145話 この星は人種を神にし別世界に送る修練場、異世界の魔王が侵略中
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今は資料を作成している。教会勢力に教えてやらないといけないことが多すぎる。まずは世界の事からつらつらと書き起こさないといけないだろう。世界がどうやって出来たのか。何を神様が目論んでいるのか。それを書かない事には始まらない。……半分くらいは神降ろしの宝玉で知ったことだけど、そもそもゲームの設定でもあったからな。設定はある程度知っておくべきだし。そういう魔物も居るんだから。特殊な魔物も居るんだよ。まあ、神様系統の中に居るんだよなあ。設定を知らないと倒せないって魔物が。
まずは、世界がどうやって出来たのか。この世界は宇宙にある1つの空間なんだよな。有限の空間に存在している。生命が何も無かった所に、10柱の神様が現れた。そこから色々と動き出す。そして、神様が生命を生み出すために選んだ星がこの星だ。名前は無いので、勝手に名前を付けるべきだとは思うが、まずはその星に何をしたのかだよな。
まず初めに、神様の力の一部である龍脈を流し込んだ。星の中に龍脈を流し込んで生命の育つ土台を作り上げたのだ。そこから色々と始まるんだけど。
そして、その龍脈を通じて産まれてきたのが魔物と動物と植物だ。この頃の魔物はドロップ品を落とすという事も無く、生き続けているだけの存在だった。自然発生した魔物に名前を付けていく作業が神様の仕事だったのだ。そして、そこから無限回廊という場所を作った。これは後に魂の修練所となる様に、人種を生み出すために作られたものだ。そしてこの時、初めて魔物がドロップ品を落とすという事になった。動物と植物はそれをせず、魔物だけにその権能を与えて、魂の修練所で人種を鍛えるために魔物を配置していった。これが1京層あると言う事なのだから、魂の修練所としての機能はあるのだろう。そして、修練し切ったら、神様になれると。そういう場所を作った。
そうして満を持して人種を作った。人種が生活しやすいように、魔紋章というものを与えた。魔法を使って強くなって欲しいという思いを込めて送り出したのだ。そして、魂の修練が十分に果たされ、格が大きくなってきたら、別世界へと魂を送り込む。そういう世界にしていたのだ。ただ、その魂の通り道を悪用されてしまった。
それが魔王である。異世界からの侵略者である。初めは神々が戦った。だが、神々にも力の限界がある。神の魔力は使ったら最後、元には戻らない。龍脈を作る時にかなりの無茶をした。それでも何とかして神々は魔王を倒した。しかし、毎回これでは魔力が底をつく。何とかしないといけないとして、世界に防壁を作った。そして、無限回廊に宝箱を設置し、そこから神降ろしの宝玉を排出することによって、人間の生命力で魔王と戦おうとしたのだ。勿論だが、修練された魂が消耗する。それは仕方のない決定だった。そうしなければ魔王にやられてしまう。この世界が、魂の修練の世界が、他の勢力によって滅ぼされてしまう。それだけは避けなければならなかった。
神様にも派閥がある。上位の神によって作られたこの10柱は、上位の神に成長した魂を納品することによって神としての格を上げていくのが仕事なのだ。しかし、外部からの侵略を許していては、魂の納品もままならない。そこで同派閥の上位神である、地球のある宇宙を管轄している神に頼み込み、優秀な魂を送り込んでもらう約束をした。それがゲーム『マジックエンブレム』の誕生である。そして、そのゲームをやり込んだプレイヤーで、死んだものをこちらの世界に送り込むという約束を取り付けた。しかし、時の流れは宇宙によって変わってくる。上位の神が作り込んだ宇宙の方が進行が遅いのだ。しかし、それでも何とかすれば、魂の納入が間に合うだろうと信じて待った。そして、1万年と2000年が過ぎて、漸くと魂が送り込まれてきた。それが俺だ。地球時間で4,5年しか経っていないが、こちらでは数千倍の速さで時間が経過していた。
