(4)
“ワタシのモノになれ!”って“俺様”ですか。
第一どうやって“モノ”にするんですか?物理的に無理でしょ。
思わずつっこんでしまった。
さすが高エネルギー体。頭ん中ビリビリ来る。しかし思考を持ってて良かった。これで希望が繋がった。
…だが、どうやって交渉しよう?面倒くさい奴かも知れないし、どうやらお怒りのようだし、…恐いし。
判った事は、映像の彼女が地球の人らしい事。その彼女を“所望”している事。
フェミニストナカムラとしては、女性を差し出す訳にはいかないし、
何故、これほど彼女にご執心なのか?も気になるし。
考えても仕様がない!行けナカムラ!
「すみませーん。ちょっと、お話イイですか?」
返事がない。あれ?もう一度呼び掛ける。
「あのー…、うわー!!!!」
いきなり、頭の中に何かが入ってくる感じ。頭から身体の中へ大きく太い何かが凄い速さで動き廻る。
やめてー!気持ち悪りー!やがて、昔の事やら恥ずかしい事だとかがフラッシュバック。
“頭の中、覗かれてる!”そんな所まで見ないでー!本当にやめてー!!!!!!
気がつけば、クタクタ。隅々まで調べ尽くされた感じ。
された事ないけどレイプってこんなの?なんか泣けてきた。
「バカヤロー!!!!!!」
「面白いな、小さい奴。」ビリビリと頭にヒビク。“龍”だ。
こんなファーストコンタクト。チクショウ!
「頭ン中覗いたんならボクが何をお願いしに来たか知ってますよね。」
ふて腐れて“龍”に言った。
「“あの星に近付くな”だろ?お前のお陰であの星に女がいる事も判った。」
しまった!龍は地球に向かうのか?




