夫婦の会話(その4)と…
さて時計の針は13時を回り、
小料理屋アコの昼営業は終了になろうとしていた。最後のお客が会計を
済ませて店を後にする
客一【ごちそうさ~ん、
また来るわ~】
広志【ありがとうございました~
またどうぞ~】
アコ【ありがとうございました~】と
お客が見えなくなるまで見送る
そんな時電話が鳴る…プルルルル
広志【もしもし…】と電話に出る
安藤【もしもし、鶴渚小学校の
安藤ですが】
広志【お世話になります!
今年の運動会の出し物の件
でしたら、確か千成飯店さんが
担当すると連絡
いただいてますよ】
安藤【その件でご連絡したのですが
大丈夫そうですね】
広志【えぇ~千成飯店さんから
いただいてますから】
安藤【そうでしたか、
それでは失礼します】と
電話を切る…
広志【失礼します】と
電話の切れた音が鳴る…
プープープー
暖簾を下げて店に入れるアコ
札も休憩中に代えて、入口のカギを
閉める
アコ【どなたからだったんですか?】
広志【安藤校長から改めて
千成さんに出し物
頼んだって話】
アコ【千成さん意気揚々と
電話かけてきましたからね~】
広志【良いんじゃないか~
安藤校長さん、千成さんの
常連で仲良しだし
恩を売るんだろうさ】
アコ【今年は運動会の利益は
なしですね】
広志【元々そんなに利益はないし
子供達や親御さんや職員の方々
との学校での触れ合い
がないのは少し残念だけど、
それは仕方ないだろうさ
安藤校長は自分のやり方で
やりたいんだろう!
千成さんもウチに聞きに
来ないし、そんなもんだよ】
広志が調理場の後片付けしながら、
皿洗いをしていると
広志【今日も忙しかったな~】
アコ【休み明け良いスタートに
なりましたね】と
テーブルに残った皿や
コップを集めたり、
拭いたりしている
広志【忙しい位がちょうど
良いのかも知れないがな】
アコ【私達も早く片付けて
お昼食べましょう、
もうお腹ペコペコよ!】
広志【はいはい】
さて、二人は賄いである
今日の日替わりを食べている時の
やり取り
広志【どうかな~少し味が
濃すぎたかな~】
アコ【オムライスなら
こんなものですよ】
広志【昼は手軽に食べていのも
あるからな】
アコ【そうですね】
広志【そういえば、夜のメニュー
何にしようかと思ってな~】
アコ【そうですね~鶏レバー
ありますからね】
広志【あぁ~あれかレバ玉やるか】
アコ【たまにはやりましょうよ】
広志【そうしますかね】
アコ【後はアジをどうしますかね~】
広志【たたきにサンガ焼きにと
色々あるからな】
アコ【お通しにサンガ焼きにする
手もありますよね】
広志【それだと油物ばかりに
なるからな~煮物を
お通しにするかね】
アコ【それなら筑前煮に
しましょうか】
広志【そうだな~そうするか
ごちそうさまでした】
アコ【おそまつさまでした】
広志【洗い物して、
少し仮眠とるか…】
アコ【そうですね、休まないと
身体が持ちませんものね】
そして二人は夕方の営業に備えて、
つかの間の休息に入ったのでした
今回からの?登場人物ーーーーーーーー
安藤 照之…55歳
今年度より一つ上の教育委員会より
鶴渚小学校校長として赴任
千成 徹…45歳
千成飯店店主
以前はとある中華街のある店で
勤務されて独立した




