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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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140/191

140話 次に攻める1番候補グテミエラ共産国、2番候補ケイリエルド商国

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 さて、モリエラルト公爵様に面会を求める前に、ある程度の方針を決めたいと思う。なので、王都に居たいつものメンバーに声をかけて集まって貰った。


「さて、色々と言いたいことはあるんだろうけど、集まってもらって感謝。次の目標をサクッと決めてしまいたいんだよな。何がしたいのかと言うと、大陸の制覇だから、とりあえず国を落とすことになる。それで、把握していないんだけど、今の同盟って何人いるの?」


「さらりと言ったけれど、また攻めるの? まだ内政も固まってないというか、どの貴族家がどの領地を担当するのかも決まってないわよ? まあ、私たちには関係ないんでしょうけど」


「うむ。時期尚早感が否めないのである。だがしかし、同盟員は約2億人になったのであるな。一応全員に声はかけたのである。約8億人が戦う事に消極的でかつ、普通に生活をしたいと望んだのである。無理強いする訳にもいかない故、仕方がないのである」


「今ってそんなに居るの? でも人間の方がもっと多いんだよね?」


「人間の数は凡そ150億人だな。てしも多すぎるとは思うが、同朋の数も随分と増えたものだ。……それだけ戦闘用の奴隷として使われていたのだと思うと虫唾が走るが」


「2億人か。1億2000万人増えたのか。お願いしていたレベリングはどうなっているんだ? 各地に散って貰ったって話は聞いているんだけど?」


「大半の奴がレベル100には上がったっつぅ話だったよなぁ?」


「だな。一応はそれだけの戦力には仕上げたそうだ。もっとも、熟練度や魔法の技術に関してはまだまだの所がある。実際には使えない戦力だろう」


「まあ、そうだろうな。がっちりと2年以上かけてきた皆と比べる方がおかしいか。そうなると、次回の戦争は5000万人くらいを連れていきたいと思うんだけど、問題は何処を攻めるのか、なんだよな。戦力的には申し分ないと思うんだよ。徴兵もすれば20億人くらいは集められると思うし。徴兵する必要は無いと思うけどな。国によってはだけど」


「その国とやらの情報が欠けているの。やれらにも話してくれんことには案の1つも出んの」


「だよなぁ。国が解らねぇのに攻めれねぇだろ」


「もっともだな。という事で、この地図だ。隣国は今の時点で5つだ。6つあったけど、ガルガントラ王国は滅ぼしたからな。北から順番に行くと、北にグテミエラ共産国がある。そして、北西にエドレルファス神聖共和国。西にケイリエルド商国。南西にズーラミエフ王国。南東にオラトランド王国がある。まあ、名前しか解らない訳なんだけど、俺的にはグテミエラ共産国が1番良いと思う。次いでケイリエルド商国になるかなって感じだな」


「ふむ。決め手に欠けるのである。現状名前しか解らないのである」


「そうでもないわ。情報としては1番落としやすそうなのがグテミエラ共産国で、次がオラトランド王国って所かしら?」


「えー? 2人の意見が違うけど、1番落としやすい国は一致しているんだね。何でそうなるの?」


「解らんの。情報が他にもあるというのが解らんの。現状解ったのは国の名前だけだの」


「いや、そうでもねぇぞ。メラリアが言ったのは、海岸がある国を選んだだろ? どっちの方が大きいのかまでは解らねぇが、どっちも海に沿っている。まあ、他の国の反対側も海って可能性はあるんだけどよ」


「成る程な。それでエルンストが推したのが、エドレルファス神聖共和国の隣接地だ。ここは戦争になっても介入してこない可能性が高い。教会自体が内部分裂しているって話を聞いている。末端は兎も角、上の意見が割れていると聞いているな」


「そうか。そうなると援軍に入られる可能性が低くなるな。2人の意見としてはそういう所が纏められているのか」


「そういう事だな。エドレルファス神聖共和国は非人間をどう扱うかで分かれてしまっている。今はまだ非人間も人間扱いするべきだという意見が大きい。だから、今なら味方にはならないまでも、敵にはならない可能性が高い。そう考えると、優先順位としてはその隣接国が落としやすいと言う事になる。メラリアの言っていることも解る。沿岸国であれば、援軍の可能性を消せるからな。だから、2人の意見としてはグテミエラ共産国が落としやすいんじゃないかってなった訳だな」


「でもさー、戦力は解らないんだよね? 何かしら情報って無いの?」


「それで変わってくるのは国名ね。エルンストが推した2つは王国では無いのよ。共産国と商国ね。商国は解ると思うけど、商売を主にする国って事だと思うわ。共産国はちょっとよく解らないけれど」


「商国は確かに軍事面での脅威は無さそうに感じるな。いや、冒険者が多くいる可能性もあるのか。お金で雇える冒険者が多いというのも厄介な所だぞ」


「まあ、そうなんだけどな。でも、冒険者ってそこまで強いと思うか? ってのが1つ。もう1つはそもそも軍隊が無い可能性があるって事だ。だからケイリエルド商国が2番目なんだよ。1番目のグテミエラ共産国ってのは、沿岸国であることが1つ。エドレルファス神聖共和国の隣国ってのが1つ。共産国ってのが1つだな。共産国って言うのは、うーん。説明が難しいが、王様とその取り巻き以外は平民って感じだな。王国から貴族を取っ払った感じだ。だから軍隊も王国軍しかいない可能性が高い。しかも、軍隊の練度もそこまでじゃないと思う。共産国の1番の敵って自国民だから。自国民を威圧するための軍隊だから、そこまで強くないんじゃないかって思うんだよな」


「ん? 軍隊が自国民を害するのであるか? 本末転倒では無いか?」


「そう思うの。普通は自国民の保護を謳うはずだの。何故に自国民を脅す必要があるのかの?」


「簡単だ。考えてみればわかる。貴族が居ないと言う事は、貴族の軍が居ないという事だ。それはすなわち、数では圧倒的に自国民が多い。それが団結されると共産国の王家が倒される可能性がある。それを鎮圧するための部隊だろう」


「あー。じゃあ、冒険者とかも反乱側に回る事が普通にあるって事なんだよね?」


「そういう事だな。だから、割とやりやすいんじゃないかって思うんだよ。共産国の要の軍隊さえ倒してしまえば、国の乗っ取りが完了するからな。後は、この国って非人間の扱いが人間よりも悪い可能性があるから、滅ぼしてしまいたいってのがあるかな」


「それはどういうことだ? 王国との違いがあるのか?」


「なんとなく解ったわ。要は不満の捌け口を求めているのね。自国民が抑え付けられているのであれば、不満が溜まる。それの捌け口として非人間を使っているという訳ね」


「その可能性が否定できないんだよな。共産国って基本的に民衆が貧乏になりやすいんだよ。富を全部国が吸い上げるから。それの不満の捌け口として非人間を使っているんじゃないかって思うんだよな。多分だけど、非人間の家畜化というよりは、全部の非人間が奴隷になっている状態なんじゃないかな」


 解らんけどな。共産国って名前だから簡単に滅ぼせそうな気がするのと、割と平民も殺しても大丈夫なんじゃないかって思っているだけで。王国だと貴族が出てくるだろうが、共産国って軍は1つしかないし。それに冒険者が共産国に居るとも思えないんだよな。自由が基本的にないから。下手をすると冒険者ギルドすらない可能性がある。


 戦いやすそうなんだよな。不慮の事故が少なくなりそうなんだ。全員殺しても問題無いというか、更地にしても良いというか。まだ実体は解らないけどな。その辺りはこれが終わってからモリエラルト公爵様に聞きに行くから。

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