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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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45/165

夕方の営業(常連客編、その15)

物語はまたまた続編です!

あらかじめご了承下さい


広志が店へ戻ろと足を運んでいる

一方その頃の店内の様子は?…


実況【試合終了~日中対トルクヤは

   11対10で日中ドラゴンの

   勝利です】


哲男【あ~負けたか~】


洋之【でも1点差まで

   迫ったんですから】


和邦【次に期待しましょうよ、

   それにこれだけ

   盛り上がったんですから】


哲男【いや~一方的にならなくて

   良かったよ~】


山武【そうっすね~ウチなんか

   あっさり完封負けで

   終わりましたからね~

   そう言えば大将遅いですね~】


アコ【そうね~何かあったのかしら…】   

   と不安そうな表情を見せている  

   が…心の中では

   “恐らく津雲さんに

   連絡しているわね”と思っていた


そこへ暖簾をくぐり店のドアを開けて広志が帰ってくる


広志【アコはいよ~】と湿布薬を渡す


哲男【大将~どこ行ってたんすか~】


広志【いつもの所になくて、

   ずっと探してたんだよ、

   薬屋もこの時間じゃ

   閉店しているからな!

   そしたら変な電話もくるから

   大変だったよ】と

   少し頭を掻きながら

   苦笑いしている


アコ【お父さん、ありがとう

   ございます】と湿布薬を

   受け取り早速貼る


広志【いえいえ】


山武【そう言えば大将!

   イチゴありがとうございます】


洋之【そうそう甘くて

   美味しかったです】


哲男【たまには果物も良いっすね~】


和邦【そうですね~季節の

   旬な物とかですよね】


広志【今日のはもらいものなんだよ、 

   それに提供していくとなると

   今の金額じゃあ無理だから

   値上げは確実だね~】と

   腕を組みながら話す


アコ【そうね~

   それは仕方ないわね~】


哲男【…たまにはで良いっすよ~】と 

   焦る表情をみせる


アコ【さて、みんな~

   そろそろ閉店の時間よ】


山武【もうこんな時間だ!帰らなきゃ

   おあいそお願いします】と

   バタバタして帰宅準備している


哲男【俺らもそろそろ】


洋之【珍しく試合終了まで

   いましたね~】


和邦【明日、もっと体力

   きついですよ~】


哲男【しょうがない、朝は来る!】


広志【気張るね~】


山武【でも尚美ちゃんは、どうする?】


アコ【タクシー呼んであるわよ?】


広志【まあ何だ、現在は

   何も分からないからな!

   “人事を尽くして天命を待つ”       

   しかなかろうさ】


山武【そうですね】と

   お会計をしている


山武【それじゃ~お休みなさい】


哲男【お休みなさ~い】

洋之【お休みなさい】

和邦【お休みなさい】

と店のドアを開けて暖簾をくぐり

店を後にし、それから5分後にタクシーが到着した


アコ【ほ~ら、尚美ちゃんタクシー!】


朝陽【う~ん、竜哉く~ん】と

   つぶやいている


その後アコと広志は何とか朝陽をタクシーに乗せて走っていくのを遠巻き様に見送っている


広志【まあ、まだひと波乱も

   ふた波乱もありそうだな】


アコ【やはり連絡していましたか】


広志【どうやらパハラッチから

   逃げようとしたのが

   事実だろな…本命か遊びかは

   意識が戻って時間が経たないと 

   判断はつかないだろう】


アコ【吉と出るか凶と出るか…

   ですね】


皆それぞれの家路へと足を向けて

いったのでした



今回から?の登場人物ーーーーーーーー


津雲(つくも) 昭仁(あきひと)…55歳


東葉日報遊軍部記者でアコと広志と

何かしら繋がりがあるらしい



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