第十九話 春と冬
「・・・春斗君のこと、やっぱり嫌い?」
食器を片付け、洗い物をしてる紗耶香に尋ねられる。
「・・・うん」
「彼には彼なりの理由があって、冬華が好きで、冬華の事を守ってくれてた」
「その事実は変わらないし、アナタも彼のことが好きだった」
「現実を受け入れられなくて、すっごく苦しいと思うわ」
「でもね、彼のことも、今日のことも忘れないであげて」
「・・・」
「私も同じような経験、あるから」
「その写真と、さっきの連絡先、きっと捨てない方がいい」
「いつか必要になると思うの、関係も感情も断ち切るのって結構大変よ?」
やれやれと懐かしむ微笑でワタシの隣に座ってくる紗耶香。
「分かってるよ、でもね、やっぱり辛い」
「春斗君のこと、思い出さないようにしてるのに、あの黄金色の日々が恋しい」
「私も時々換気の為に心の扉を開放してるわ。そこから少しだけ覗いてみるの」
「すると向こうも覗きかえしてくる。いい景色ばかりじゃなかったけどさ」
「いつかいい思い出になると信じてる・・・未来なんて分からないけどネ」
少し砕けた紗耶香の珍しい振る舞いに、ドキリとする。
「さて、そろそろ行こうかしら」
立ち上がろうとした時、ギュッと手を握られる。
「・・・・・・」
前髪で見辛いが、ウルウルとした目で何かを訴えかけてくる冬華。
「どうしたの?」
「・・・今日、泊まっていってください」
恥ずかしげに目線を外し、震える子猫のような仕草に、胸が打たれる。
(可愛いわね・・・)
しかし今日突然というのも無理な事である、明日は学校もまだあるし。
「それなら、アナタが眠りにつくまでいてあげるわよ」
「・・・やだ」
首を横に振り駄々っ子のような態度をとる。
「しょうがないわねぇ」
母親に一報だけ入れて、泊まることを決めた。
(私って、ホント流されやすいというか押しに弱いというか・・・)
自分の美徳に頭を抑えつつも、彼女の嬉しそうな顔にまぁいいかと納得させる。
「一応歯ブラシとか化粧水とかはあるんで・・・、洋服はサイズが合えば」
「ありがとう、じゃあお言葉に甘えるわ」
「ふぅ・・・」
一番風呂を頂いてしまったが、人の家のお風呂はどうも落ち着かない。
(そういえば、史夏の家行ったことないわね)
なんだかんだで遊びに行くと約束していたが、果たされることはなかった。
湯気が換気扇に吸い込まれていき、ただただそれを眺め続ける、
頭を空にする時間も大切だ。
(もし・・・史夏がまだ隣にいてくれて、素敵な毎日を過ごしていたら)
(こんな風にお泊りして、彼女とお風呂に入っていたのかな)
機会がなかったわけではないが、それは彼女の領域の話ではない。
(なんだか今の私、ホント未亡人みたいね)
家にいる母の大変さを思い浮かべてみる。
(仲が悪いわけじゃないけど、よくはないかもね)
(仕事の為、私の為だからね)
(誰かの為に生きるのって、ホント大変かも。今なら少しだけ分かるわ)
「それじゃあ電気消すわね」
「はい」
布団もあるが、本人の強い希望で同じベッドで寝ることに。
「いっぱいワタシの話聞いてくれて、ありがとうございました」
横に体温を感じながら、彼女のくせっ毛を指先で玩ぶ。
「いいのよ、悩みを打ち明けたり、自分の話をするのって大事だから」
少しサイズの小さい冬華の服が、私の一部分になり、張り付いてくる。
「何事も溜め過ぎないほうがいいわ・・・」
ベッドの温もりで徐々に意識が薄れてきて、
「・・・オヤスミ」 「お休みなさい・・・」
お互いの存在を確認しながら、眠りに落ちる。
(んっ、なにかしら・・・)
胸に僅かな違和感と、背中でモゾモゾと動く荒い息遣いに目が覚める。
部屋がまだ暗いから、少なくとも朝ではない。
