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恋をしたいと願うなら  作者: 佐伯春
須藤紗耶香と三菱冬華達
17/42

第十七話 人間不信と氷の女神

「わたしと付き合ってもらえませんか!?」






まただ。






「本当にごめんなさい、佐藤さんのことは好きだけど」






「私はアナタと付き合わない」






「ねぇねぇ三年の『須藤紗耶香スドウサヤカ』って先輩知ってる?」

「知ってる知ってる!」

「すっごい美人でモテモテなんだけど、告白は絶対に断わるんだって!」

「クールビューティーでその見た目からついた渾名が『氷の女神』!」

「憧れちゃうよね~!」

「そんなにすごい人だったんだ!」


初めに彼女の存在を知ったのは、そんな噂話からだった。


「一年と二年の間ではファンクラブもあるとかなんとか」

「フラれちゃった子にはしっかりと励ましてあげて」

「フラれた後にまた告白した子もいるみたいよ」

「加えて成績優秀スポーツ万能!ホント女神みたいな人だよね!」

「わたしもいつか告白するわ!」

「えー?女の子同士なのに~?」


どうでもいいことを聞いてしまった。


帰り支度を済ませた『三菱冬華ミツビシトウカ』は一人ぼっちだった。


顔を覆った前髪でいつも無表情で笑わない、歯に着せぬ物言いや愛想もなく、

自分から喋ろうともコミュニケーションもとろうとしない。

人を信用していないかのような発言も度々出て場を壊してしまうことも。


(帰って宿題してから・・・)


彼女自身に友達を作る気もないから、誰でもどうでもよかった。


(須藤紗耶香・・・氷の女神・・・人気者・・・)


それでもその話題を気には留めていた。





夕暮れの帰り道、裏門には学校の花壇があり、そこに噂の人物はいた。


(あれが件の氷の女神・・・)


1人で水やりをやる女性と目が合う。


「・・・(二コリッ)」


その微笑みにびっくりしてしまう。


(ワタシ、あんな笑い方できない)


