拘束プレイと合流
色々とご指摘もらいました。自分の無能さにほとほと呆れます。
質問あったのここで色々答えます。長いのでめんどい人は飛ばしてください。
【封印】のスキル説明変更しました。一日の間に同じアイテム、スキルで捕らえた場合はカウントされない。に。
アイテムA使用→アイテムB使用→アイテムA使用は効果発動しません。連続という説明だったので、それだと発動しちゃうので、変えました。
白熊の能力値はINTが100越え、あとは50から70くらいです。レベルは15くらいです。魔術師タイプのモンスターです。
HPとMPを書き忘れてました。書いてるつもりでした。なぜ気づかなかったんでしょう。自分に呆れます。HP、MPはSP1で10増えます。
以上です。長々とすいません。
街に着いた私を出迎えたのは、大量の奇異の視線だった。
「うぅ、めっちゃ見られる」
私は今、7匹のスライムさんを体に引っつけて街を歩いていた。
街に戻る途中に、7匹のスライムさんと出会い、出会ったそばからスライムさんは私に引っ付いて来た。
たぶん。〖スライム愛〗のおかげだと思う。
とても嬉しい。凄く嬉しい。幸せである。ただ、視線が辛い。
ひとつため息をついた私に、一人の男性が話しかけてきた。
「な、なぁ、ちょっといいか」
その男性は、真っ黒な鎧に身を包んだガタイのいい人だった。190以上はあるんじゃないかな。
「なんですか?黒鎧さん」
「く、くろ?ま、まぁいいや。その引っつけてるスライムってテイムしたのか?」
ん?どーなんだろう。多分してると思うけど。
ステータス画面を開いてみた。テイムモンスターの項目にスライムが9匹追加されてた。
あれ、私7匹しか知らない。
自分の体を見てみても、7匹しかいない。ホワイトスライムを含めないで、7匹。でももう2匹いるらしい。
分からないので黒鎧さんに聞いた。
「なんか、9匹スライムさんいるっぽいんですけど、どこにいるか分かります?」
「あ?背中に2匹いるぞ?」
背中に手を伸ばした。いた。
「それで、テイムしてるのか?」
「してますよ」
「ほんとか!?どうやってやったんだ!?」
「???」
どうやって?
「愛です」
「は?」
「純愛だよ」
「……そうか。対価が欲しいんだな」
いえ、別に。そーゆーわけじゃ。
「ハイポーションをやろう」
「……はぁ、どうも」
あとで朱里にあげよう。
「それで、どうやってテイムしたんだ」
「……あのー。ほんとに、愛です」
「まだ対価が足りないのか」
「いや、違います。なんならステータス見せましょうか?」
「いや、そこまでしなくていい。というか、ステータスはよほど信頼しているやつ以外には見せるな。不利になるからな」
あー。そんな感じのこと、朱里も言ってたような。
「んー。スライム限定でテイムできるスキル持ってて、その所得条件が、スライムを愛して、スライムに愛されること、なので。愛でテイムしたとしか」
「……なるほど。具体的にはテイムするにあたって何をしたか聞いても?」
「……一緒に戦った、とか?」
特別なことは、他にしてない気がする。したっけ?
「あ、強敵から、一緒に逃げました。あとはー。ないです。たぶん」
「そうか、十分だ。ありがとう。急に呼び止めて悪かった」
「いえ」
ハイポーションくれたし。別によきです。
「それでは、私は行くところがあるので、ばいび」
「ばいび?」
「ばいばいって意味です」
「あぁ、なるほど、ばいび」
「ん」
そうして黒鎧さんと別れた私は、朱里の指示した場所へ小走りで向かった。
そして、朱里に出会って最初に、朱里から一言。
「くっそ、どこからつっこんだらいいんだ」
つっこむとこなくね。
え、ないよね。
「装備は!?そのスライム何!?ステータスどうなってんの!一日で何があった?」
あぁ、結構あるね。
それにしても朱里。随分とかっこいい姿をしていらっしゃる。
一言で朱里の姿を形容するならば、侍。袴って言うのかな。それに身を包んでいて、腰には刀を刺している。
肩口は開いていて、肩口まで伸びた黒髪がかかって可愛い。
袴は黒とか紫とかの色がふんだんに使われていてとてもかっこいい。
朱里はコミュ障で余り喋らないし、目つきも少し悪いので、雰囲気的に侍は非常に似合っている。
私は私服みたい、というかほぼ私服の装備だけど、朱里はファンタジーな格好でいいなと思う。
「んっと、まず何する?」
「え?えーっと、最初にギルドに行って、そのあと武器屋、あ、武器はあるからアイテム屋かな。そのあと北、あぁ、南にしよう。南の泉行って、レベル上げ、は、いらないか。それじゃあ、適当にぶらぶらして、それから─────」
ずっと考えてたんだろうなぁ。なんて、にこにこしながら思った。
それから、話が終わるのを待って、話しかけた。
「早く行こ?」
「うん!」
「それで、ギルドに行くんだっけ?」
