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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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82/165

仕込み準備中(その3)

物語は更に続編となります


更にそこから時間が経過して、

時計の針は10時を少し回ったところになります、その頃にまたまたお店の

前に1台の軽トラの車が止まりました

これだけ頻繁に止まるのはなかなか

ありません、そのせいなのかどうかは不明ではありますが、地域の人達も

何かあるのだろうかと、気になる様子の雰囲気を見せています

そんな中、車の中からは魚勝鮮魚店の店主である鈴村が下りてきて

荷物を運んできています

作業しながらの会話です


鈴村【おはようさん!】


広志【おはようございます!】


鈴村【今日と明日の分な~】


アコ【おはようございます~

   バタバタしていてすみません】 

   と軽く頭を下げている


鈴村【今日と明日は祭りだから

   魚な出番ないと思ったら

   店開けるからって

   連絡来るんだからよ~】と

   ぼやいている


アコ【いいじゃないですか、

   魚が売れるという事は

   それだけ食べる人がいると

   いう事ですから】とたしなめる


鈴村【確かにな~助かってるよ、

   最近は魚離れが進んじまってる 

   からよ~特に子供らは骨が

   のどに刺さるからヤダだとさ…】 

   とため息をついている


アコ【確かに話を聞くと学校の給食も 

   魚の加工品が増えている

   そうですね~それでもサバの

   塩焼きとかはあるそうですから】 


鈴村【確かに給食に鯵のタタキとか

   出すわけにはいかないからな、 

   鮮度だって考えないと

   いけないしな!それにしても

   もう少し魚食べようぜと

   言いたくなるわい】


広志【刺身とかは子供達も食べるのに 

   な、不思議なものだわな】


アコ【簡単ですけど毒味役で鈴村さん 

   も試食お願い出来ますか?】と

   前夜祭のメニューを手渡す


鈴村【さすがだねアコさん、

   ちょうど小腹が空いていてさ~ 

   それでは失礼して】と

   一口食べてモグモグしている

   鈴村…


鈴村【うまい!前夜祭は

   いつもの時間だろ?】


広志【いつもの時間よりも少し早めに 

   来ておいた方が良いと思うぞ~ 

   数には限りがあるから】


鈴村【ドンチャン騒ぎでお巡りさんの 

   ご厄介にならないように

   つとめるよ】と

   少し苦笑いしている


アコ【ご厄介?】


広志【昔はなったわな~】 


鈴村【最近はないけど…】


広志【誰かさんが酒飲みまくって

   大暴れしていた時期も

   あったし…】とジロリと視線を

   アコに向けている


アコ【いつの頃の話をしているん】


広志【おととし複数のヤンチャの

   兄ちゃん達が嬢ちゃんに

   ナンパしようしてたら

   大暴れして兄ちゃんの

   大事なアレ鷲掴みして

   破裂寸前しそうになっただろう 

   が、あれだけ酔っぱらって

   良くお縄にならなかったのが

   不思議で不思議で…】


アコ【記憶にないわね~

   それに兄ちゃん達が海外で

   違う話題でニュースに

   なってたわね~

   そしてお縄になってくるとは】


鈴村【お縄になったんすか…

   しかし、鷲掴みの話は

   本当だったんですね…

   しかも破裂寸前って】


アコ【取って食おうとしたのを

   止めただけよ~ツラ拝めば

   それくらい分かるわよ~

   いくら酒飲んでいてもね

   それに後で知ったけど

   どっかの偉いさんの小僧の

   集まりだっていうじゃない、

   どない教育したら

   あんな小僧になるのか

   不思議で仕方ない、私が一から

   ビシバシ教育しないと

   いけなわね~】と 

   不適な笑みを浮かべている


鈴村【アコさん、怖いっすよ

   しかし、そんな事

   あったんですか…】


広志【国会議員の息子だろ?

   余罪が湯水の如くあるから

   アコの被害届出そうものなら

   更なる加害未遂が追加になる

   からだろうさ、果たして前は

   いくつあるのか知りたいわな

   偉いさんの事だ…保身の為に

   もみ消しもあるだろうよ】


鈴村【そんなにあるの?】


広志【出なければ今頃アコは

   お縄になってるだろさ

   それに運ばれた兄ちゃん達の

   アレが立たない可能性も

   あるっていうから】


鈴村【そこまで…】と呆然としている


アコ【まぁそうでしょうね~

   それがここにいると言う事は… 

   でしょうね】


広志【スジの連中も手を引いてる

   ようだしな、アコよ~

   それにアレは使えるんだろ?】


アコ【それなりにはね…

   少しは手は抜いたわよ~

   それにお詫びの品が品が

   次々と届いたわね~】と

   不適な笑顔を見せている


鈴村【アコさん、恐ろしい…】


広志【それだけ後ろめたさが

   あると言う事だろうさ

   ちなみにアコを操れるのは

   俺しかいないからね~】


アコ【何の事かしら…操られているの 

   間違いじゃないかしら?】


鈴村【この2人には2人にしか

   分からないものが

   あるのだろうな】と

   心の声でつぶやいていた


広志【毎回そうだけど、

   この時しか見かけない

   連中もいるからな】


アコ【スリの人達の人相は分かるわね】 

   と色々話していると


鈴村【もうこんな時間だ、

   ぼちぼち行かないと】と

   時計を見て


広志【毎度悪いね、助かったよ

   ありがとう】


アコ【ありがとうございます】


鈴村【じゃあ、また後で】


そう言って鈴村は店を出て

車を走らせて去っていった

車内の中で…


鈴村【あの2人とは付き合い

   長いけれど一体

   何者なんだろう】と心の中で

   考え込んでいたのでした






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