人を魅了するその笑顔に少し興味が湧いた。




「あの・・・『須藤紗耶香』さんですか?」


水やりの手を止め、日陰のベンチに「どう?」と案内される。


「初めまして、えぇと」

「失礼しました、一年の『三菱冬華ミツビシトウカ』って言います」

「そう・・・よろしくね、冬華さんでいい?」

「あはい」

「・・・誰から聞いたのその渾名?」

「クラスの同級生が、先輩の噂話をしてたんです。『氷の女神』って」

「フフ、でしょうね」


「先輩に聞いていいですか?」

「なーに?」

「なんであんな顔出来るんですか?」


「・・・・・・どう意味かしら?」


「笑ってないのに笑ってて、すごいと思いました」

「・・・・・・」


「とっても寂しそうな笑い方・・・、心ここにあらずっていうか」



「先輩にとって大事な人?最近死んだりしましたか?」



その一言に心の奥底が揺れ動いてしまう。


「どうです?合ってますか?」


「・・・ふーん」



「どうして・・・そう思ったの?」



先刻の『女神』のような表情かおから一変。


人を見下すような蔑む目、苛つくくらい綺麗な仏頂面。


仕草や雰囲気に『氷』のような冷たさがある。



「・・・ワタシも、大切な人を失くしたから」


「・・・え?」


「この高校に入る前に、大事な大事な人を失って、まだ立ち直れない」


「誰も助けてくれなくて、信用できなくて、笑えなくなった、例えそれが嘘でも」


「だから先輩のその顔見て、感心しました。嘘つくの得意なんだなーって」


「・・・・・・」



「ねぇ先輩、どうやったら貴女の様に笑うことができますか?」



「そうね・・・」


「自分に嘘つくのって、辛いことよ?」


「そうですよね、知ってますよ、なら教えてもらわなくて結構です」


ベンチから立ち上がる彼女はこういった。




「ワタシ、そこまでして笑おうと思いませんから!それじゃあ!」




「あっ、ちょっと待って!?」


差し出された手は彼女の背中をまだ捉えられない。





紗耶香もベンチから立ち上がろうとした時、


「紗耶香さんいますかー?」


聞き覚えのある声が後ろからする。


「冴姫、どうかした?」


「・・・いえ、少しお話でもしようかなーと」


「ええ、いいわよ」


「それじゃあちょっとだけ、ところで紗耶香さん、今誰かと話してましたか?」


「『三菱冬華』っていう新入生の子と・・・」


「わたし知ってますよ、冬華さんのこと」


「そうなの?」


「そうですね・・・」





「なんで皆ワタシのことを・・・!許せない・・・!」


「ハルくんもワタシといると苛められるよ、もう近づかないで」


「おばあちゃんだーい好き!おばあちゃんだけはずっと傍にいてね?」


「おばあちゃん!?具合悪いの?大丈夫!!?」


「誰か助けてよ!ワタシ達家族だったでしょ!?なんでよ!ねぇ・・・」


「うっ、ぐっ、ヒック・・・ううぅ・・・おばあちゃん、いっちゃやだよ・・・」


「一人にしないでよ・・・なんで誰も助けてくれないのよ・・・」


「こんな気持ちになるなら・・・大切な人なんていらない!」




「ハッ!?」




(ワタシ、泣いてる?また思い出して・・・)


頬に伝う涙を手で拭う。


また、大嫌いな一日が始まってしまった。




『三菱冬華』は江戸時代から栄える名家の一人娘だった。


しかし冬華の両親は稀代の阿呆というか、金と名誉のことしか頭になく、


母は娘を生んだとき、父と共に「この子はダメね」と口を揃えて助産師に、


「ワタシ達、男の子が欲しかったのよ、その子、そのまま殺してちょうだい」


と言い放った。


周りの人々は開いた口が塞がらなかったし、この両親の頭を疑った。


何故早い段階で堕胎させなかったのかと甚だ疑問だが、


これに両親の世話人である家政婦長が異議を唱える。



かくして一命を取り留めた少女は『冬華トウカ』と名付けられ、育てられる。


「三菱家に子女がいると知られれば恥だ」という父母に座敷牢に入れられ、


邸内でも腫物を扱うような態度をとられる冬華。


学校でも性格の難しさから馴染めず孤立し、中には苛める者もいた。


唯一自分を庇ってくれた男の子にも、ありがた迷惑だと追い払った。


気丈に振舞うがストレスですり減っていく精神、辛い日々。


そんな時可愛がって、世話をしてくれたのが家政婦長である乳母だった。



冬華が13の時、両親に息子が生まれる。


これにより正式に『部外者』となった冬華は家を追い出されることに、


しかし乳母は味方してくれ、この家を辞めて冬華と一緒に暮らすことにした。



二人で過ごす時間は夢の様に楽しかった。



ある日のこと、中学から帰宅すると居間で乳母が倒れているではないか、


急いで救急車を呼び運ばれるも、危篤の状態が続いていた。


治療には少なくない医療費がかかるが、家にはそんな余裕もない、


勇気を振り絞り旧家に助けを求めることに。


しかし・・・。



「あっ、あの!父と母に話がしたくて・・・!婦長が倒れて・・・このままじゃ」


「悪いねぇ嬢ちゃん。ウチの家の旦那様には『息子』しかいないんだよ」


「見ず知らずの人間を通す訳にはいかないものでね、お引き取り願いますよ」



彼女は絶望した。



自分の娘が、肉親が困っているというのになんという両親、なんという人間達か。



その場を後にし病室に戻った時、祖母の命の灯は消えていた。



どうしてワタシからなにもかも奪っていくの?