息を殺し、起きたことを悟られないよう後ろの正体に耳を澄ませる。
私の左胸は等間隔で、本人を起こさないといわんばかりの軽い圧力が加わる。
(寂しい日や悲しい日は自分で慰めたくなるものよね)
昔だったら揉まれるのもどうでもよかったが。
この子にはそういうことをしてほしくなかった。
今となっては、キスをしたのも失敗だと思っている。
「・・・紗耶香・・・紗耶香」
僅かに聞こえた囁きで、全身に嫌悪感ともなんともいえない感覚が走り抜ける。
(違う、違うわ冬華、私のことなんて考えちゃダメ、アナタには春斗君が)
そう。多分冬華はこちら側じゃないし、こちら側に来てほしくない。
あの男の子の繋がりを大事にしてほしいし、繋がってほしいとも願ってる。
そんな私は傲慢だと自覚しているが、きっとそれは正しいことなのだ。
冬華は一時の気の迷いでシているに違いない、寂しさを埋める為だけの。
だからこそ私に本気で入れ込んでほしくない。
地肌にタイトな服を着ているせいで、羽が触れるようなまさぐりにくすぐったさを
感じてしまう。
(ダメよ紗耶香、ここで声なんて、態度で示すなんて絶対ダメ!)
必死に声を抑え、小刻みに震えていると彼女も異常に気付き、
手を引っ込めると、息遣いも平常に戻る。
これで一安心と眠りにつこうとした時、
「ごめんなさい」
と小さく聞こえてきた。
それがどうにも悲しくてやりきれなくて、寂しさの中に愛おしさを感じてしまい、
寝返りを打った時には、ダメと理解かっていることをシてしまった。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
朝、心地よい天気とは裏腹に二人は寝不足で疲れていた。
(ヤッてしまったわ・・・)
何故自制できなかったのかを、深く反省する。
湿り気を帯びる洋服やシーツが、昨日の惨状を物語っているようだ。
「昨日はその・・・ごめんなさい」
「・・・いいんです、ちょっとワタシもどうかしてました」
「忘れましょう、とりあえず一旦、若気の至りってことで」
「・・・そうですね」
ふと仏壇の乳母の写真と、その隣の春斗が目に入ってしまう。
まるで昨日の情事を鑑賞していたかのような、そんな雰囲気を醸しだす写真に、
「そんな目で見ないでちょうだい」と視線を逸らす。
「それじゃあ・・・準備しましょうか・・・」
「はい・・・」
「・・・ハァ」
登校中スマホに向かって溜息をついた所、「どうしたの?」と
美人な先輩に顔を覗かれて吃驚する。
なかったことにするとはいえ、やっぱりちょっと意識してしまう。
「いえ・・・春斗君が連絡くれたんですけど、なんて返せばいいか・・・」
通知が十件以上きたことなど人生で一度もなく、困り果てる。
「うーん、まぁくるわよねぇ」
「少し返信待たせてみたら?良識の範囲内でね」
「・・・ありがとうございます」
「それじゃあまたお昼」
「あっ、また後で」
「・・・・・・」
ざわつく教室、相も変わらず冬華には友達がいない。
それは自分の元来の性格と、対人恐怖症によるものが大部分を占めている。
(話しかけられたら話かえすぐらいでいいんだよ)
そんな空気みたいな一日を終え、放課後いつものベンチに向かう。
(ウッ、冴姫ちゃんがいる、なんだろう)
そこには紗耶香、彩、そして冴姫が待ち構えていた。
「冬華ちゃん、大事なお話があります」
「そう、だったんですか・・・」
あの日の事実を克明に伝えられ、謝罪されてしまった。
「何もできず申し訳ありませんでした」
「・・・」
虚無感に苛まれる。
実のところ予感はあった、しかし改めて聞かされるとやはり・・・。
「そんなにウチの両親、ワタシのことが憎かったんですかね?」
