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魔紋章のある世界へ  作者: ルケア


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104話 無限回廊の権益を貰い、大魔の森を潰して作り変えの許可を貰う

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 多分だけど、半分思考を放棄されているな。よく解らないことになっているんだから、仕方が無いとは思うんだけど。俺もよく解ってないからな。規模とかよく解らないし。だって、同盟の盟主をやるって初めてだからさ。よく解らない事もあるんだよ。


「それで、2つ目の要求なんですけど、敵国から奪った土地で、非人間が何事もなく普通に町人、村人として生きていける場所が欲しいんですよね。そこまで広くは無くても良いので、同盟の拠点の大きいものみたいな感じの土地が欲しいんですけど、良いですか?」


「その位は構わん。……ガルガントラ王国を落としたのであれば、その位の土地の余裕はある。本当に落とせた場合に限らせてもらうぞ。それについては、結果次第であって、確約は出来ん」


「結果次第では大丈夫と言う事ですね。解りました。3つ目の要求は、2つ目の要求に関係してくるんですけど、その辺の土地一帯を貰う訳なんですけど、無限回廊も最低1つ以上は欲しいんですよね。資源的価値もあるとは思いますけど、これも認めて欲しいです」


「良かろう。ただし、これも確約は出来ん。結果次第だな」


「それも解っています。で、4つ目ですが、今のヒルストン伯爵領の無限回廊の権益も欲しいです。具体的には鉱山と同じ様な扱いにして欲しいんですよね。同盟〈光る原石〉以外の入場を禁ずるというところまで行ければベストに近いんですけど、どうでしょう?」


「……そうだな。現状、1層しか潜れない者たちを追い出したのだったな。実質的にやっていることはそう変わらん。だが、権益にするのであれば、こちらも無限回廊1つにつき月に1個、年に10個程の当たりの宝物を融通してもらう事になるが、それでも良いのであれば許可しよう」


「解りました。品物としては、当たりであれば何でも良いんですか?」


「当たりで、こちらが必要ないものを除いて、だな。それでも良いんだな?」


「はい。大丈夫です。その位であれば集まると思いますので」


 無限回廊の権益をゲット。これは大きいぞ。マジで大きい。無限回廊の宝箱で、1年間に10個納品するだけでいいとか。激甘判定だな。マジックバッグで良いのかな? それなら1日に何個も取れるんだけど。出る時は出るんだよな。しかも700層付近だと、当たりも70%。実に美味しい。開けたら当たりの方が確率が高いのだ。こんなことってあるか? それくらいに酷い取引だと思うんだけど、無限回廊はヒルストン伯爵領に4つ。40個で無限回廊を好き勝手していいとか最高かよ。


 後は、正直必要かどうかは解らないんだよな。無限回廊を確実に1つは貰えるように確約を取れれば良かったんだよ。最悪、ヒルストン伯爵領が転封になった場合も考えると、1つは確保しておきたいもんな。これで1つは確保したんだから後は潜るだけである。皆で潜れば何層まで行けるんだろうか? 1000層は超えられるんだろうか。


「最後に5つ目。ヒルストン伯爵領の南東にある大魔の森なんですけど、近々調査をするんです。どんな悪魔が出てくるのかを調査して、強さを確認するんですけど、必要ないなと思った場合、消し飛ばしても良いですか? 現状、利益になっていない土地じゃないですか。平らにするか、別の狩場に作り直すか、色々と弄っても良いですか?」


「……ん? すまん。意味が解らなかった。もう1度詳しく説明してくれ」


「ヒルストン伯爵領の南東に、大魔の森という狩場があるのはご存じだと思います。その1層目の魔物を調査したいんですよ。冒険者ギルドに聞いたところによると、生存報告が無く、どんな悪魔が住み着いているのかが解らないとなっていたと思うんです。悪魔だと確証を得ているのは、鑑定魔法で鑑定したからだと思うんですけど、魔物が解らないってのは、余りよろしくないと思うんですよね。なので、こっちで1度調査をさせて貰います」


