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マジック × ワールド:アーニユ(Magic × World:Ániyu)  作者: 川崎雨御
第二章:死者の復讐編
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第二章4:短い

 昼休み時間、オーフィスターニャはひとりで食堂へ向かってた。 他のクラスの生徒と擦れ違う、みんなは何故か走ってる…まるで急いでるみたいにオーフィスターニャと同じ方向へ向かっていた。

 歩いてる間、彼女は左にある窓の向こうの景色、桜の木を眺めていた。 すると彼女を引き取る光景を目撃した。


「あれは……」


 木の下に、同じクラスの生徒がいた。 アルトリアと双子のゼロとゼノ。

 ふたり揃ってアルトリアの腕をがっしりと絡み付く。 その上で、彼女たちは口喧嘩をしているに見える。


「何やってるんだ、あいつら……それより、早く食堂へ……! 腹が減ったぜ……いったいどんな美味(うま)い料理があるんだろ……!(じゅるり)」


 オーフィスターニャは期待して、妄想しながらよだれを垂らす。

 彼女は胸に希望を膨らんで、食堂の扉を前へ押して入る。


「かかれぇーー!!」


 ふと、叫び声を聞こえたオーフィスターニャがプルッと震える。 彼女はまだドアを開ける途中だったことで、中はいったい何が起こってるのか、彼女は用心深く頭だけで中を覗く。


「危なっ!」


 オーフィスターニャが顔を出した直後、いきなり何かが飛んできた。


「こ、これは……! ケーキ!」


 白いクリームのいちごケーキがグッしゃり壁に張り付いてた、オーフィスターニャは暗い顔でケーキを見つめていた。


 そして再び覗く。


「何……これ……?」


 オーフィスターニャが目にしたのは見蕩れてしまう食堂の構造。 食堂はまるで露天の喫茶店みたい、天井は木の枝で覆われていた、その僅かな隙間に太陽の光りは中を明るくする。 左右は大きな鏡、太陽(クリスタル)(・デル・)水晶(ソル)で囲まれている、景色を見ながら食事を出来る不思議でワクワクする場所。

 それなのに、誇り高く精霊族(エルフ)である彼女たちはなんと……! 一年生(ネモフィラ)の生徒たちが食べ物を素手で投げていた。

 しかし引っかかることが幾つあった。


 一つ、その混乱の中に、一年二班の連中と先輩たちの姿がいない。

 二つ、何故先生たちがこの騒動を止めないのか。


「(三つ……これは一体どういうこと?!)」


 オーフィスターニャは心の底からツッコンだ。

 そして二度と関わらないように、オーフィスターニャは静かに、扉を閉めて、影の如く消え去る。



※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「以上、私が初めて食堂へ行った回想でした!」


 ニコッと笑うオーフィスターニャ。


 そしてそれを聞いたアルファーニたちが呆れていた。


「回想短っ!!」


 と、いきなりアルファーニがツッコンだ。


「お、お姉ちゃん……カティアはもうげん、かい……です」


 カティアは今でも倒れそうな感じ、ミネルヴァはすかさずにカティアの肩を掴む、そのまま引っ張って自分の胸元に寄せる。

 身長差で、カティアの顔はミネルヴァの胸に飛び込んだ。


「大丈夫ですか? カティア様……」


 ミネルヴァとカティアの顔はすごく近い、ミネルヴァが心配そうで見つめてる時、カティアの顔はいきなり真っ赤になる。


「だ、大丈夫です!」


「そうは見えません、カティア様はまだふらついてます。 せめて方をお借りします」


「いいよ! そんなに気にすることでは――」


「そうはまいりません!」


 拒んだカティアはミネルヴァの前で、全くの無力。

 そして幾つの会話の攻防、結果、カティアはミネルヴァの手を繋いでた。


 カティアはさっきより顔が赤くなっていた。 それを見たオーフィスターニャはこっそりとアルファーニに声をかける。


「アルファーニ……お前の妹ってもしかしてミネルヴァのことを……?」


「ん? なんの話? カティアがミネルヴァのことを……何?」


 しかしアルファーニはオーフィスターニャの意図を理解できず、不可解な顔を晒す。


「あぁ、お前は鈍感であることを忘れたんだ。 いや、なんでもない」


「ん?」


「えっと……そろそろ中に入ろう! 私もお腹すいたので」


 まだ食堂に入ってないオーフィスターニャたちはただそこで突っ立っていた。 その時、エレオノーラは先頭に立ち、彼女は先に扉を開く。


「ちょっ! 仕方がねえ、ワタシたち行くか!」


「ハァ……そうだな、行こう! ミネルヴァ、カティア」


 ふたりは納得して、エレオノーラに続く、彼女たちも食堂に入ることにした。

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