「おばあちゃんは大好きで、いっぱい愛情を注いでくれたけど」
「全然足りないと思うし、やっぱりちゃんと両親に愛してもらいたかったなぁ」
投げやりな態度とやり場のない悲愴感がつい出てしまう。
「冴姫ちゃん、ありがとうございます、本当のこと話してくれて」
「冬華さん・・・」
「それにしてもアナタの両親はどうしようもない人達ね」
「仕方ないですよ、上流階級は人の気持ちを慮れないですから」
「それでも今回の件についてはウチのメンツにも関わりますし」
「厳重に注意させていただきました」
「私だったら!そんな親絶対に許せませんけどね!」
「冬華ちゃん、ホント困ったことがあったら『友達』としてちゃんと言ってね!」
「皆さん・・・」
「ところであのいじめっ子の女のことだけど、冬華名前分かる?アイツの」
「えっ、そうですね、確か・・・」
「パパ?こんな暗い部屋で何してるの?」
友人達との買い物から帰宅した少女は、いつもの明るさの無い部屋に疑問を呈す、
居間のテレビはつけてあるが音量もなく、父に無言で椅子に座われと促される。
「紗愛、学校は楽しかったかい?友達と遊んできたのか?」
「えっ、うん楽しかったよ。買い物行っててさ、どうかした?」
「一昨日の夕方、なにかしたか?」
「ええと、特に何もだよ!」
「そうか・・・」
ここで父はテーブルに置いてあるノートパソコンの画面を見せてくる。
そこには見覚えのある映像が映し出されていた。
「最初から再生しようか?」
「いや・・・いい、どうしたのこれ?」
父のレンズに反射した灯りが不気味に揺らめき、瞳の中はみえず冷汗が噴き出す。
「父さんの会社知ってるよな?今朝ウチの会長のお孫さんが来てくれたんだ」
「俺の机に、突然、面識も殆どないのに」
「何事かと思ったらこの動画をみせられて、今までの事全部聞かされたよ」
メガネを外し目を擦る父はさっきまで泣いていたように見える。
「母さんに出ていかれて、男手一つで必死にお前を育て上げたと思った」
「学校の成績表もいつも評価が高くて、自慢だったんだ」
「・・・なのにお前は隠れてなんの罪もない子をイジメてたんだな、9年近くも」
いつもは見せない父の煮えたぎるような怒りの声色に、震えが止まらなくなる。
「それでその子を庇ってた男の子も脅したらしいじゃないか」
「最近は合鍵を渡して連れ込んでるんだって?道理で知らん奴の臭いがする訳だ」
「お前さ、何がしたいんだよ?なんでそんなこと出来るんだい?俺のせいか?」
「ちっちがっくて・・・!」
「どれ、言ってみなさい」
何も言い返せない。
「イジメも不純異性交遊も許しがたいが、今回は相手が悪すぎた」
「紗愛がイジメてた子、ウチの上客の娘さんらしいんだ」
「それで父さんな、その担当から外されちゃったんだよ」
「必死に働いて今の地位にきたのに、娘のせいで全部パーだ」
「フフフッ、可笑しくて笑える話だろ紗愛?」
「動画のお前はあんなにも楽しそうに笑えるなんて、父さん知らなかったよ!」
フハハハハハとツボにはまったかのように笑い続ける実父、
少女はここにきて事の重大さに気付き始める。
「「「オイ!!!」」」
「ヒッ!?」
「紗愛、鍵を渡しなさい・・・」
ぬらりと立ち上がると、ジリジリとこちらに来る父、無表情で感情が読めない。
「い、いや・・・」
「もう一度言う、鍵を父さんに渡すんだ。お前はもうここにいちゃダメなんだよ」
「ごめんなさいごめんなさい!謝るから許してよ!」
『『『俺に謝るよりもお前がイジメてた子に謝るのが先だろうが!!!』』』
「ぐっ・・・くうぅ~・・・」
「泣きたいのは父さん達なんだよ!!」
「なんでお前はそんな風になっちまったんだ・・・」