「大魔の森は、確かに鑑定した結果だ。魔物についての調査か。まあ、解らないという状態で放置はしておけないからな。調査で死ぬような事は避けて貰うが、その辺は心配いらないのだろう」


「まあ、大丈夫だろうと思います。それで、有益な狩場であるのであれば、そのままに残しておきたいんですよ。でも、必要ない狩場だった場合、スタンピードで強い悪魔が大量に出てくるのは面倒な訳です。なので、狩場を潰すか、もしできるのであれば、作り変えたいなと思っているんです。それの許可を頂きたいと思います」


「狩場を、潰す? どうしてそうなる。何をしたらそんな事が可能になるんだ?」


「簡単、ではないんですが、神降ろしの宝玉を使います。それで、神様を降ろして、狩場を消し飛ばして貰います。その位の事であれば、神にとっては造作もない事なので。で、その後に交渉をして、有益な狩場に作り変えて貰えるのであれば、作り変えて貰おうと思ってます。その辺は、神様との交渉次第なので、どうなるのかまでは解らないんですけど、少なくとも、要らないのであれば、狩場を潰したいと。そういうお願いです」


「待て。神降ろしの宝玉は、王都の教会に安置してある筈だが。有事の際に使う最後の手段として有名だ。あまりにも強すぎて使い手は必ず死ぬとも言われている。それを、使うのか?」


「ええ。俺達の同盟は4つ持ってますので。なので1つくらい使っても問題ないんですよ。それと、死ぬって問題なんですけど、その辺も検証ですね。発動の魔力は足りているので、それだけでは死なないんですけど、その後の魔法の行使に耐えられるのかとか、その他諸々を確認したいので、1人ちょっと犠牲になるかもしれない人を確保してます。……なんとなくですが、大丈夫な気がしているんですけど。こればかりは使ってみないと解らないですね」


「……本当に常識の外にある同盟だな。まあ、良いだろう。大魔の森に関しては好きにするが良い。こちらも何も出来ていないのだ。何も出来なくても変わる訳では無い。ただ、前回よりも凶悪な狩場にすることは駄目だ。以前よりも強力な魔物を出現させるような事は禁止する。いいな?」


「解りました。神様にもその様に交渉します」


 オッケーオッケー。要求は全部通ったな。ある程度の譲歩はあるけど、要求が通ったのであれば問題ない。これで実績分の貸しは返してもらったって形になるのかね? 詳しいことはよく解らないけど、これで貸し借り無しだと言う事だ。戦争で大きな貸しを作る事になるんだろうけど、それは知らない。第4王子派が勝てば、色々と世界が楽しくなるってだけなんだよ。非人間無しの世界とか、面白くも何ともないんだよな。折角のファンタジー種族である。居た方が良いに決まっているだろうに。エルフとか、ドワーフとか、ロマンだよな。


 ふっふっふ。交渉は終わったも同然。無限回廊の宝物を年間40個融通するだけだ。後は戦争に勝ったら好きにしても良さそうな感じだ。戦争も好き勝手に暴れても良いというお墨付きを貰ったのだ。皆で何時迄に王都を落とせるのかの勝負だな。殲滅しながら王都を目指す訳なんだけど、どうするか。いや、勝負はしない方が良いか。満遍なく効率的に素早く落とす方が優先かなあ。戦略系ゲームと思って動かせば良いんだし、端末通信もその分確保しておきたいな。まだまだ足りないものが多いな。


 後は消化試合だ。適当に駄弁って帰ろう。緊張したけど、思ったよりも喋れたな。それに大きな嘘は無かったし。問題ない程度だろう。ちゃんと魔法は使ってたぞ? 勿論確認している。使っていると思われていても構わんのだ。こっちがやりたい放題やった結果がこれだ。後はどうなる事やら。

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