トラブル発生?…
さてさて時刻は10時を少し回った
その頃…鶴渚小学校の運動会の賑やかな裏では千成の仕込み準備も完了し
調理に入ろうとして、ガスを点火させようとコンロのツマミを回すが…
千成【あれ…火がつかない】と
幾度となくツマミを回すが
着火しない
千成【何でだ~】と家庭科室の
全てのガスコンロのツマミを
回しては戻してを繰り返して
いるが一向に着火しない…
千成【困ったな~】と家庭科室を
出て行き少し歩いて
役員達に声をかける
千成【すいませんガスの元栓は
どの辺りにありますでしょうか
着火しないものでしてね】
稲元【元栓…家庭科室のかい…】
赤井【火が着きませんか?】
吉井【それなら教頭先生と
校長先生に確認しますね】と
小走りでグラウンドの方面へ
向かった…しばらくして
吉井【教頭先生と校長先生、
千成さんから家庭科室のガスの
火が着かないと…】
安藤【家庭科室…
給食室ではなくて…】
山越【校長先生、給食室は原則関係者
以外立ち入り禁止ですよ!
ちなみに許可申請は
提出されてますよね】と
視線を伺う
安藤【あらら…冗談ですよ、
許可申請とは】
山越【学校の施設を休日に外部の人が
使用される場合は少なくとも
3週間前には学校である私達や
市や県の方に申請書を提出して
許可を得なければならない
決まりになっていまして、
それは校長先生がこちらに赴任
される前に自身で立案し
施行されたと聞いていますが…
平日ならば私達や市のみで
大丈夫なのですけどね】
安藤【確かにそうですが…
申請書は確か保管してしている
はずです!ここお願いします!】
と一目散に校長室に戻り
申請書を机の中から
探していると
安藤【あったな~良かった】と
書類を取り出して見ていると
そこには県教委の責任者印の
所が空欄となっていたのだ!
要はここに判子が押されて
いないという事は許可が下りて
いないという証明でもある
安藤【まずい…どうしたら…
全責任は私にあるのか】と
冷や汗をダラダラ流しながら
混乱している
一方その頃教頭の山越は千成のいる
家庭科室を訪ねて申請書について
聞いていると…
千成【私は確かに市の申請に関しては
許可をいただいていますが、
県も必要だったのでしょうか】
山越【残念ながら県に申請した上で
許可をいただかないと
いけないのです、
使用してしまいますと
違反になりますので
行政の処分を受けていただかな
いといけません】と
淡々と述べている
山越【この人達は口は達者でも
臨機応変には弱いタイプね】と
心の中でつぶやいていた
千成【そうなんですか…
ではどうしたら…】
山越【ガス屋に電話してボンベを
持ってきてもらって
使用してもらうしか
方法はないかと】
千成【私は高圧ガスの資格を
持っていないんです!】と
慌てふためく
山越【そんな…それではどうする事も
出来ません、なぜそう言った
詳細な話を私や校長先生に
されなかったのですか!
これは大問題になりますよ!】
と少し感情を表に出して話すと
そこに安藤が現れる
安藤【申し訳ない!私の責任だ!
県の申請を怠り許可を
得ていなかったのだ、
本当に申し訳ない】と
深々頭を下げている
それを見ていた役員達はぞろぞろと
稲元【今はそんな事より
子供達の楽しみを
どうするかですよ】
赤井【そうですよ~】
吉井【他の所に頼んでも
休憩時間に間に合うかどうか】
稲元【ダメ元でアコさん所に
頼んでみましょう】
安藤【いや、しかし】
千成【私は飯塚さんに結構
上から目線で
話していましたから】
山越【プライドなんかどうでも
いいんです!このままでは
お二人共に処分されますよ‼️】
と感情をあらわにして
話している




