武道会Ⅲ
武道会 第2回戦
ドーム場の真ん中にそれなりの広さがある石舞台。それを囲むように観客席が上の方へと並んでいる。席には、満席ではないが空席が余り目立たない程の埋まり具合だった。
観客の歓声を浴びて、舞台に2人立っている。
1人は、黒髪の毛先2cm程だけが赤い色をしている青年。普通の体格に、整った顔立ち。この青年は、坂井俊貴。魔法使い(見習い)である。
もう1人は、黒髪のショートヘアで蒼い瞳の女性。華奢な体に似合わない膨らみを持ち、腰には木刀がぶら下がっている。彼女は、クロエといい、かつては“世界を再生するものたち”と呼ばれるテロリスト達の幹部だった。その中でも、上位の幹部だったのだが、計画の最終段階でトシキ達とぶつかり、トシキの仲間であるアイギスと引き分けた。
そんな2人がこれから第2回戦の1試合目をこれから始めようとしていた。
「2回戦の初戦を飾るのは、一回戦で前大会の猛者を圧倒して勝利した2人です!」
甲高い様な、野太いような、2つの声が歓声に混じっている。
「見た目は好青年!だが、やることは容赦なし!!坂井俊貴選手!!」
「なっ!?」
歓声に笑いが混じる。トシキが自分の紹介に苦い顔をする。
「対するは、可愛い顔して男を一撃で沈める力を持つ!クロエ選手!!」
実況兼司会をする男を睨み付けるクロエ。
ズボンからハンカチを取りだし、額の冷や汗を拭う。
「さ、さぁそろそろ始めましょう。」
ハンカチをしまい、マイクを持ち直す。
「試合開ー始!!」
開始合図と共に、クロエが縮地でトシキの目の前に現れた。
が、トシキは動じない。
「一瞬でクロエ選手がトシキ選手の目の前に現れた!」
と、実況。
「何でこの大会に出た?」
クロエにだけ聞こえるくらいの声で聞くトシキ。
「…私に勝てたら教えてやるよ」
「!」
一瞬で跳びトシキの背後に回り、両手を握りトシキに思いきり振り下ろす。
トシキは、冷静に後ろを振り返り、クロエの手を右手で軌道を変えて流し、左の掌で腹目掛けて突く。
「!」
空中でかわす事ができず、魔力を集中して、トシキの攻撃を受けた。
「ぅっ…」
魔力でも完全に威力は消しきれず、呻く。
「くぅ…!」
クロエが追撃を防ぐため、後ろへ跳ぶ。
すぐにトシキが反応し、間合いを詰める。
何とか体勢が整い、足払いをするクロエ。
「!」
トシキは当たるギリギリの所で跳び、空にかわす。
「しまった…!」
空に跳んだトシキが焦る。足払いはクロエの罠で、クロエが右手で拳を握り、左手でトシキの腕を掴んだ。
「かはっ…」
トシキの腹にクロエの右手がめり込む。
クロエはトシキの腕を離さずに、更に舞台に叩きつけた。
舞台をへこませて倒れるトシキ。
が、直ぐ様立ち上がりダウンを取らせない。
「やるじゃん…」
と、砂を払うトシキ。服が所々破れていた。それを見て少し不機嫌になる。
「…ふぅ」
トシキが呼吸を整えた。
縮地で突然クロエの後ろに移動するトシキ。
「!」
それに反応し、回し蹴りを繰り出すクロエ。
だが、トシキはそこにはいなかった。
自分の足元の影の変化に気づいたクロエは、上を見た。
「な!?」
気づかれると思ってなかったトシキは驚いたが、右手を強く握り振りかぶる。
クロエも右足でトシキを横から蹴ろうとする。
「ちっ!」
舌打ちして、左手でクロエの蹴りを止め、舞台に着地する。
そして、一歩クロエの方に踏み込み掌でクロエの腹を打つ。
「あっ!」
トシキはその場で軽く跳び、怯むクロエの横腹を蹴り飛ばす。
「ぅっ!」
舞台に叩きつけられ、呻くがすぐさま体勢を立て直すクロエ。
が、体勢を立て直したクロエをトシキが拳を振るう。
「はあぁ!」
クロエが場外に吹き飛ぶ。
「クロエ選手、場外へと吹き飛んだー!」
実況者がカウントを取り始めた。
「1、2、」
カウントの途中でクロエが舞台に戻ってきた。
「クロエ選手無事に舞台に復帰!試合続行です!!」
歓声が上がる。
「…はぁ」
小さいため息をつき、木刀を手にとるクロエ。
「おぉっと!クロエ選手木刀を握りしめた!!遂に本気かー!?」
「…もう時間はあと半分。そろそろ本気で来なよ」
クロエの周りをオーラ状の魔力が纏う。
「あれは!」
控え室から舞台を見ていたアイギスが身を乗り出す。隣で桜が壁から落ちる、と心配する。
「それがブレイブか…」
クロエの奥義ブレイブを見て感心するトシキ。
