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なろラジのお部屋

夜に彼女に贈るひまわり

作者: スタジオ めぐみ

今日は8月2日、彼女の誕生日。

俺は今日プロポーズをする。


彼女と同棲生活をして半年が過ぎた。

彼女が毎日愛用しているマグカップにはゴッホのひまわりが描かれている。

ポーチもよく見るとひまわり柄だ。

彼女はひまわりが好きだと思う。


プロポーズといえば、バラと指輪だろうか。

バラはひまわりでもいいのかな?

ひまわりを調べてみたら、8月2日の誕生花がひまわり。

なるほど。彼女は、自分のイニシャルや誕生石が好きなんだよな。誕生花も好きなんだろうな。


ひまわりの花言葉調べたら、プロポーズでひまわりという記事を見つけた。


本数で意味が違うのか…108本「結婚しよう」なのか。


仕事終わりに花屋さんに行ったら、ひまわりは3本しかなかった。

それを花束にしてもらった。

できるだけたくさんのひまわりが欲しかった。

指輪が準備できなかったから。

指輪はサイズをこっそり調べて行ったのに、どれがいいか選べなくて買えなかったのだ。

あとで一緒に買いに行けばいいと思ったけど、3本のひまわりじゃ少し心細い気がしてきたが、もう家に帰るしかない。


「ただいま。」と俺。

まだ帰ってきてない彼女。

ケーキとローストビーフとチーズを仕事帰りに買ってくるって言ってたな。


「ただいま。」と彼女の声。

慌てて、ひまわりを隣の部屋に隠した。

これはいつ渡そう。指輪やっぱり必要だったかも。

準備不足を悔やむ。


ローストビーフ、アヒージョ、サラダがテーブルに並べられていく。

いただきますをして、食べる彼女を眺める。

フリーズする俺。

これ、いつのタイミングでひまわり渡そう。


「どうしたの?食べないの?」と彼女。

「ちょっと隣の部屋行ってくる。」フリーズ状態のまま、立ち上がった俺。


タイミングは、めちゃくちゃで指輪はない。

あるのはひまわりの花束。深呼吸をして戻る。


ひまわりの花束を抱えて、俺は言った。

「俺と結婚してください。」

何も返事はなく、ひまわりの花束を受け取る彼女。

「もう一回言って。」

まさかのやり直し。なんで?


「俺と結婚してください。」

「はい。」

嬉しそうな彼女の顔。大胆に笑う彼女。


やり直しについて聞いたら、プロポーズが聞き間違いか、空耳か、幻かと思ったと彼女は言った。

次の休みに、一緒に指輪を買いに行った。


そして毎年8月2日に俺は3本のひまわりを妻に贈る。

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― 新着の感想 ―
[良い点] わ〜!幸せです〜〜! 素敵なおはなしをありがとうございます! 彼の一生懸命悩む様子、行動応援しながら拝読しました! 毎年の楽しみがあるのも素敵ですね。 [一言] たんばりん様の活動報告から…
[一言] 一生けんめい悩みながら、彼女を喜ばせようとする主人公の姿が良かったです。 ヒマワリのようにあたたかな家庭が築けるといいですね♪
[良い点] サプライズ、良いですね〜。 ひまわり3本がお約束になるのもまたイイ! こうやって2人の思い出が重なって行くんですね。 [一言] 花束を渡すタイミングに悩むの、凄く分かります。
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