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136話  第1王子が国王と第2第3王子を暗殺。第5王子は第1王子に寝返り・海にマーマン

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

『報告です。第4王子が暗殺されかけました。方法は襲撃です。こちらでは撃退しましたが、情報収集をした結果、第1王子が国王、第2王子、第3王子を暗殺。第5王子は第1王子に寝返ったそうです。現在、第4王子を護衛しつつモリエラルト公爵領の領都に撤退中です』


「了解した。そう動いてくるだろうと思っていたところで、ちゃんと動いてきたな。しかし、第5王子は第1王子に寝返ったのか? 暗殺された訳では無くてか?」


『こちらが掴んだ情報ではそうなっております。現に第5王子は生きていましたから。索敵担当がそう言ってます』


「解った。それじゃあプランDに移行する。第4王子を安全圏まで護衛するように。こちらも全力で反撃をしているところだ。とにかく第4王子には生き残って貰わないと困るんだ。しっかりと護衛してくれよ」


『解りました。報告は以上です』


 さて、ついに来たか。こうなるだろうとは思っていたし、準備もしてきた。……第5王子が寝返ったのが予想外だったが、国内が全て敵になったと言う事なんだよ。戦力は残しておいて正解だったな。これで気兼ねなく殲滅できる。


 避難させた非人間の奴隷たちにも参戦して欲しい所ではあるんだけど、流石にまだまだレベリングも熟練度も足りてないからな。今回は拠点の維持だけにしてもらう。数としては3000万人が反攻作戦に出ているはずだ。プランCで既にそのことは通達しているし、プランDに移行したからと言って、向こうの戦闘員が何かを変えないといけないって事は無いんだよな。


 ドゥニエルから連絡を貰ってから5日後の話だ。既に反撃をしている状態だ。周りは全て敵。今は第1王子派と第4王子派しか居ない状態になっている。……この状況で第4王子派に転ぶ貴族家がいる訳もない。全部が第1王子派に吸収されてしまうだろうな。まあ、無意味なんだけど。全部を滅ぼす予定だからな。因みに、王都も落とすからな。流石に20人では第4王子を守りながら王都を落とすのは難しい。出来ないとは言わないが、何かがあって貰っては困るんだ。俺達の旗印を折られる訳にはいかない。これは決定事項である。


 さて、ここからの動きは簡単だ。俺達は、まだ待機。こっちの戦争が終わるまでは待機である。後10日間もすれば落ちると思っている。その邪魔をされない事と、逃げ道を完全に塞ぐという効果がある。他国に逃げるのは常道だからな。再起を計るために他国へ逃げる。それの一角であるガルガントラ王国を抑えているのは第4王子派だ。簡単には逃がすつもりはない。


 この国境線を抑えている状況で、こちら側に逃げる貴族家は居ないはずだ。まあ、逃げるための準備に手間取れば落ちるんだけど。領都まで攻め込むのに2日もあればかかり過ぎな方なんだから。既に落ちている可能性の方が高いんだよな。大体の貴族家に関してはそうなっているだろう。俺達の出る幕があるのかが不安だ。最後の最後しか出番が無い様な気がする。


 最後の最後には王都を包囲して、第1王子を捕まえるまでがプランDとなっている。今回はここに第5王子も含まれることになったんだけどな。王都で処刑して、第4王子が国王として国を建て直すという名目で、他国に宣戦布告する。これは決定事項なんだよ。大陸に国が11個もあるという事は、落とすべき国が10個もあると言う事なんだから。それを短期で落とし切ってから、領地の再配分になる。その時に、色々な人物を貴族に引き上げて貰う過程で、非人間の貴族家も作る事になっている。大体3割程度の貴族家を作る予定だ。


 そうしたら今度は人間にも強くなってもらう。非人間を人間として扱う事が出来る人間ならば、強くなってもらっても良いと思うんだよな。色々と権益を貰わなくても十分にやっていける筈なんだよ。非人間の権益は貰う。これは決まりだから仕方がない。まあ、全部を寄こせとは言わないので、自由にしてくれれば良いんだけどな。ある程度は自由が保証される大陸になると思う。人間側が変われないと難しいんだけどな。貴族家は全部潰すが、非人間排斥主義者は隠れ潜むだろうから。その末端までは排除しきれないと思う。こればかりは仕方がない事だとは思うんだけど。


 大陸を統一するのに何年かかるだろうか。早ければ5年でケリを付けたいと思っているんだ。その位で考えないと次の大陸に行けないからな。……大陸が違うと懸念材料もあるんだけど、ここもゲームの世界だからな。ご都合主義の塊みたいな感じだし、大丈夫だろうとは思うんだけど、最悪は言語の覚え直しからなんだよな。言葉が通じないって可能性はある。魔王とは会話が不可能なんだけど、別大陸の人間と言葉が通じるのかって、解らないからな。検証班の結果では、世界は共通語を話しているという結論に達していたが、この世界でもそうだとは限らない。……世界共通語の可能性が高いとは踏んでいるけどな。


 世界共通語でないと、魔法が全部変わってくるはずなんだよ。そんな事は流石に無いと思うんだよな。しかも神様と言葉が一致していたからな。世界共通語である可能性は高い。これで神様が別の言語を話していたのであれば、色々と変わって来るんだろうけど、そんな事は無いと思うからな。そんな理不尽なゲームだとは……ゲームの難易度的にはあり得る話なんだよな。でも、流石にそんなところまでは弄ってないと思いたい。国と国が違うんだから言語も違うよねって事にはならないで欲しいな。なって貰ったら本当に困るんだけどな。


『こちら最前線、こちら最前線。遂に海というものを発見した。これが海なのか。というか、マーマンを初めて見た。海にしか住めない非人間って聞いてたが、マーマンとは普通に交易をしていたらしいぞ。……他の同朋とは何故こんなに扱いが違うのか』


「そうか。海まで行ったか。後は恐らくは北上するだけだよな?」


『予定ではそうなっていたはずだが、ガルガントラ王国は南に行くほどに広くなっていっていた。よって、部隊を大きく分けたからな。もしかしたら南下が正解かもしれない。その指示が欲しくて端末通信で連絡した次第だ』


「ああ、台形みたいになっているのか。失念していたな。北側でもそういう可能性があるが、解らない以上は作戦通りに事を進めてくれ。北上していくように。マーマンとの交渉は誰か適任を選んで……いや、俺が出向く可能性がある。関係は良好な関係を築いておいてくれ。海を汚すような事はしないでくれよ」


『解った。北上するんだな。マーマンについては任せる。……多分だが、他の非人間とは扱いが違うんだろうと思う。こっちでは話が通じない可能性もある。頼んだ』


 そうか。マーマンも居たな。……不人気種族だけど。最終的には魔王が出てくるのは大陸なんだよな。沿岸部でしか戦えないマーマンではあまり有効活用できないんだよ。その代わり、鰓呼吸も出来るので、泳ぎたい人には向いている種族だ。都市も海中にあるという面白い種族だし、そもそも出てくる魔物が違うので、別ゲーをしているとまで言われていたかな。無限回廊も水没しているし。……もしかしたら、神様が大変な目に遭ったのって水中専用の魔物を沢山考えないと行けなかったからなんじゃなかろうか。神様は水陸両用なんだろうけど。


 肺呼吸も出来るからマーマンは強いんだけど、陸だと遅すぎるんだよな。魔法のテンプレも違うものになっているし。まあ、物好きしか使わないって言われてたよな。俺は使ったことが無い。流石に対人戦でマーマンを使う気には成れなかったからな。さて、状況は動いてきた。俺達もそろそろ動けそうだな。

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