薄暗いリビングに、二つの慟哭がこだまする。
華の金曜日、授業を終えた生徒達はきたる週末に歓喜していた。
ある者は遊ぶ約束、ある者は部活の練習に嘆き、ある者は・・・。
「明日、遊園地行かない?」
いつものように冬華の家に帰る途中、紗耶香がワクワクな提案をしてくる。
「え、いいですけど、ワタシがそんな華やかな場所行ってもいいんですかい?」
「なによ下人みたいな喋り方して」
「いや、ワタシそういうレジャー施設?ほとんど行ったことなくて・・・」
「だから行くんじゃないのよ」
「それとも私だとイヤ?」
意地の悪そうな顔して聞いてくる、断れるわけがないのに。
「ハハハッ・・・ん?」
スマホに通知が入るということは・・・。
「・・・春斗君からだ」
「そろそろ返事してあげなさいよ?」
『冬華をイジメてた紗愛って女子、急に転校したんだけど何か知ってる?』
「だって」
「・・・どうしたのかしらね、心配ね」
「紗耶香、嘘つくのかなり下手ですよね」
そっぽを向いて吹けない口笛をふかすのは可愛らしいが、なにかしたのだろうか?
「あっ、またきた」
『今から少し会えないか?一生のお願いだ』
「その一生のお願いは本当に一生のお願いね」
「・・・行きたくないです」
「・・・(それでも会えるのであれば、会っておいた方がいいと思うわ)」
「なら私もついていきましょうか?」
「うん・・・それなら頑張ります」
「じゃあ近くの公園で待ち合わせましょう」
日も落ちてきてカラスがカーカー鳴く頃、その公園に彼女は来てくれた。
低めの身長に似つかわしくない服の上からでも分かる発育の良さ、
髪はくせ毛で跳ねているが、そこがチャームポイントだ。
眠たそうな目の割には瞳はキレイで、ずっと見ていたい顔立ち。
謎の女子高生とセットなのは気になるが、まずは離れた位置から挨拶。
「冬華!今日はいきなりの連絡だったのにありがとう!」
少し遠くから話すというより叫びかけてくるだが、アシ〇カなのだろうか?
「冬華・・・もう少し近くで話してあげなさい」
(!?、おお!こんなに近くまで寄ってくるなんて!)
まるで野生動物にエサを与えるような緊迫感が張り詰めている。
「さて・・・と」
四人掛けのテーブルに座り、まずは先日の事を謝る。
「ホントあの日はごめん・・・俺そんなつもりじゃなかったんだけど」
「ううん・・・ワタシもあんなに怒鳴ったり叫んだりして、ごめんなさい」
「それで、冬華に悪さをしてた『紗愛』ってヤツ、急に消えたんだけど」
「何かされてないよな?」
「・・・・・・」
心当たりはあるが黙っておいた方がよさそうだ。
「春斗君は、そんなに彼女のことが気になるの?」
怖いけど、やはり尋ねてしまう。
「だからアイツとは何でもないんだってば!ただ・・・」
「?」
「冬華に一言も謝らないで逃げたのが、スゲームカつくんだよ」
「・・・!」
「散々酷いことしておいて、俺が許せないんだよ!」
「春斗君・・・ありがとね、もうワタシ、大丈夫だから」
「「全然よくねぇよ!!」」
「ッ!?」
荒げた声に驚く。
「ごめっ!驚かすつもりはなかったんだ!」
「ただ冬華の気持ち考えたら、マジでわりーなって」
「通学途中でも遊びに行った時も、ずーっと気にかけてたんだ」
「一目会ったらまず謝ろうって。そんでまた仲良くできたらって」
春斗は冬華の目をしっかり見つめ、改めて先日の質問をする。
「俺ともう一回、友達から付き合ってもらえませんか!?」
「「!?」」
「次は絶対逃げるような真似もしないし、離れたくもない!!」
「どうか、もう一度やり直す機会をくれ!頼む!」
恥ずかしそうだが必死さは伝わる。この訴えは冬華の根底に届くのだろうか?
