夕方の営業(常連客編、その20)
物語は前回の続編になります
ワコのお店から預けていた
飲み物を受け取り戻る山武、
それと入れ替わりに朝陽が
ワコのお店に入り、お酒を注文する
声が聞こえてくる…
一方その頃のお店の中ではバタバタ
しながらとせわしく賑やかに
なっていた
哲男【お互いに仕事やらなんやらで
忙しいからデート出来ないん
すよ~】とぼやいていると
山武【戻りました~】と
サッポロ黒ラベルの
缶ビール350mLと
日本酒の“峰の鷹”の二合瓶を2本
持ってきている
アコ【は~い】
山武【今日はバタバタで
動き回ったので
たくさん飲みます】
周藤【先輩!ほどほどにして
くださいね】
早川【そうですよ~この前奥様に
怒られたばかりじゃない
ですか~】
山武【あれは、付き合いなんだから
仕方ないだろうさ~
それにしても、あの部長お酒に
関してはザルなんだから】
アコ【接待て大変ね~
でもほどほどにね】
山武【分かってますよ!
でもあの部長
よく健康診断引っかから
ないな~】と腕を組みながら
関心していると
広志【何わともあれほどほどに
しとくんだな、よく言うだろう
酒は飲んでも飲まれるなとさ】
と言いながら出来上がった
料理を盛り付けている
アコ【そうそう健康第一よ!】
広志【アコが言うと説得力が…】
アコ【お父さん】と満面に笑みを
顔を広志に向けている
皆が異口同音にうなずいている
幸 【お母さんのお酒の話は
伝説でしょう~
山武さんには、私の作った
パン食べてもらわないと】
哲男【え~さっちゃん、
俺の分はないの~】
幸 【ありませ~ん】
哲男【そんな~】となぜ?のポーズを
しながら困り果てている
幸 【冗談ですよ~】とにこやかに
答えている
哲男【さっちゃ~ん、
からかわないで~】と
ぼやいていると
広志【アコ~武ちゃんテーブル席の分
上がったよ~】と出来上がった
料理を盛り付けている
アコ【は~い、よっこらしょっと】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、おまちどおさま!
めしあがれ】と山武達のいる
テーブル席に各々置いていく
山武【ありがとうございます、
いただきます】と割り箸を
割ってから、おもむろに
一口頬張って食べる
山武【いや~今日も安定の
美味しさです!オンオフの
切り替えがここで出来ます】と
言いながら缶ビールを
一口グビッグビッと飲んでいる
山武【くぅ~五臓六腑に染みるね~】
と缶ビールをテーブルに置く
アコ【余程大変だったのね】
そう言いながら刺身を
盛り付けている
山武【尚美ちゃんもそろそろ来ますよ
~さっきワコさんのところで
すれ違ったから…】
幸 【そういえば尚美さんに逢うの
かなり久しぶりですね~】
アコ【そうね~でもその前に
幸、先に夕飯食べちゃいなさい】
そういってカウンター席に
日替わりを置いていく
幸 【いいの?】
広志【今日は夜長くなるだろうから
さ…】そういって調理に
いそしんでいる
幸 【それではお言葉に甘えまして】
そういって座って
幸 【いただきます】と割り箸を割って
おもむろに一口食べる
幸 【う~ん、我が家の味~】と
たまらない顔をしている
広志【昨日からさんざん
食べているだろうに】と
ぼやいている
そして各々がたわいのない話を
しながら食べていると…
朝陽【こんばんわ~】と暖簾をくぐり
店のドアをガラガラと開けて
入ってくる
アコ【あら~尚美ちゃん
いらっしゃい】
朝陽【あ~疲れた~】そういって
カバンを椅子に置いて
カウンター席に腰を下ろして
座っていく
山武【あれ?お酒は?】
朝陽【カバンに入ってますよ】と
カバンから烏龍茶と焼酎の
いいちこ2本を置いていく
アコ【はい、おしぼり】と渡している
朝陽【ありがとうございます】と
受け取って
手を拭いたりしている
アコ【ところで今日は何にします?】
朝陽【そうですね~】
山武【今日はみんな日替わり
みたいだけどね~】と周りを
見渡している
朝陽【じゃあ、私もそれで後は
揚げ出し豆腐もお願いします】
広志【はいよ~】と調理にとりかかる
幸 【尚美さ~ん、お久しぶりです】と
軽く会釈して挨拶している
尚美【えっ…さっちゃん!久しぶり~】
と二人は久々の再開で
抱き合っている
広志【気持ちは分かるけど、
他のみんなもいるんだから】と
たしなめられている
幸 【は~い】とシュンとしてしまって
いる
朝陽【すいません】とこちらは
少し苦笑いしている
アコ【お父さん、久々の再開
なんですから】
広志【気持ちは分からないでも
ないけどな、一応店だからね】
そこから朝陽と幸は色々な話に
花を咲かせている…
広志【アコ~尚美ちゃんの分
上がったよ~】と出来上がった
料理を盛り付けている
アコ【は~い、よっこらしょっと】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、おまちどおさま!
めしあがれ】と朝陽のいる
カウンター席に置いていく
朝陽【ありがとうございます、
いただきます】と割り箸を
割ってから、おもむろに
一口頬張って食べる
山武【う~ん!美味し~い!】と
朗らかな笑顔を見せている
店内は色々な話題で話はつきませんが…そんな時に1本の電話が…