憎い。



あの人間達のせいだ。欲にまみれ利益のことしか考えられない。


この医者達のせいだ。助けられた筈なのに金がないとなにもしない。




だけど一番醜いのは・・・。






そして現在いまへと至る―――。



「・・・・・・行ってきます、おばあちゃん」


乳母が残してくれた財産でなんとか生活は出来ているが、荒れ散らかった部屋、

台所の空の容器などがまるで彼女の心の惨状を物語っているかのようだ。


(頑張って勉強して、いい大学入って、立派になるんだ)


救われた命を大事にし、今日も生きてゆかねばならない。



「一年の三菱・・・冬華さんはいますか?」


昼休憩で賑う教室、そこに学園のマドンナは現れた。


ザワつく教室、視線は自然と一人でご飯を食べる彼女に向いていく。


目的を見つけた紗耶香は、傍若無人にクラスに闖入する。



「・・・なんですか突然?」


昼食のコンビニサンドイッチをもう平らげていた彼女は眠たげに顔を上げる。


「スマホ、出して」

「はい?」

「早く!」


言われるがままスマホを開き渡すと、


「・・・はい、これ私の連絡先ね、後今日の放課後、昨日と同じ場所に来なさい」


なんとも強引に約束を取り付けられてしまった。


「それじゃあまた後でね、冬華」


嵐のように去っていった彼女にクラス中呆然としていたが、


「すっごーい!冬華ちゃん紗耶香先輩とお友達なのー!」

「羨ましいなー!わたしもお話ししたーい!」

「さっきの先輩チョーカッコよかったねー!」


など本人の気持ちとは裏腹に教室が盛り上がる。


(なにが狙いなんだろう、アノ人・・・)


真意は分からないが律義に約束は守りに行く冬華だった。





「・・・・・・」

放課後、裏門の花壇に行くと紗耶香がベンチに腰かけ、本を読んでいた。


(うわぁ、やっぱり遠目から見るとオーラが違うな)


彼女もこちらに気付いたようで、ワタシを呼ぶ。



「それで、昼はなんであんなことを?用ってなんですか?」


「・・・・・・」


しばらくの沈黙の後、答える。


「ある人からね、アナタの昔のこと・・・聞いたの」


「!?」


寝耳に水だ。


「それがどうしたんですか?昨日言われたことの仕返しとか?」

「違うわよ、昨日言われたことは当たってたと思うわ」


「冬華は、まだ他人が憎い?」


その質問に考えてしまう。


憎い?憎いよ、今でも。でもそれは全員悪いわけじゃないでしょ?全員だよ。

あの両親あの家の奴らあの病院の医者あのお金っていう存在、全部。

でもそうやって憎んで生き続けてどうなるの?おばあちゃんはそれを望むの?


煩い。


いつまでも一人で生き続けられるわけないでしょ?しかも他人を嫌って?


五月蠅い。


いい加減現実を受け入れようよ、貴女は無力で何もできない。見殺しにしたんだ。


煩い五月蠅いウルサイうるさい!



