それぞれの対応…(その2)
一方同じ時間帯の運動会の会場や
近くの的屋付近にも広志とアコの
調理の音や食べ物の匂いが風に乗り、
そこにいる人達の食欲や腹の虫を
増幅させている
的山【は~いイチゴ練乳と小豆練乳
ですね~いくらいくらに
なります】とお客さんに商品を
手渡している
お客【じゃあこれで、ありがとうね~】
と手渡して去っていった
的山【はい、ちょうどですね
ありがとうございます
またどうぞ~】
的山【おお~いい匂いさせてきたな~
揚げ物だな~腹がへるよ~】
近くにいた子供達からも一様に…
子供【ママ~パパ~お腹空いた~】
親御【この辺にはないな~
どこにあるのだろう~
探してみようか~】と子供の顔
に視線を合わせて
語りかけている
子供【うん!】と満面の笑みの
表情で答えている
片桐【は~い、お待ちどおさまです
バナナブルーベリーホイップと
キウイカスタードですね~】
学生【はい、ありがとうございます】
片桐【いくらいくらになります】
学生【それではこれで】
片桐【はい、ありがとうございます!
今お釣りを】とお金の勘定を
している
片桐【それではこれで】とお釣りを
手渡す
学生【どうも~】
片桐【は~い、ありがとうございます
またどうぞ~】
学生【早く食べようよ~】
学生【ちょっと待って今いくから】と
二人は歩きだしていた
片桐【なかなかの売れ行きだな~
ああいう学生みると懐かしさと
みんなが通る青春の道だな~】
と少し感傷に浸っていると
的山【確かにな~何だかんだで
午後からは学生さんが
部活帰りに買いにくる
だろうさ】
片桐【そうですね~そういえば
広志さんとアコさんは
どこに行ったんですかね~】
的山【そういえば見かけないな~
どこにいったんだろうな~
また、食べ歩きじゃないの~
食べ物に関しては、詳しすぎ
だからな~下手したら
市場にいそうだからな~】
一方同じ時間帯の学校内では?
運動会で頑張る子供達の見ながらも
頭の中では昼食が届くかどうかで
いっぱいな安藤と対応に追われている山越がいる…時計に視線を合わせると
安藤【後15分か~間に合わな
そうだ…】と椅子から
立ち上がり
山越【校長先生…】
安藤【仕方ない、ほか弁でも買って
来ます!私の責任です、
他の先生に伝えて下さい】
山越【……分かりました…】
そんな中食べ物のいい匂いが
流れてきている…
安藤【この匂いはどこから…】
山越【いい匂いですね~】
安藤【千成さんは確か中華弁当だと
聞いていたんだが…
この匂いは揚げ物ですかね~】
山越【私はとりあえず他の先生に
伝えておきます、しかし
お腹の虫が騒ぎ立てそうな
匂いですね~】
同じ頃の飲み物を販売している
役員達にも…
稲元【いい匂いですね~】
赤井【お腹と背中がくっつきそうな
程腹ぺこになりそうですね~】
吉井【千成さんじゃなければ、
誰なんだろうな~】
稲元【確かにそうですね~】
赤井【別の的屋が勝手に
開店しているんですかね】
吉井【それはそれで困るんだよな~
どこか探してみましょう~】と
匂いの頼りに探し始めた…
稲元【巡回強化してもらわないと…】