「・・・・・・」
「なんでワタシなの?」
「・・・それは」
「まず冬華の容姿が、ずっと好きで・・・イヤらしい意味じゃなくてな!?」
「話してると落ち着くというか、声が好き?なのかな、仕草も可愛いし」
「他は遊んだ時に見せてくれた笑った顔が好きで、それは俺しか知らない表情で」
「なんか他の奴には知られたくないっていうか、ああもうとにかくその笑顔!」
「後はさ、あの時の約束・・・覚えてないかな?」
「・・・・・・」
トーカは将来なにになりたいのー?
ワタシはねー、お嫁さんかなー?
ふーん。
ハルくんはー?お嫁さんー?
ちげーよ!おれはさー、その・・・。
んー?
・・・ットッ、トーカが幸せになるように見守ってやるよ!
おまえスグ泣くし鈍臭いし髪ボサボサだし、
給食も食べるの遅いし危なっかしいし変な男に声かけられるし、
とにかく挙げればキリがないなホントおまえは!
えーひどいよー、ワタシそんなにダメかなー?
・・・・・・だからさ。
おれがさ、トーカのそばにいるからさっ、
おまえもおれのそばに、ずっといてくれよな!
(覚えてるに決まってるじゃん、あれはお世辞じゃなくて、ホントだったんだね)
「ハル君、こんなワタシでも・・・ダメダメなワタシでも、いいですか?」
「周りからからかわれたりイジメられたりするかもしれないんだよ?」
(・・・その言葉は私に効くわ)
「それでも、トーカがいいんだ」
差し出された大きな手は、彼女の心を包み込めるだろうか。
騎士と姫の苦難多き物語に、数多の祝福と安らぎがあらんことを―――。
「―――はいっ!」
冬の華は厳しい寒さを乗り越え、春の温かさに包まれ咲き乱れた。
(これにて一件落着かしら?恋という木にようやく実りの時期が訪れたわね)
「それで・・・」
紗耶香が口を挟む。
「二人はもう恋人同士でいいんじゃないかしら?寧ろ結婚しちゃえば?」
「「ケッ、ケッコン?!」」
繋がれた手を慌てて離してしまう二人、今頃意識し始めたのか。
「学生結婚だってなくはないでしょ・・・まあ年齢がまだ無理だけど」
「「・・・・・・」」
「顔真っ赤で湯気出てるわよ、おもしろい子達ね」
笑うお姉さん女子高生で気が散ったが、確かに俺らはカップルなのか?
「あ、あのさ、いきなりで悪いんだけど・・・」
「明日デートしないかな?!」
「えぇ!?明日?」 「ダメだったかな・・・」
ガックリと肩を落とす少年を見るのは忍びない、ここは一肌脱ぐか。
「行きなさいよ、デート、遊園地なんてどうかしら?」
「えっでも」
「『彼氏』が初めて『彼女』をデートに誘ってるんだから、受けなきゃダメよ」
「明日10時に中真黒駅の改札なんてどう?」
「俺は大丈夫ですけど、冬華は・・・?」
「うん・・・いいよ・・・」
「じゃあ決まりね!遅刻厳禁、張り切って準備してきてね、春斗クン?」
「はっはい!ありがとうございます!」
「それじゃあ風邪ひかないように、また明日ね」
「ええ・・・、じゃあ冬華、また明日な!」
「バイバイ・・・」
小さく手を振るその姿が愛らしすぎて、何度も何度も振り返る春斗であった。
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