「うん!」
ギルドねぇ。どんな所だろ。
「案内頼む」
「うん」
歩き出した朱里は振り向くと言った。
「あ、そうそう。ゲーム内ではアカって呼んでね」
「おっけー。私はプリンね」
「わかった!プリン!」
「ん。アカ。名前適当すぎ」
「プリンも変わんないと思う」
まぁ、確かに。
あ、そう。ちなみに、アカのステータスはこんな感じ。
名前:アカ
職業:死霊術師
種族:人間
Lv12
HP100
MP300
STR10
VIT20
AGI70
INT150
MND40
DEX20
LUK20
SP0
スキル
【死霊魔法】【疾走】【身体強化】【速度上昇】【剣技】【魔法適性】【風魔法】【気配察知】【根性】【透過】【挑戦者】【死界】【黒茨】【身代わり】【死神流刀剣術】【挑発】
ユニークスキル
〖冥王〗
称号
《異世界の使徒》《冥王》《大物喰》
装備
武器:冥王の杖
頭:冥王のチョーカー
胴:冥王の着物
腰:冥王の袴
足:冥王の下駄
「……杖?」
「杖だよ。刀じゃないよ」
腰に差してある刀らしきものを見る。どう見ても刀だ。というか、アカ、魔術師には見えない。
アカが腰に差してある刀らしきものを抜くとそこには、あるはずの刀身が無かった。
「内包してあるスキルに、魔剣生成ってのがあってね。それ使うと刀身が生えるの」
「へー」
「ま、今度見せるよ。かっこいいから。期待しててね」
「うん」
しっかし。強そうなステータスだなぁ。私と違って結構色んな能力値に振ってあるし。
戦いたくはないね。
それから私は、冒険者ギルドという場所に向かう道中、私のステータスについてアカから聞いていた。
だって私じゃよくわかんないし。
色々と長ったらしい説明の中から、要所要所を抜き出して記憶し、結局よくわからなかったので
「まとめると?」
「〘氷鎖〙で捕まえたら勝ち確」
ということだった。
私のステータスはデバフ系がすごく多い。デバフ系のスキルは基本的にどれだけでも重ねがけできるけど、下げることの出来る能力値は自分と同じまでと決まっているらしい。
例えば、自分のSTRが50で、相手のSTRが100なら、50までなら下げれるけど、それ以上は下げれない。使うだけ無駄。
パーティーを組むとどうなるか。それは、パーティー内で最も高い能力値がそれぞれ適応され、それまでしか下げれない。
例えば2人でパーティーを組んだ時、それぞれSTRが50、30で、VITが30、50なら相手の能力値をSTR、VITそれぞれ50までしか下げれない。
私はLv1からDEX以外にSP振ってないので、パーティーは組まない方が有利なんだって。パーティー組んだらその分下げれる能力値減るからね。
それで、〘氷鎖〙だけど、こういった拘束系の武器は付与される能力値の2倍の値に、相手のSTRとAGIの合計が達してないと絶対に破れないんだって。
〘氷鎖〙の付与される能力値は30、つまりこの2倍の60に、相手のSTRとAGIの合計が達してないと、絶対破れない。超えてたら、もがけば破れる。超えてる分だけ破りやすい。
これらの情報をまとめると。
私はソロの時、私の能力値まで相手の能力値を下げれる。その相手を氷鎖で拘束すると、拘束絶対破れない。
勝ち確。
ってわけ。
このことを、これよりももっと長い文量で色々言われた。
どのくらい長いって?
もう冒険者ギルドで冒険者登録終わらせたよ。アイテム屋にも行ってアイテムも揃えた。
今南の泉だよ。
冒険者ギルドの説明は。
冒険者ギルドってとこで冒険者に登録してると、クエスト受けれる。クエスト成功すると報酬ある。クエストはモンスター倒せとかがあって。どうせモンスターいっぱい倒すんだから、登録してた方が得。以上。
アイテム屋では、回復薬と魔力回復薬ってのを買った。
回復薬はHPを固定値回復してくれる。最下級の回復薬を買ったけど、30HPを回復してくれるので、私には十分。
魔力回復薬は回復薬のMP版。
ポーションってのもあって、そっちは割合回復。黒鎧さんにもらったハイポーションは、50%回復で、今見つかってるポーションの中では最上位らしい。私には必要ないからアカにあげたけど。
ちなみにめっちゃ喜んでた。
さて
今南の泉にいるんだけどさ。
「あぁ!やっぱりほの……プリンは運がいい!まさかイベントが始まるなんて!さいこう!」
どうやら、イベントが始まるらしい。
豪華賞品あるらしいので、勝ちに行こうと思う。
他にもきっと変な部分があると思います。気をつけていますし、10回は見直してますがそれでもなぜかあります。
ほんと何故でしょう。
もし見つけたら、わ、間違ってるバカじゃんとでも思って見逃してくれるとありがたいです。
あと、気が向いたら教えてくれたらありがたいです。
あ、バカじゃんは言われると豆腐メンタル崩壊するので、思うだけに留めてくれたらな、と。