「・・・嫌いですよ、憎いですよ、私以外は皆敵です」

「いつも誰も助けてくれなかった!本当に助けてほしい人を助けられなかった!」

「ワタシが生まれたせいで!いたせいで!愛してくれた人はもう・・・」


「・・・・・・」


「だから嫌いです。この憎しみに意味なんかなくとも」

「これを忘れてしまったら、ワタシという存在が亡くなってしまうから」


「・・・一つ昔話をしていい?」

「・・・・・・いいですよ」


紗耶香は今までの身の上話を事細かく彼女に話す。



話し終わる頃にはすっかり日も落ちていた。


「私はアナタとは正反対の生き方かもしれないけど今は似たような境遇かもね」


「そうかもしれないですけど、ワタシは先輩みたいな人間、大っ嫌いです」


「うん、私も自分のことが嫌いだったわ、でも変われた」



「ならアナタも変わってみない?」



「・・・・・・?」



「三菱冬華・・・私と付き合ってみない?」





それが須藤紗耶香との『初めて』の出会いだった。





「・・・正気ですか?」


「正気も正気。大真面目よ」


「正直、女同士って理解できません」


「普通生きていけば男と女なわけですよね?なんで男と男、女と女?」


「生物学的におかしいことをする理由が分かりません」


「話を聞く限りその、キ、キスとかそれ以上もするんでしょ?」


「なんで先輩は男の人が好きじゃないんですか?男を知ったこともないのに?」


ぐうの音も出ない正論だが、


「それ、人を好きにもなったことのないアナタがいえること?」


「ワタシだって・・・!」


一蹴する。



「確かに世間的に見れば私達はマイノリティーで非生産的かもね」


「でもだからといって恋する気持ちは止められないし、我慢する必要もない」


「男を知らないのは確かかもしれないけど、そこってそんなに重要?」


「もしかしたら将来的に男を好きになって結婚するかもしれない」


「でもそれは今じゃないし、好きな人に抱いていた感情とはまた違うと思う」


「好きな人を好きになる、それでいいじゃない?最終的な選択は置いておいて」



「それに・・・」



冬華にそっと身を寄せる。


「私だったら下手な男よりも、アナタに愛してもらえると思うわ」


いきなりの攻勢に驚くが、身体が言う事を聞かず、逃げられない。



「アナタの言うこと、間違ってないけど間違ってるわ」


「私は『三菱冬華』という人間を知りたいし、愛してみたいのよ」


「その時免疫のないアナタがどんな反応を、感情を持つか見てみたい」


「アナタが絶対に女はイヤって言うのなら引き下がるけど」


「似た者同士、ちょっとだけ距離を縮めてみない?」


「それはどういんむっ!?」


一瞬の隙に紗耶香とのスペースが重なり、




ワタシは先輩にキスされた。





冷たい、けれど温かい初めてに心が奪われる。


(なにっ、これ・・・?)


人にされるのもするのも初めてだが、こんなに気持ちいいものなのか?


それはこの人が慣れてるからなのか或るいは・・・。


永遠とも思われる口づけの中、さらに深みを増していく紗耶香に抗えない。


自分で何もしなくても彼女は望んだ所にくれる。


脳内に爆発が起きたと思ったら、途端に幸福感に包まれていく。



しばらくして、まるで飢えた獣のように自分から動き始める。


(頭ぼーっとして気持ちよくて、なんにも考えられない・・・)


自分でもこんな反応をしてしまうのは驚きだ。もっと拒絶するかと思っていた。


少しだけ瞼を開けると、彼女の閉じた目が映る。


彼女も楽しんでいるのだろうか?それとも弄んでいるだけであろうか?


そんなことはどうでもいい、彼女はキスをしてきた、ワタシは受け入れた。



(付き合ってもいない相手と・・・好きでもない人とこんなことしてる・・・)



しかも放課後の校内で。こんなところ誰かに見られたらどうしようか?





何分くらいたっただろう?口の中が甘さに包まれる時間は、唐突に終わった。


「アナタ、意外とイケるクチだったのね」


人に見せられないような顔を、彼女は満足そうにしげしげ眺めてくる。


「返事はいつでもいいわよ、また明日も多分、ここにいるから」


彼女は鞄をとると帰る素振りをみせる。


咄嗟に彼女の袖を掴んでしまうが、俯いたまま言葉を出せない。


(・・・なんでだろう、一番信用出来ない、しちゃいけないタイプの人間なのに)



