お昼の営業(常連客編、その7)
さてさて仕込みが終わり時計の針は
11時を回り、小料理屋アコは昼営業の開店準備をしていた
その時には、お客がちらほらと…
相木【こんちは~大将にアコさん!】と
暖簾をくぐって店のドアを
ガラガラと開けて入っていく
アコ【相変わらずね~、ほらっ!
座って待っていなさい!】と
若干あきれながらの
表情で話している
浮田【毎度毎度すいませんね~
ありがとうございます!
あ~腹減った~】と
いいながら席に座った
アコ【しかし、今日も暑くなった
わね~もう30度よ~】と
最後の準備しながら
聞いていくと?
相木【いや~もう夏っすよ!
暑くて仕方ない】と
うちわを仰いでいる
浮田【この暑さ将来、
どうなるんですかね~】
アコ【地球温暖化とか
言うものでしょ?】
と水をコップに注いで
渡している
広志【アコ!そろそろ開店いいぞ~】と
声をかける
アコ【はい!じゃあ開店で~す、
いらっしゃ~い!】
広志【いらっしゃい!毎度!】
店にはお客さんがぞろぞろと
入って、おもむろに席に座る
相木【今日は何だろうな~】
浮田【献立考えなくていいし】
アコ【はい、おしぼり】と渡している
相木【ありがとうございます】
浮田【ありがとうございます】と
それぞれ受け取り
手を拭いたりしている
広志【アコ!あがったよ‼】と
出来上がった料理を
盛り付けている
アコ【は~い‼よっこらしょ】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、おまちどおさま
めしあがれ】とテーブルに置く
榎本【こんにちは~毎度~】と
暖簾をくぐり抜けて店のドアを
ガラガラガラと開けて、
店の中の様子を伺っている
アコ【えのちゃんいらっしゃい!
どうぞ】
榎本【ありがとうございます】
泉澤【こんにちは~大丈夫ですか?】
アコ【いらっしゃいませ、
こちらへどうぞ】
榎本と泉澤がそれぞれ
カウンター席に座ると
アコ【はい、おしぼり】と渡している
榎本【ありがとうございます】
泉澤【ありがとうございます】と
それぞれ受け取り
手を拭いたりしている
相木【今日は何ですか?】
アコ【“冷やし中華の
カツオイワシ乗せ”に
“メンチカツ”に
“おから入り酢の物”ね
たまには麺類も良いかなと…】
浮田【やはり麺類で来ましたか~
でもカツオなんて珍しい
ですね~】
相木【何かあったんすか?】
アコ【何もないわよ!】と語りながら
手を動かしていると
広志【この暑さだし、
少し実験と思ってな】と
手を動かしながら話している
相木【はい!いただきます】と
割り箸を持って割ってから
一口食べると…
浮田【美味いっす!さっぱりしていて】
相木【美味い!】
アコ【ご飯食べてお昼からも
ひたむきにね】
相木【は~い‼】
浮田【は~い‼】
榎本【しっかり働きます‼】と
もりもり食べていると…
矢野【こんにちは~】と
暖簾をくぐり抜けて店のドアを
ガラガラガラと開けて、
店の中の様子を伺っている
アコ【いらっしゃ~い、どうぞ~】
矢野【ありがとうございます】
広志【おっ!良く来るな~恋に焦がれた
司法書士ご来場かい】と
調理しながら
冗談を言っていると
相木【こんにちは~?】
浮田【こんにちは~いつもどうも~】
矢野【こんにちは~】と軽く会釈する
泉澤【いい人いないなら
紹介しますよ?】
広志【余計なお世話だよ】と
手を動かしながら話している
矢野【前にもお話しましたが…
本命は一人なので】
アコ【はい、おしぼり】と渡している
矢野【ありがとうございます】と
受け取り手を拭いたりしている
そんな時、店の裏のドアをガチャリと開けて幸が入ってくる…
以前は使っていたが今は
ほとんど使用していないが、
万が一緊急事態が起きたための
避難経路として残している
ただし、少し建て付けが
悪くなっている
幸 【いらっしゃいませ~】と
お客さんに声をかけている
アコ【幸、レジと後片付けお願い】
幸 【はい!】
浮田【お~さっちゃん!久々だね~
今は確かパン屋さんだっけ、
働いているの】
幸 【そうですね~社長と女将さんと
3人で営業してますよ~】
相木【さっちゃん今日は休み?】
幸 【遅いGWと言いたいんですけど
社長ぎっくり腰しちゃって…】
浮田【それは何とも…】
泉澤【魔女の一撃、ここにあり】
矢野【くれぐれもお大事にして下さい
とお伝え下さい】
幸 【ありがとうございます!
目の保養だわ~】と
ときめくふりをしている
相木【良いよな~イケメンは】と
冗談でふてくされている
広志【未来の奥さんいるくせに
何言ってんだい!
アコ!あがったよ‼】と
出来上がった料理を
盛り付けている
アコ【は~い‼よっこらしょ】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、お待ちどおさま
めしあがれ】とカウンターに
置く
矢野【ありがとうございます、
いただきます】と割り箸を
割り食べ始める
広志【ところで暁鐘の
恋は進展ないのかい】と
調理しながら聞いてくる
矢野【ないですね~】
アコ【どこに住んでいるのかも
分からないのですか?】と
酢の物を盛り付けながら
聞いてくる
矢野【大体は分かるので、
近くまでは行ったのですが
仕事もありましたし】
広志【そこまで行ったなら
粘ろうよ…】
相木【そうっすよ】
アコ【ほらっ!色々あるのよ】
浮田【でも、未来の奥さん
なんでしょ】
矢野【そうでありたいなと…】
広志【これは長い道のりだそ~】と
ぼやきながら調理している
その頃の店内では…
相木【すいませんご飯と味噌汁の
おかわりを…】
佐橋【すいませんおあいそで】
アコ【はい、少しお待ちくださいね~】
とバタバタと動きながら
幸 【はい!ちょうどですね、
ありがとうございます
またお待ちしています】
それから、様々なお客様がご来場して、美味しいお昼を食べて
みんなエネルギーチャージをして
昼からの仕事に向かっていったの
でした…そんな中遠くから一人歩いて店へと足を運んでいる