魔力の練り、密度、質、どれも高く澄んだ蒼色をしている。
ブレイブ自体は、トシキの“旋風の雷”と同じ肉体強化。だが、トシキのとは違い、力、守り、速さの全てが飛躍的に上がる。トシキのは、力、速さが飛躍的に上がるが、それに引き換え守りが下がり、打たれ弱くなる。
「じゃあ、オレも」
トシキを中心に舞台上を風が吹き、風と小さな雷を無数に纏った。
「トシキ選手、風を纏ったー!?」
トシキの、と言うより2人を見て客がざわつく。
「詠唱はしてないけど、あれは流石にまずいんじゃ…」
神楽が苦笑いする。
「まぁ良いんじゃない?」
と、霊紗。
「…いいのかなぁ」
神楽が不安な表情を浮かべる。
「“旋風の雷”…。その強さは身に染みてる。でも!あの時の私じゃない!!」
縮地でトシキの後ろに回り込むクロエ。
「!」
クロエは木刀を振り下ろすが、空を裂き舞台を砕いた。
トシキは一瞬で前に跳んでかわした。
「っ…」
クロエの一撃がかすって、トシキの頬に小さな切り傷を作り血が少し出る。
手で血を拭いクロエを見る。
舞台から木刀を引き抜き、クロエもトシキを見た。
「…」
クロエが微妙に違和感を感じた。
(両方ともできなくはないか…)
と、トシキが感覚を確める。
クロエが木刀を握り絞め、再びトシキに突っ込む。
「でやあぁぁ」
クロエが素早く木刀を振り回すが、トシキは全てをかわす。
「くっ……!はあぁ!」
当たらない攻撃に焦り、思いきり木刀を振り下ろす。
「なっ!?」
案の定かわされ、再び舞台を破壊する。
その隙に、クロエの横に回り込み、一歩踏み込み肘で横腹を突く。
「うぐ!」
怯んで思わず木刀を離すクロエ。
そんなクロエの後ろに回り背中を肘で打つ。
「ぐ…しまっ……た」
雷が付加されており、筋肉が麻痺し舞台に倒れるクロエ。
「クロエ選手ダウン!」
「1、2、3、」
「立てないよ。強めの雷だから動けない。」
立ち上がろうとするクロエに言葉をかける。
動けないクロエが苦い顔をする。
「8、9、10!そこまで!!」
10カウントをすぎ、試合終了を告げる。
「二回戦第1試合、熱い戦いを制したのは坂井俊貴選手だー!」
実況者がトシキ達の戦いに興奮して叫ぶ。今までに見たことのない試合を見れて、観客達もかなり興奮していた。
トシキは観客を完全無視して、所々小さく破れている服を見て肩を落としながら、控え室の方に歩いていった。
「えー…、舞台が所々壊れていますが、第2試合を始めたいと思います!」
観客が興奮したまま声をあげる。
「それでは選手の入場です!」
ミゼル・ドールと幾月才人が舞台上に上がってきた。
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治療室
2試合目が始まっている最中、トシキは選手治療室に来ていた。
治療室にはベッドが3つ置かれ、治療用具が並んでいる。
そのベッドにクロエが横になっていた。
「…何のよう?」
クロエが治療室のドアを開けたトシキをジト見する。
「何のようって、自分でオレが勝ったら大会に出た理由を教えてくれるって言ったの、忘れたのか?」
苦笑いするトシキ。
「…あぁ、覚えてたの」
と、そっぽを向くクロエ。
「…で、結局出た理由は?」
と、クロエのベッドの隣のベッドに座るトシキ。
「あの戦いから1人、旧世界で修行しながら暮らしてた所に、ヴァニタスが来たのよ。」
「ヴァニタス…!」
トシキが拳を強く握ったのをクロエは見逃さなかったが、触れずに話を続ける。
「それで、私の所に来たのはこの武道会に出ることを催促しにきたって言って、会場の地図を置いてどっか行ったよ。」
と、その時に渡されたらしい地図の描かれた紙をトシキに渡す。
「…」
無言で紙を見渡すが、何処にも変な所は見当たらない。
「その時仲間にならないか、って言われなかったのか?」
「…言われた。」
「!仲間になるのか…?」
と、トシキ。
「いや、仲間を殺したヤツの仲間になんかなりたくないから断った」
と、うつ向くクロエ。
「そっか。ならもう戦わなくて済みそうだ」
と、微笑むトシキ。
「まぁ…ね。あんた等の敵になる理由がなくはないけど、敵にはならないわ。」
と、クロエ。
「じゃあ、何でこの大会に?」
「…まぁ気まぐれよ。暇だったし、あれからどのくらい強くなれたか知りたかったからでたの。悪い?」
と、しかめっ面をするクロエ。
