宴の後の片付けとやり取り
さてさて時刻の針はもうすぐ20時に
なろうとしていました
子供達もおもちゃや食べ物で
ワチャワチャとにぎやかに遊び回っていましたが、さすがに少し疲れが
見え始めていました…
一方大人達は子供達の様子を
眺めながら飲み食いを楽しんだり
注意したりしていました
そうしたら少しお酒の入った会長の
佐藤がマイクを持って
佐藤【え~皆さん、盛り上がってきて
いる所ではありますが、
夜も更けてまいりました、
明日は祭りの本番でございます!
宴もたけなわではございます
が、そろそろお開きのお時間を
とさせていただきます】と
挨拶をしていた
さて、そろそろ帰りましょうか…
との声があちこち聞かれて
みんな家路へと足を運んで
いったのでした
その頃…アコや広志を始めとした
的屋の仲間も少しずつ片付けが
始まっていた
井原【お疲れさまでした~】と
広志とアコに声をかける
広志【お疲れさまでした、
早いですね~】と
返して挨拶している
井原【用意した分が見事に
売り切れまして…】
広志【さすがキャンプ好きなだけ
ありますね~】
井原【いえいえ】と首を横に
ふりながらも照れくさそうに
していた
広志【盆踊りも出番ですか?】
井原【そうですね】
広志【これはいい打ち上げが
出来そうですね】
井原【プレッシャーかけますね~
それでは失礼します】と
おどけながら挨拶をして
荷物を持って家路へと
足を運んでいっていた
戸栗【お疲れさまでした~
凄い盛り上がりでしたね~】と
興奮気味で話かけてくる
広志【お疲れさまでした】と
挨拶している
アコ【お疲れさまでした、どうでした?
始めての売る側の立場は】と
疲れを労う様子を気にして
声をかける
戸栗【大変でしたけどいい経験に
なりました、来月は主人と2人
で売り込みと踊りも
頑張ります!】と意気まいている
広志【それは頼もしい楽しみに
してますよ、ご主人にお大事に
とお伝え下さい】
戸栗【ありがとうございます、
本人が一番楽しみの行事なもの
ですから、大事な時に腰を痛め
るとは思わなかったですから
それでは失礼します】と挨拶を
して荷物を持って家路へと
足を運んでいっていた
それから少しして…
広志【ウチは多めにしておいて
良かったな~】とアコに
聞いてくる
アコ【明日の事を考えれば、
充分ですよ~しかし、鶏天
大成功でしたね~】と応える
広志【まさかの忘れ物が幸いと
なしたかね】
アコ【焼きトウモロコシは
明日の何かに使いましょう】
広志【そうだな】そう言いながら2人
は片付けを続けて
佳境に入っていた
的山【お疲れさまで~す】
片桐【お疲れさまで~す】
広志【おぉ~お疲れさん、
売り上げ的にはどうだった】と
振り返りながら聞いている
的山【思ったより売れました】
片桐【僕はまあまあですかね】
アコ【はい、お疲れさまです
大したものではありませんが】
と袋にある程度まとまった
料理をそれぞれに手渡している
的山【ありがとうございます】
片桐【ありがとうございます】と
それぞれ受け取っている
広志【小腹のつまみにな】
的山【どうみても小腹の量では
ないっすよ】
アコ【腹ぺこだろうからって
別に分けておいたんですよ】
片桐【さすがです、助かります】と
嬉しそうにしている
アコ【いえいえ、それに本番は
盆踊りですからね】
的山【今年は何日やる予定なんすか?】
広志【昨年は2日雨で中止に
なったんだよな~】
片桐【そうそう】と頷いている
広志【確か花火大会と日程がかぶり
そうだから減らそうかという
話も出たらしいんだけど、
みんなそれぞれ予定あるから
例年通り落ち着いたよ】
的山【それならいつも通りに
調整しますよ】
片桐【そうですね】と話している
アコ【盆踊りが終わると
体育祭もあるわね】
的山【しばらくは両輪で稼ぐとします
か~う~ん】と
背筋を伸ばしている
片桐【明日は休みですから
ゆっくりしますよ】
広志【ウチらは明日はお店開けるよ】
的山【開けるんすか?】と驚いている
アコ【いつもは仕出し弁当らしいの
だけどね~会長さんから
話を伺って、それならこの前の
休みを交換という形で
開ける事にしたのよ】
広志【といっても大した物は
ないけどな】と頭を掻いている
的山【昼には開けるんすよね】
片桐【この前の休みって】
広志【健康診断で休みをな】
的山【なるほど…昼飲み出来そうだ】
とワクワクしている
的山【じゃあ、そろそろ失礼します
お疲れさまでした~】
片桐【お疲れさまでした~】
そう言って2人は荷物を運んで
車に乗せて家路へと車を走らせたの
でした
広志【は~い、お疲れさま~】
アコ【お疲れさまでした~】と
声をかけている
広志【そう言えばワコさん達は?】
アコ【いつものように泥酔して
さっき信也さんが
ワコさんを肩車して車に乗せて
運転していきましたよ】
広志【信也さんも大変だわな、
気持ちが良ーーく分かる】と
大きく頷いている
アコ【何の事かしらね~
今日は頑張ったからね~】
広志【ほどほどに頼みます】
そしてアコや広志も全ての片付けが
終わり挨拶をして帰ろとしていた…
広志【さて、さてとぼちぼち帰ろうか】
アコ【そうですね~今日は休肝日に
した方が良さそうですね】
広志【確かにな…】
そして2人は荷物を台車に乗せて
ガラガラと駐車場に止めてある車の所に到着して、広志がポケットから
鍵を取り出して差し込んで開けて
車に乗り込んでドアを閉めて
シートベルトをしてエンジンを
かける…ギアを動かして
ペダルを踏んで車がゆっくりと
動きだして走り出していく…
アコ【しかし、見事に完売するとは】
広志【あんまり揚げ物ばかりもな】
アコ【鶏天がこちらでよ食べられる
様になると良いですね~】
広志【そうだな~】
そして車は店の前に到着して、
荷物を下ろして店の鍵を差し込んで
回して開けて荷物を運び入れていった
その後、全て運び込んだら広志は再び車へと乗り込んで駐車場まで運転して止めて鍵を差し込んでかけてポケットにしまい店へと戻ってアコと合流して
家路へと足を運んでいったのでした
今回からの登場人物ーーーーーーーー
井原 昭夫…39歳
商社勤務のサラリーマン
戸栗 香織…58歳
少し離れた倉庫でパートとして勤務
今回は夫の代理として担当




