仕込み準備中(その2)
物語は続編となります
さてさて時計の針は進んで
もうすぐ9時になろうとしています、
八百がさったのと入れ替わる様に
お店の前に再び1台の軽ワゴン車が
止まりました、車の中からは
肉丸の店主である丸井が下りてきて
荷物を運んできています
作業しながらの会話です
丸井【おはようございます】
広志【おはようございます!
すいません無理を
お願いしまして】
丸井【前夜祭ですからね~
ウチとしても商売は
ありがたいですよ】
広志【おかげさまで本当に
助かりました】
アコ【おはようございます~
バタバタしていてすみません】
と軽く頭を下げている
丸井【毎年恒例ですからね、
この時期は祭りに関わる店は
仕込み量も多くなりますよ】
広志【老体にムチ打って
頑張りますよ】
アコ【何なら丸井さん達も
食べにいらっしゃい!】
丸井【私達が行っても
大丈夫なのですか?】
広志【結構他の地区から来る人も
いますよ、たまに路駐で
レッカーされる車も
ありますけどね】
丸井【そんなに人来るのですか?】
アコ【いつもの事ですよ、
来月の盆踊りの時なんて
路駐のオンパレードで
お巡りさんが駐留している
くらいですから】
丸井【人気なのですね~】と
関心している
広志【それを考えると仕入れる量も
段々と増やさなくては
いけませんからね…】
丸井【雨が降ったら、
どうされるのですか?】
アコ【その日は普通にお店
開けるだけですよ】と
諭す様に話す
広志【それにそうすると天気にも
よりますけど、次の日晴れれば
お祭りを雨ならば全て翌週に
他の地区と同時開催に
なりますね、そういう時は
前夜祭ではなく子供達は
後夜祭、
大人達はお疲れさま会
になるんですよ】
丸井【後夜祭そうだったんですね~
いつも仕事でなかなか
いけないものですから、
子供達はお邪魔してます
けどね~】
広志【時々お見かけしますよ】
アコ【そうそう、お子さんが小さい頃
はよくしゃいでましたよ~
今では立派になられてね】
丸井【おだてても何も出ませんよ、
これで全てになります!
毎度ありがとうございます!
それじゃあ】
広志【助かりました、
ありがとうございます】
そう言って丸井は店を出て
車を走らせて去っていった
それからしばらくして、時計の針は
9時半を少し過ぎた頃、三度
お店の前に1台の軽ワゴン車が止まったのです、車の中からは乾商店の店主である渡貫が下りてきて荷物を運んできます作業しながらの会話です
渡貫【おはようございます】
広志【おはようございます!
どうされました?】
渡貫【乾燥ワカメと春雨等
色々持ってきました、
何かに使って下さい】
広志【良いんですか?】
アコ【おはようございます
あらっ渡貫さんどうされたの
ですか?】
渡貫【八百屋の大将から
話を伺ったので、
お店も開けるそうなので】
広志【すみませんわざわざ
配達してもらって】
アコ【昨日試しで前夜祭の出し物
作りましてね、簡単ですけど
毒味役で渡貫さん試食お願い
出来ますか?】と串に刺した
あるものを手渡す
一口食べてモグモグしている渡貫…
渡貫【さすがですね、
時間あればですけど
寄らせていただきます】
広志【まぁ、前夜祭の出し物
ですからね】
渡貫【他の地区の方からも
来られる方々多いですからね】
広志【確かにそうですね~
この時しか見かけない人も
いますからね】
渡貫【それじゃあ私はこれで…】
広志【助かりました、
ありがとうございます】
そう言って渡貫は挨拶をして
店を出て車を走らせて去っていった
更にそこから少しして、お店の前に
またまた1台の軽ワゴン車が止まった
車の中からは谷出豆腐店の店主である谷出が下りてきて荷物を運んでくる、作業しながらの会話
谷出【おはようございます】
広志【おはようございます!】
谷出【今日もいつもので
大丈夫ですね】
アコ【おはようございます~
バタバタしていてすみません】
と軽く頭を下げている
谷出【今日は前夜祭ですからね、
ウチもおからドーナツを
販売する事になりまして】と
謙遜しながら話している
アコ【そうなんですか!】と
驚いた表情を見せている
谷出【商品だけですよ】
アコ【役員さんの出し物ですか~
それは楽しみにしています
それでなんですけど
昨日試しで前夜祭の出し物
作りましてね、簡単ですけど
毒味役で谷出さん試食お願い
出来ますか?】と串に刺した
あるものを手渡す
一口食べてモグモグしている谷出…
谷出【さすがですね、私は準備で
難しいかも知れませんが、
子供達はお世話になると
思いますので、
それでは失礼します】
広志【毎度ありがとうございます】
アコ【ありがとうございます~】
そう言って谷出は挨拶をして
店を出て車を走らせて去っていった