「参加した理由がオレと同じだ」
笑顔のトシキ。
「な!?…理由教えてあげたんだから早く出てけ!!」
と、枕でトシキを叩き追い出そうとする。
「いた!わかったから!出てくよ!!」
と、枕を防ぎながら立ち上がり扉まで行く。
「あ!ちょっと待って!」
と、クロエがトシキを呼び止める。
「何?」
自分で追い出そうとしといて、と思いつつ苦笑いするトシキ。
「“旋風の雷”を使ってから攻撃がかすった一撃だけで、後全部かわされたけど、あれはあんたが何かした?」
クロエはトシキに攻撃を当てる自信があった。それなのに、攻撃を当てることができなかった。その原因に少し心当たりもあった。
「あぁ、オレがしたよ。」
と、あっさり頷くトシキ。
「それを教えてはくれるの?」
と、不安げに聞くクロエ。元々、トシキとは敵対していたと言うこともあり、敵にそんな事を教えてはくれないだろう、と思っていた。
「クロエも感じたろ?舞台上だけに吹いた風を」
と、トシキの問いに頷くクロエ。
「オレが旋風の雷として動いてた時にも、クロエはこの魔法を受けたはずだよ。」
「…ん〜、…風の領域か!!」
と、思い出したクロエ。
「そ、その通り。“旋風の雷”と“風の領域”どっちも合わせてできるかなぁと思って試してみたんだ。」
と、微笑むトシキ。
「…あんた、敵だったヤツにそんな事平然と教えちゃうのか?」
「ん?いや、クロエはもう敵じゃないし、悪いヤツでもないって話してみてわかったから話したんだ。」
と、トシキ。
「…あっそ、もう用はないわ。ありがと。」
やれやれ、と苦笑いしながらもドアに手をかけるトシキ。
そこでふと、振り向くトシキ。
「帰らずに試合見てけよ。アイギスがまだ残ってるんだから。」
「…言われなくても最後までいるわ。」
と、そっぽを向くクロエ。
「あ、後、話してくれてありがとう」
扉を閉める前にクロエの方を向き、笑って手を振り扉を閉めるトシキ。
「…アイギスがなつくわけだ」
トシキを殴った枕を見るクロエ。
トシキの笑顔に何処か惹かれる気がした。
「温かいな、アイツは」
と、本人も無意識に笑っていた。
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3試合目
2試合目は幾月才人の圧勝で、第3回戦Aグループの組み合わせが決定した。
そして、Bグループの1試合目、アイギス対蒼井池の試合が始まろうとしていた。
「Bグループの二回戦を始めたいと思います!」
「第一試合、アイギス選手vs蒼井池選手!!」
舞台に既に上がっている2人を紹介する。
「小さな体に秘められたゴリラ並の馬鹿力、アイギス選手!」
アイギスがしかめっ面をする。
「対するは、こちらも小さな体を駆使して相手を翻弄する、蒼井池選手!!」
実況者の紹介に照れる池。
池との紹介の違いにますます不機嫌になるアイギス。
「では、第1試合開ー始!!」
アイギスがイラつきをぶっ飛ばす様に先制を仕掛けた。
「ムッ…!」
池がそれに反応し、一歩踏み込み拳を真っ直ぐ振る。
「うぁ!」
綺麗にアイギスが拳に当たり、舞台端にまで転がる。
「おぉっと!先制したアイギス選手をカウンターで吹っ飛ばしたー!」
「いてて…」
アイギスが殴られた顔を擦りながら立ち上がる。
「立ち上がったアイギス選手に追い討ちをかける池選手!!」
実況に反応して、アイギスが前を見た。池がすぐ目の前に来ていた。左手でアイギスへと狙いを定めている。
「!」
間一髪で、体を斜めに反らしてかわし、反動を利用して反撃に出るアイギス。
「ぅ!」
アイギスの攻撃を受け、前につんのめる池。
「ほっ!!」
がら空きになった池の背中に拳を叩きつけた。
「!」
舞台に叩きつけられ、少し地割れし陥没する。
「池選手たまらずダウン!」
「1、2、3、4、」
池がよろよろと立ち上がる。
既に先程の一撃でボロボロの状態の池。
「立ち上がったがフラフラの池選手!これは大丈夫なのかー!?」
「よっ!」
軽快にアイギスがフラフラな池を場外へと蹴り飛ばした。
「池選手、場外へと飛ばされたー!それにしてもアイギス選手、容赦がない!!」
場外へと落ちた池は立ち上がれずに動かない。
実況者の実況に不満が溜まるアイギス。
「1、2、3、4、5!」
5カウントいくまでに池は立ち上がれず試合終了の合図。
