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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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何とか間に合います

物語を元に戻しましょう、

安藤の視線の先には皆があくせく

動いている様子が見えていた、

ご飯を盛り付けている哲男や洋之や

和邦の三人の姿もある…


哲男【これくらいでいいっすかね~】 

   と千成に話しかけている


千成【そうですね!ありがとう

   ございます】


そこから千成は店で調理した

あるものをご飯の上からかけていた


アコ【そうしたら出来上がった物を

   この中に入れて持っていって

   下さい】といくつかの

   ビニール袋を渡している…


千成【ありがとうございます】と

   盛り付けして蓋をして

   ビニール袋に入れていた…


そんなあくせくした中でも、

広志とアコの出店も切り盛り

している…


アコ【は~い、いらっしゃい】


学生【何があるんすか?】


アコ【“唐揚げ”と“フライドポテト”と

   “フィッシュ&チップス”ね】


広志【トリプルもあるぞ~ってね】と

   お客さんに話している


学生【フィッシュ&チップスって

   何ですか?


広志【白身魚のフライと

   フライドポテトのセットだよ!

   イギリスとかでおやつ感覚で

   食べられていてね】


学生【隣は一体…】


アコ【あれは先生用よ、

   少しトラブルが起きてね

   そこは気にしないで下さいね】

   と手を動かしながらも時折

   お客に視線を送っている


千成【これでとりあえずは、

   ありがとうございます】と

   学校へ向かおうとすると…


広志【千成さんよ、これも併せて

   持っていってくれ】と

   ビニール袋に出来たての

   唐揚げを蓋付きの入れ物に

   入れて手渡していた


千成【これは…】


広志【中身みたらなんとなく

   力をと考えてな…】


アコ【大したものではないですよ】


千成【分かりました!】そう言って

   学校内に持っていったのである


安藤【飯塚さん…】と声をかける


広志【校長先生よ…】と足を向けて

   歩きだして交差する際に…


広志【お前さんよ!私利私欲で

   公私混同した結果がこの様かい! 

   この落とし前きっちり

   つけさせてもらうじゃけの】と 

   ドスの利いた低い声で話す


安藤【私を脅すとは】


広志【変な見栄を張って上から目線の 

   指導の獣よりは、鹿嶋の方が 

   まだまともじゃのぉ!まぁ早崎の 

   親父に事の顛末は連絡済だ!

   文句あるなら早崎に弁明して

   おくんだな、悪いが“蛇の道は

   蛇”や言うやろ、人の事指導する 

   より引きこもりの倅をどないか

   せんかいね!親っちゅう

   看板が見せかけじゃあのぅ】と 

   更にドスの利いた低い声で話す


安藤【あんた!一体何者なんだ】


広志【ただのしがない食堂の親父だよ! 

   ちなみにもう一つ伝えておく、 

   いくつかのブンヤがあんたの

   周辺かぎ回ってる!

   夕刊ですっぱ抜かれん事を

   祈るかの!】と三度(みたび)

   ドスの利いた低い声で話す


アコ【お父さん、ちょっと手伝って

   下さいよ】と手招きをしている


安藤【あんたの奥さんは裏の顔

   知ってるのかい】


広志【俺よりあいつの方が

   恐ろしいわい!

   でねぇとここまで啖呵は

   切れんだろうよ!それでは】と

   満面の笑みを安藤に向けて

   軽く頭を下げてアコ達の所へ

   戻っていく


安藤【あいつは何者なんだ!

   私の評価を汚す事だけは、

   絶対に防がなければ

   この事は鹿嶋田さんなら

   何とでもだからな】

   そう言って学校内に足を運び

   戻っていった


アコ【校長先生とどんな話を

   されていたんですか?】


広志【大した話はしていないよ】


アコ【とにかく早く作って下さい

   両手八方ふさがりです】も

   少し慌てた表情で話しいる


広志【そんな焦る事は…】と視線を

   遠くに向けていると

   行列が出来ていたのではある


広志【何で毎回こうなるのかね~】


お客【まだですか~】


哲男【すいません今やりますんで】と

   お客さんに挨拶をしている


洋之【大将!】


和邦【アコさん!早く】


広志【どうして毎回こうなるのかね~

   仕方ないか~】と

   ぼやきながらも再び調理に

   取りかかった

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