もっと居たい。



失った者同士の傷の慰め合い、先程のキスは一瞬そう感じてしまった。


だがそれでも堪らなく心地よく感じた。


「・・・」


「まだ一緒にいたいの?」


「ッ・・・・・・」




「なら、アナタの家いっていい?」




「・・・(コクリ)」


その甘美な囁きを受け入れるしかなかった。





「うわ・・・散らかった部屋ね・・・」


冬華の部屋はまるで一人暮らしの大学生のような散らかりようだった。


「すっ、すみませんすぐ片付けますから!」


アタフタと走り回るが、慣れていない様子だ。


「・・・私も手伝うわよ」



夜の大掃除、人の部屋をこんなに綺麗にしたのは初めてだった。



「あら・・・これは・・・」


地面に落ちている写真立てを拾う。


映っているのはこの家の少女と、男の子の様だ。


「あっそれは!」


勢いよく伸ばされた手は、足元の何かに躓き、紗耶香を押し倒してしまう。


「いった~すいま!?」


手に触れる柔らかい感触。


「・・・」


どうやら先輩の胸に手をついてしまっていたようだ。


「ごっ、ごめんなさいごめんなさい!」


必死に謝るが何処吹く風と聞き流す。


「いいわよ別に、アナタならいくらでも」

「それよりそんな大事なモノなの?これ」


「それは・・・」




「ゴミです」




そういってポリ袋に入れろうとするが、手が止まる。


「・・・」


「別に、アナタが望むのなら捨ててもいいと思うけど」


「多分そうしたらアナタ、絶対後悔すると思うわよ」


「それでもいいならそうしなさい」


「・・・グッ、クッ、ヒック、グスッ」


「・・・大丈夫よ、私も無神経に聞いてごめんなさいね」


胸の内に抱き寄せた少女には、確かに人の温もりがあった。




ある程度掃除も終わり一息つく二人。


「ありがとうございました、殆ど初対面の先輩にこんなことやらせちゃって」

「いいのよ別に、三年生なんて勉強ばっかりで嫌になっちゃうから偶にはね」

「先輩?お腹空いてませんか?」


棚を開けると大量のカップ麺が出てきた。


「・・・今度から私がなにか作りましょうか?」

「えっ、悪いですよそんなの!」

「というか少しだけだったら料理できるし、教えてあげるわ」

「全然しなさそうなのに凄いですね」

「まぁそう見えるわよね」


結局その日はカップ麺を御馳走になり、食後少しだけ過去の事を話してくれた。


「・・・ワタシ、小中苛められてたんです」


「クラスでも浮いてて、地味だし、人と話さないし、空気読めないし、それに」

「その、同級生の子に比べて発育もよかったから、すごい男子にからかわれて」

「それで女子からは生意気だって言われて、靴とか隠されたり・・・」


「そんな時にいつも助けてくれたのが春斗くん・・・ハル君だったんです」

「正義感の強い男の子で、イジメっ子から庇ってくれたり、嬉しかった」

「遊び相手のいないワタシともよく遊んでくれて、楽しかったなぁ」


「でも女子のリーダー的な子がハル君の事が好きで、イジメがもっと酷くなって」

「アンタが春斗を拒否しないと、次はアイツもイジメるって脅されて」

「中三に上がった時、彼にはもう関わらないでってきつく言いました」


「その後はホント辛かったなぁ、結局イジメは続いたし」

「おばあちゃんが亡くなった時、周りに助けてくれる人は誰もいなかった」

「もう彼とも会うこともないし、その写真もどうでもよかったんです」


「でもいざ捨ててみようとすると、できないものなんですね」


「・・・この写真は飾っておきなさい」


「辛いことがあっても、この写真とアナタのおばあ様のことを思い出すの」

「いい思い出っていうのは、それだけで生きる原動力になるわ」


「それにアナタはもう一人じゃない。私がついてるから、傍にずっといるわ」


「だから泣きたいときは一緒に泣きましょう」


「・・・はい」




「それじゃあまた明日ね」


「ごめんなさい、夜遅くまで」


「いいのよ別に、じゃ」


「・・・」




去ってしまう彼女の背中に酷い寂しさを覚える。


部屋に戻るとキレイになりすぎた部屋が一層孤独感を助長させ、


辛い潰されそうな気持に苛まれる。




ワタシは写真立てを持ち、必死に耐え、今日も眠る。





次回は日常編

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