第一章 第2話 -才能決め-
少し遅れました!すみません!
今回の話と前回の話が若干合わなくなってしまったので、前回の話を少し加筆修正しました。
今回文字数少なめです。
「じゃあ僕はここで待ってるから3つの才能を決めてね、何か質問があればご自由に」
「あ、はい、わかりました」
「よし、じゃあ才能決めよう!」
「どんなのがいいですかね……」
才能は特に制限なく決められるらしい。だが、すごい才能だったり、今の自分が全くやったことがないことにしてしまうと、才能開花まで時間がかかるそうだ。
まあ才能はあっても努力はしなきゃいけないもんね。
「やっぱり好きなことにするのが一番だよね」
「黒子は死ぬ前にゲーム内BGMに不安を感じてたから作曲とかにしたら?」
「いいですね!作曲だけだと不安なのでほかの音楽系も頼んでみますか」
黒子は作曲だけでなく、楽器、歌の才能ももらうことにしたらしい。
やっぱり作曲するにしても自分で弾けたほうが色々楽になるしね。
「うーん、千春は運動とかかなあ」
「ダンスとか好きでしたもんね、ゲームのモーションとかも考えてくれてましたし」
「そうだね、デザインの部分もやってくれてたし、絵の才能とかもいいんじゃない?」
「いいねそれ!」
千春は運動、絵、そして娯楽の才能をもらうことにしたらしい。
ゲームとか好きだったのに下手だったもんね。私はどんな才能にしようかな?
「玲はプログラミング担当だったし、機械の才能とかで良いんじゃない?」
「あと玲さんって、ドラマとか好きだったじゃないですか、演技の才能とかでもどうですか?」
「演技の才能か~、機械の才能はプログラミング好きだしいいとは思ったけど、演技は自分でやるって感じじゃないし……」
「でもそれ以外なくないですか?」
その通りである。
そこまで何かが好きというわけでもなく、もらいたい才能がそこまでないことに気づいた。どうしよう……
「まあ、適当に決めちゃって良いんじゃないかな。そこまで悩んでも仕方ないし」
「えっ、自分のこれからの人生にめっちゃ響いてきますけど大丈夫ですか?」
「でも、ここで何か新しい物を探すこともできないしそれにしようかな」
結局私は機械、演技、金稼ぎの才能にした。
他に頼みたいものもないし、結局お金はすべてなんだよね。
「どう?決まった?」
「はい、決まりました」
「了解、ああ、ちなみに口頭で伝えなくていいからね。考えてるだけでわかるから」
「そ、そうなんだ」
若干千春が引いている。
考えてることがなんでもわかるって結構怖いもんね。
「よし、終わったよ。そしたら転生させるね」
「緊張するね」
体が薄くなってきた。
まず転生したら何をしようか、まあ一番最初は自分の才能を生かすためにPCとかねだってみようかな。
「それじゃあ頑張ってね」
「みんなで頑張ろう!」
「そうだね!」「そうですね!」
「あ、言い忘れてたけど才能に見合った親のところに転生するので、転生先3人とも違うからね。」
「「「え、ちょ、まっt
おぎゃあああああああ!!!!(それを先に言ってええええええええええええ!!!!)」
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「元気な子が生まれましたよ!」
「本当か!」
この声は今世のお父さんの声か、前世での誰かに似ている気がする。
でもやっぱり一人らしい。三つ子だったらよかったんだけどね、ほんとあの神様最後に重要なこと教え忘れて……
あの事知ってたら初めて会ったとき用に合図とか考えられたんだけどね。
次あったら絶対文句言ってやる。
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「クシュンッ!ねえ、なんか寒気するんだけど、風邪かな」
「気のせいじゃないですか?あなた神様ですし」
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「花林花林!元気な子が生まれたぞ!」
「本当?よかった」
「よく頑張ったな」
「ありがとう誠くん」
ん?誠?花林?あれ…どこかで聞いたことがあるような……
「もう名前は私たちで決めてあるわよね」
「もちろん!この子の名前は琴だ!笹峰琴!」
え、笹峰誠と笹峰花林って……もしかして…
『Motako社』の社長さんと女優さん夫婦じゃあございませんか!?!?
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誤字脱字があった場合は教えていただければ幸いです!