「始めはいい勝負だと思われた第1試合ですが、あっさりとアイギス選手勝ー利!」
救護班がダウンした池をタンカで運んでいく。
「舞台がドンドン壊されていきますが、気にせず次の試合へと行きましょう!」
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第4試合
「さぁBグループ、第2試合を始めたいと思います!選手入ー場!!」
所々、亀裂や穴の空いた舞台に、桜とその対戦相手ダムドが上がってきた。
「ゴリラの様な肉体に相応しいパワーを秘めたダムド選手!」
見た感じは確かにゴリラっぽいが、顔は気弱そうなダムドが苦笑いする。
「対するは、か細い腕で自分の倍の肉体を打ち砕ーく、浅倉桜選手!」
少しマシな紹介にちょっとだけ照れる桜。
「試合、開ー始!!」
実況者が開始の合図をした途端、2人が真剣な顔になり、身構える。
「…」
「…」
お互いに相手の様子を探って動かない。
が、桜が先に動いた。
「はぁぁ!」
桜がダムドを蹴るが腕で受け止める。
「!……てやぁ!!」
蹴った足を引き、片足で軽く跳び回し蹴りを繰り出す。
乾いた音を上げダムドの腕に防がれる。
「くっ!」
桜がもう片方の足をダムドの腕につけ、両足でダムドを押し距離を開けて着地した。
防御面ではダムドのが上のようだ、と桜が判断した。
縮地でダムドの後ろに回り込む桜。
「何!?」
突如現れた桜に驚くが、今度は反撃に移り、桜の服を掴む。
「え?」
服を掴まれた桜の動きが止まった瞬間、桜は舞台に叩きつけられた。
「あっ!!」
背中に痛みが走る。
ダムドは、桜の服をまだ放しておらず、桜を空に投げ、手を向けた。
「しまった…!」
桜が自分の方に向けられた手に気づいた。魔力が集中していた。
「ごめんよ…」
小さくそう呟いて、手から炎の柱が桜に向かっていく。
突然現れた炎の柱に観客がどよめく。
桜に当たり、爆発が起こる。
「おぉっと!謎の火柱が桜選手に当たり爆発が起きたー!」
実況者が興奮して叫ぶ。
少し服を焦がし、桜が舞台に降りてきた。
「…あんまりダメージ受けてないみたいだね」
余り動じてない桜を見て苦笑いする。
手応えは有ったのに、ダメージを余り与えられていないのを感じ取った。
「練りも密度も中々ですよ。」
「え?」
「ただ、当てるならちゃんと当てないと、勝てるものも勝てなくなりますよ。」
片足で舞台を蹴り、ダムドとの距離を詰める。
その間に、右腕を引く。
「はぁ!」
自分の間合いに入った瞬間に、桜が右手を平らに伸ばし、手刀の様にダムドに振る。
「くっ!」
ギリギリ腕で防ぐ。
桜は左手でダムドの腹目掛けて掌打する。
「うぐっ!」
みぞおちに喰らい、悶絶するダムド。
怯むダムドの腕を掴み、思いきり場外へと投げる桜。
「くっ!…ま、まだ!」
カウントが始まる前に舞台にダムドが戻ってきた。
「…」
無言で桜が構える。
「君は僕より強い様なんで、次で最後にしましょう!」
桜が自分よりも遥かに強いことを悟り、長引いても勝ち目がない事を感じた。
最後の一撃で、運がよければ勝つ可能性があるのに賭けたダムドも構える。
「いいでしょう。これがお互い最後の一撃です!」
桜が魔力を研ぎ澄ます。
「感謝します…!」
ダムドも魔力を研ぎ澄ます。
「お互い最後の一撃と宣言したー!」
観客が盛り上がる。
「はあぁ!」「…ぐ、うおぉ!」
桜のがダムドよりも先に動きだした。桜に向かうのは諦め、迎撃に集中する。
桜が自分の間合いに入った瞬間に、桜へと拳を振るう。
「!」
桜が体勢を沈めて、ダムドの拳をかわし、懐まで入り込む。
「はっ!!」
桜の掌打が、ダムドの腹に直撃する。
「がはっ…」
舞台に膝をつき、倒れるダムド。
「ダムド選手ダウン!」
すかさず実況者がカウントを取り始める。
「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10!」
「そこまで!浅倉桜選手の勝ー利!!」
実況者が叫ぶ。
ダムドが救護班に運ばれていく。
「えー、以上で第2回戦終了となります!」
「第3回戦の組み合わせをお知らせします!」
「Aグループ、坂井俊貴選手vs幾月才人選手!」
「Bグループ、アイギス選手vs浅倉桜選手!」
「さて、第3回戦を始める前に舞台の修復を致しますので、休憩を挟みたいと思います!」
第2回戦が今終了した。