#3 ボタンなんてなかった、いいね?
書き手: ◽︎千土 戊
覚醒?
2回行動が可能になる精神コマンドのことかな?
木嶋にそんなものはない!
最初に動き出したのは相棒だった。
側近の相棒なだけあり、初動は誰よりも速かった。
そして辻組のボスにいきなり挨拶代わりの右脚の蹴り。
だが、辻組のボスも雑魚ではない。
そんなものはお見通しだと言わんばかりのドヤ顔でなんと部下を使ってのガードベント。
ここまでの流れはいつもの事なので誰もツッコミだりはしない。
そして、部下を使っての人間バットで相棒を薙ぎ払おうとした。
だが、相棒はそれを避け、追撃の蹴りを何回もお見舞いするが、脚を掴まれ、ボスたちの方まで投げられる。
うまく受け身を取ろうとするが上手くいかず、階段に叩きつけられると思われたその時、ボスが相棒をうまく掴み、そっと下ろす。
準備体操の終わったボスは相棒の肩に手を軽く置き、
「選手交代だ……お前は俺の闘いが邪魔されんように、雑兵の相手をして殺れ」
そういうボスは身体中から蒸気が出ており、若干赤味の掛かった、筋肉モリモリマッチョマンの変態に仕上がっていた、その姿はまるで戸愚呂(弟)または、真・シドウ・サマエル・マサヨシの様だ!(わからない人はペ◯ソナ5やろうZE☆)
「分かりやした!ボス!ザコのことはまかせるマンしてください!ボスは思う存分やりおるマンしちゃてくだせい!」
それを聞き終えた瞬間、ボスは辻組のボス目掛けて猛スピードで突進した。
ぶつかった瞬間、爆発音みたいなものが聞こえるほどボスの突進は強力なものだった!
だが、ボスは辻組のボスのほんの少し手前で止まっていた。
何故止まっているのか。
それは、辻組のボスの手前には見えない壁があったのだ!
それに気付いたボスは見えない壁を目にも留まらぬ速さで殴りまくった。
一撃一撃が重く、拳が見えない壁に当たるたびに戦車の発砲音並のばくおん!!が響き渡る!
すぐ見えない壁に亀裂が入るすぐに決めようとするが、すぐに修復されてしまう。
イタチごっこが続いていた。
だかボスもバカではない。
見えない壁を殴り続ける自分の残像を残し、瞬時に見えない壁の横から、辻組のボスの首元に手を掛け壁に叩きつける!
さぁ!忘れた頃にやってくる木嶋!完全に空気の主人公!木嶋!だが、立ち姿だけは立派な木嶋!まるで自分はラスボスだと!言わんばかりの立ち姿の木嶋!だが内心は何が起こってるいるかわからず、呆然とする木嶋!まるでヤムチャ目線の木嶋!
木嶋は闘いを見るのに夢中になっていると、背後から近づく謎の男に気づかなかった!
辻組の何でも屋、筒寺さんだ!
筒寺さんに捕まり、人質になってしまった!
次回:木嶋復活!木嶋絶体絶命!!
俺からすれば木嶋はまだ地味すぎるくらいだぜ☆
もっと腕にシルバー巻くとかさ☆