出店の後片付けと…
さてさて時計の針は15時を少し回ったところ、運動会も感動的なフィナーレを迎え無事に終了した!
子供達の成長に親御さんや関係者は
たくましさや一抹の寂しさを
かみしめていたり見えない所で涙腺を緩ませてる人もいたとかいないとか…
その頃…アコや広志を始めとした
的屋の仲間も片付けが終わり
各々が帰ろとしていた…
広志【さて、帰りますか】
アコ【そうですね】
的山【今年も打ち上げやるんですよね】
と手を拱て
ワクワクしている表情で
二人を見ている
片桐【そうですよ!僕は今年で
最後になりましたから】
広志【今年は何もないぞ~
急に頼まれたからな~】と
少し苦笑いしている
的山【え~】とぼやいている
アコ【大したものはありませんが
よろしければ】
片桐【さすがアコさん!ありがとう
ございます】
それをうけて的山と片桐は
ハイタッチをしている
広志【とりあえず荷物を置いてから
来なよ!こちらも準備あるから】
的山【18時位でも大丈夫ですか?】
アコ【大丈夫よ、3兄弟もいるから】
的山【後で行きま~す】
片桐【行きま~す】
そう言って二人は小学校を後にした…それから入れ替わる様に千成が現れる
千成【飯塚さん】
広志【どうしたね】と振り返る
千成【今日は本当にありがとう
ございました】と
深々と頭を下げている
アコ【頭上げて下さい】
広志【皆が通る道だからな~
何事も経験だよ】
千成【ありがとうございます】
広志【一つだけいいかい】
千成【何でしょう】
広志【利益も大事だが、お客さんの
顔は多少見た方がいいと思うぞ!
でないと折角の城が
崩れちまうよ!
ウチらの商売は美味いのを
当たり前に作ってなんぼだ!
こだわりも大事だけど
お客さんとたわいもない話を
すると見えてくるもんも
あるんだよ!覚えておくと
いいよ】と腕を組みながら
話している
千成【私は張り切りすぎいたのかも
知れません】と大きく一息を
ついている
アコ【“身体は燃えて熱く、
しかし心は冷静に”の心境で
仕事しないとね】と
満面の微笑みで千成を見ている
千成【はい!】
広志【ところで安藤校長は
どちらに、先程から
見かけないとかって】
アコ【そうですね~私も一言
言いたい事あったん
ですけどね~】
広志【アコ、程々でね!くれぐれも
程々でね】と念を押す様に
して話している
アコ【大丈夫よ!私は常に
心穏やかよ~】
広志【……】と何とも言えない
気持ちでアコを見つめている
千成【残念ながら昼前後から
見かけないですね~
閉会式の挨拶も教頭先生が
代理でされていましたから】
広志【ほう~教頭先生が挨拶かい
どこへ行かれたのかね~】
アコ【意外とお上からお呼び出しが
あったりしてね~
あの校長先生変に繕うと
する癖がありそうですからね、
自分で原案して制定したのに
まさに因果応報ですね】
千成【それは何とも…
言えませんが…】
アコ【何もないと良いのですけどね】
と少し不安気な表情で話す
広志【ところでそろそろお店に
戻らないとまずくないかい】と
校庭の時計を見ている
千成【まずい!それではこれで…
本当にありがとうございました】
と頭を下げて、その場所を
後にした
広志【お呼び出しか~】
アコ【長い長いお話でしょうね~
まぁどこかへ飛んで回るのは
やむを得ないですかね】
広志【確かにそうだな!
さてとぼちぼち帰ろうか
打ち上げやらないと暴れ馬が
暴動起こしかねないからな】
アコ【私も久々にお酒飲めるわ~】
広志【アコ!お酒はやめてよう
アコ自身が暴れ馬になるのは
確実だぞ!】
アコ【何の事かしら?記憶に
ございません!さあ、
帰りましょう】
そう言って広志とアコは
店へ戻るべく足を運んだのでした
広志【何も起きないようにしないとな】
と一抹の不安を抱いて
いるのでした