その間に、6つある大陸の内、2つが異世界から来た魔王に支配されてしまっている。3分の1が使えない状況になっている。神々の意向としては、この2つの大陸も解放し、魂の修練所としての役割を果たしていきたいと考えている。上位の神に納品して、神格を上げなければならない。そして、それよりも前に、新しいオーダーが上位の神からやってきた。それが、他派閥を攻撃すること。魔王を送り込んできている神と同じように、他の世界へ侵攻しろという命令が下った。だがしかし、それには強い人種が必要だ。魔王に敗北する様な人種では侵攻に向かない。
対策をしたいが、神である以上、人種の世界に干渉をし過ぎる事が出来ない。魔力は有限である。それなのに、異世界を攻めなければならなくなってしまった。そんなとき、ケセリリ様が呼ばれてしまった。俺達の前に。そして、地球のある宇宙の神が魂を送り込んでくれたことを知った。そして、その魂の持ち主が、聖域を作り始めるという行動に出始めた。聖域は確かに神の魔力を強化してくれる。だが、人種にとっては旨味のないものでもあるのだ。
龍脈から流れ出る力の源を元にして魔物や動物、植物を作っている。それを一部、神への捧げものとして納め送る機能にしなければならなくなる。故にそれ程魂の修練には向かなくなるのだ。勿論だが、神としての魔力量は増える。それは良い事なのだが、人種にはデメリットが多かった。故に作るにも人種の意思確認が必要だったのだ。
幸いなことに、送り込まれた魂は、各所に聖域を作り、そこで狩りを始めた。そしてその結果として、神様の魔力量はどんどんと増えている。龍脈を作ったころに比べたら雀の涙かもしれないが、少しずつでも魔力の戻りを感じ取れてしまっている。これは非常に助かる事でもあった。今後の不測の事態に備えて、魔力が足りないという事になってしまっては問題だからだ。
更には送られてきた魂の持ち主は、1つの大陸を統一しようとしている。強く強靭な魂が何人も居る大陸を統一。これはこれまでの歴史の中で異常な事であった。人種は人間という種が一番傲慢で、一番数が増えやすい。寿命の差があるのは、どの種がどの位増えるのかが解らなかったからだ。色々と弄った結果、寿命が一番短い人間ほど、増える傾向にあった。例外はマーマンだ。水中で活動するのはマーマンだけなのだ。故に、大陸という縛りが無く、大海で生活するマーマンはもの凄い数が居るのだという。それでも人間には敵わないというのだから、人間が如何に多いのかが解るだろう。
とまあ、こんな感じの事を色々とぼかしつつ、書き連ねていっている訳だ。昨日も聖域を1つ作ったらからな。その時の情報も一緒に載せている。いやー、異世界に侵略しないといけないってどういう事なんだよって話だよな。上位の神様は何を考えているんだろう。というか、地球の神様と同じ派閥なのな。上位神の方が時間が遅いってどういう事なんだろうか。何かしらがあるんだろうけど、俺達には解らない世界なんだろうな。そして無限回廊である。神様が神様を作る機構って事なんだろうけど、この世界の神様って下級神っぽいし、色々と制限があるんだろうなって思ったね。無茶苦茶出来ないのは仕方がないとは思うけど。
後は色んな事をどう誤魔化すのかだよなあ。神様が言ったんだから従えって言うのも有りなんだよな。神聖共和国なんだから、神様の決定に従えって言えてしまうし。その辺をもう少しかみ砕くか。後は、国王様とモリエラルト大公爵様に見て貰わないといけないかな。急ぐにはそれ相応の理由もあるんだよ。昨日初めて聞いたこともあるんだけど。やっぱり神降ろしの宝玉を沢山入手しないといけないよな。神様と雑談って必要だと思うんだ。色々と情報をポロポロと落としてくれるし。まあ、何とか報告書に纏める事にしようか。




