び出しているからな。もう慣れたものなんだ。エスメラルダには悪いけど、今回は神様を降ろしてもらうようにしよう。色々と説明をしないといけない俺は残るべきだろうしな。神様を降ろしてしまうと、説明が出来なくなるから。色々と説明しないと解らない事もあるだろうし、話をしてもらう分には問題ないしな。


 でも、なんとなくだけど、クレイダーナーをこの国に呼んだら駄目な気がする。いや、何か解らないけど、狂信者が増える気がするんだよな。レベルジャンキーが増えても良い事無いんだよなあ。実質、そこまで無限回廊に潜れるのかって言われると正直な所、厳しいんだよ。なんだよ100万層って。完全に逝かれているからな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
尊さとはグレイダーナーだよ ケセリリ様推しではあるけれど、 箱推しにも他の人にも同担にも紳士ぽい感じがいいですね 石油の代わりに無限回廊で魔力を掘って 聖域で投げ魔力してるだけの 人畜無害な魔力王(枯…
タイトル案 聖域作りは3日後、神国の御偉方達は神に会いたい・3国への連絡
>>完全に逝かれているからな? これ「いかれる」(強いて漢字にするなら「行かれる」)の誤字なんですかね? それとも常識がお亡くなりになってるって事で意図的な表現なんですかね? 意図的な可能性もあるん…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