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137話 第4王子派外の貴族派と第1王子第5王子を討ち取り、2国を統一

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

『こちら戦闘班、国境の村まで攻略を完了した。これ以上は進めない。占領隊を待ってから反転してそちらに向かう。今度はメルトリスラ王国の内部を落とせば良いんだよな?』


「その通りだ。第4王子派以外を落としてしまう。貴族は皆殺しでいい。生かすだけ無駄だからな。徹底的に頼むぞ」


 漸くガルガントラ王国の最北東を落とした。これですべての土地を落としたことになる。非人間牧場の数も相当数あったが、全部救出済みだ。徹底的に叩き潰したからな。非人間の数がもの凄い事になっているが、仕方がない。それ以上に人間が多いんだから、もっと目も当てられない。これからは俺達も敵の領地に入って戦闘を繰り広げる事になる。漸くだな。これで住みやすい土地になってくれれば良いんだけど。


「時はきた! 俺達も戦闘に参加するぞ! 隣の村を占領後、10人20班に分かれての攻略になる! この時まで力を温存してきたんだ、盛大にやってやるぞ! 気合を入れろよ!」


「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」」」」」


 全速前進。既に半分近く落ちているという話だからな。ちゃんと地図を作って確認しながらの作業となる。どんどんと攻め落としていくぞ。それがまず初めの仕事だ。そして、最終的には王都を落とす。第4王子の手によってな。第1王子の革命を第4王子の革命で返すつもりでいるんだ。多くの血が流れる事になるんだけど、こればかりは仕方がない。特に非人間排斥主義者を生き残らせても意味がないんだよ。潰してしまう方が有意義だ。


 最初の村には、戦力などは存在しなかった。まあ当然だよな。村に戦力は置かないだろう。置いてあったとしても町以上になる。村人は普通に農作業をしているが、こっちをちらちらと見ている。まあ、問題ないだろう。問題があるとすれば、ここからなんだから。


「言っていたように20班に分かれるぞ。この方向に走っていく。まあ、被りも出てくるだろうが、その辺は仕方がない。被らないようには無理だからな。俺達が殲滅した後に、第4王子派の占領軍が送り込まれてくるはずだ。何とかなるとは思うが、健闘を祈る。こんな所で死ぬんじゃねえぞ」


 放射状に散っていく部隊。俺達も走り抜ける。部隊編成なんかは戦争が始まる前に終わっている。電撃戦は速さこそ命。遅い電撃戦はあり得んのだよ。徹底的に落とす。脅威となるもの全てを排除する。そんな気分で突っ込んでいったんだけど、村には戦力は居ないし、魔境に入り込むわけにもいかないので、手頃な町を見つけて突貫した。


「兵士発見! 捕らえます!」


「第8紋章、魔法準備! 索敵班、索敵準備!」


「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!!!」」」」」


 門番を捕えて、いつも通りの魔法を使う。関係者があぶり出される。この感じだと、非人間排斥主義者では無さそうだな。だが殺す。生かしておく必要はない。サクッと殺してターゲットを攻撃していく。巡回している兵士を、領主館を守っている兵士を、そして、領主館に居る関係者を全員殺して回る。勿論代官も殺すのだ。10分もしない内に制圧が完了する。これで次の目標に向かって走っていく。それをひたすら繰り返すのだ。地図も作りながらな。残念ながら、第4王子派の領地には、良い感じのレベリングと素材が美味しい狩場が無かったので、今回の探索で見つけられたらと思うんだけどな。まあ、後々何処がどんな狩場だったのかを纏め上げないといけない。良い感じの合金も欲しいからな。それには蹂躙が必要になるんだけどな。


 1日に60もの都市町村を回っていく。都市町では、兵士を殺し、領主館に居る全ての人間を殺して回る。それがたとえ子供であっても。精神的に来るものがあるが、未来の反乱分子となる可能性がある以上は殺さざるを得ない。どういう経緯で自分の事を認識するのかが解らないからな。そういう場合はしっかりと殺しておくべきだ。


 そんなこんなで10日ほど時間を掛けて、漸くと王都のみを残すところまで来た。既に全ての領地は第4王子派の戦力に占領されている。……他国からの横やりも考えられたんだけど、今の所はそんなところは無いみたいで助かっている。確実にあると思っていたんだけどな。プランEが最悪の展開だったんだよ。全敵国から同時に攻め込まれる事が。そして、その時に第4王子が死んでしまうと、この革命は終わってしまう。それが無かっただけでも十分だろう。


 王都にも十分な戦力が入って戦っている。いや、蹴散らしていると表現する方が正しいか。どんどんと敵が討ち滅ぼされて行く。第4王子も既にこの場所、王城前にやってきている。また1人また1人と敵が死んでいっている間、何を考えているのかまでは解らない。どうしてここまで愚かなことをやったのかと見ているのかもしれない。


 流石に話しかける気にはならない。俺は貴族になりたい訳では無いし。俺がやりたいのは自由に生きる事。その為にこの国を落とすのだ。こんな世の中では自由に生きられないからな。楽しく自由に生きるためには色々と必要になるんだよ。今日はその1歩となるのだ。こんな糞みたいな国を終わらせる。それが自由への道だと信じて。


「何故だ! 何故だ何故だ何故だ!? 何故私が負けなければならない! 国王である私が! 何故だ! 何故何故何故!?」


「そんな事も解らないからですよ、兄上。王とは全てを統べるもの。それは人間だけにあらず。非人間たちにも人権は与えられるべきだ。それが解らないから兄上は負けたのだ」


「貴様、エーミール! この国を乗っ取って何をするつもりだ!」


「何もしませんよ。ただそうですね。全ての人が暮らしやすい世界を作っていく。それが私の夢であり野望です。兄上の野望は打ち砕かれたのですよ。他でもない非人間たちの力によって」


「黙れ黙れ黙れ! 俺はまだ終わってない! 誰か! 俺を助けろ! そうすれば貴族として召し抱えてやる! 誰か俺を助けるんだ!」


「哀れですね。裏で色々と動いていたようですが、私の派閥までには手を回せなかったでしょうから。非人間排斥主義者では、私の派閥に紛れ込めないでしょう? 今の兄上の前には、敵しか居ませんよ。さあ、磔にしてしまいましょう第5王子も一緒にね」


「止めろ! 止めてくれ! 俺を助けろ! エーミール! エーミール!!!」


「革命では血の粛清を行う必要がある。首を落として晒し首にしてしまいなさい。……さようなら」


 無情にも2人の王子の首は落とされ、体の前に置かれた。王都のど真ん中の城の前に。


 漸く終わったか。長くも短くもあった。2年も待った割には、1か月で片が付いてしまったな。これ以上ない成果が上がったと言ってもいい。後味は、あまりよくないけどな。けれど、生かしておいても良い事はない。これからこの大陸で同じことをしていくのだ。あまりにも無情な事かもしれないが、全ての人を平等に扱うにはその位の覚悟が必要なのだ。


 まあ、平和になったとは言えないけどな。貴族家の再編と次の目的地への侵攻、色々とやる事が多いな。同盟員にもとりあえずの休みは必要だろうし。まずはお疲れさまと言いたいな。これからが激動の時代になっていくんだけど。これは始まりに過ぎない。終わりはまだまだ見えてこない。何時になったら終わるのか。それが問題なんだよな。とりあえずは、2か月は休めるんじゃないか? その位で次の国を落としに行かないといけないだろう。その位のペースでいかないと、後9個の国が残っている。しっかりと大陸を統一しなければならない。

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