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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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家族の会話(その5)…休日編

さてさて皆が喜び歓喜に湧いていた

その頃、時計の針は午前11時半を

回っていた


アコ【あれ?もうこんな時間なのね、

   そろそろお昼ご飯の

   準備しなくちゃね】と

   立ち上がる


華 【私もお手伝いします】


アコ【良いのよ華ちゃん】


華 【いえいえ、私も飯塚家に

  嫁ぐわけですから

  色々覚えなくては

  なりませんから】


アコ【といっても昨日の残り

   なんだけどね】


華 【昨日の残りですか?】


アコ【少し残っちゃってね…

   お店のね】


華 【珍しい事もあるんですね】


純一【そう言えば、私昨日出張先で

   駅弁を買いましてね、

   是非広志さんやアコさんに

   食べていただきたいと

   思いましてね】と紙袋から

   いくつかの弁当を出してくる


広志【いやいや、すみません重ね重ね 

   お気遣いいただいて】


純一【単純に後輩と駅弁大会に

   付き合わされたんですよ…】


靖乃【それであんなに

   大量に買われたんですか…

   はぁ~】


広志【まあまあいいじゃありません 

   か、私達は滅多に食べられない 

   ものですからね、

   これは“峠の釜めし”では

   ないですか~最近物凄い人気で 

   すぐ売り切れ続出という】


靖乃【あれだけ買えばお裾分けも

   できますものね】


華 【どれだけ買ったの?】


靖乃【10個よ~あなたも昨日

   食べたでしょ】


アコ【他のは選ばなかったのですか?】 

   と調理しながら話すと


純一【“鱒寿司”とか“イカ飯”とか

   色々選ぼうかと思ったん

   ですけどね、峠の釜めしが

   一番美味しそうに

   見えましてね】


広志【そうでしたか…

   しかしまあ大量に

   買いましたね~】


アコ【さあさあ簡単ですけど

   できましたよ】と

   鍋を持ってくる


靖乃【これは何ですか?】


アコ【昨日の残りの牛スジの煮込みに 

   長ネギに素麺入れただけですか 

   ら、あらかじめ多めに

   作っておいたんですよ】


靖乃【そうなんですか、私なんて

   白衣きて顕微鏡や試験管やら

   研究ですから】


アコ【凄い仕事じゃないですか!

   その研究がいつか日の目を見る 

   時がきますよ、

   私は小さな食堂の

   女将さんですから】


靖乃【何言ってるのですか~

   一国一城の主じゃないですか~】 


アコ【私は近いますよ!主人ですから】


靖乃【それなら共同経営者という

   ところですね】


アコ【それは確かに…】と

   少し考え込むアコ


アコ【まあそういう事にして

   おきましょう】


広志【いや、ウチの店の主はアコです 

   よ裏も含めてね!

   ところでそろそろ食べようよ】


純一【そうですね、いただきましょ

   う】


そしてお弁当に備え付けられていた

割り箸を割り

皆それぞれがたわいもない話を

しながら食べていた…

数十分後食べ終えている…


広志【いや~美味しかったですね~】


アコ【あれだけバランスのいいお弁当

   は確かに売り切れ御免に

   なりますね】


幸 【一応おやつ用意してあるけど…

  後でよさそうね】 


華 【私も作ってみたの】と

  少し笑みを浮かべて話す


靖乃【華が…お菓子を…】


それを聞いて一同静寂になる…


華【まあまあ見るだけ簡単なのだし、 

  それに幸ちゃんに電話で

  レシピ教えてもらってね~

  じゃ~ん】と居間のテーブルに

  出してくる


アコ【まぁゼリーじゃないの~】


広志【中の果物はイチゴか~】


純一【しかし、いつの間に】


華【昨日夜中にこっそり作ったのよ】 

  と少ししてやったりの顔を

  している


源 【問題は味だからね~】


華 【源君!そういう事言うんだ~

  愛妻の作ったデザートに対して

  ひどい】とシクシク

  泣き始めようとしているが…


源 【一昨日もその前もさんざん

  デザート作って食べましたよね… 

  あのガリガリ感は

  まだ残っているんだけどな~】


純一【ガリガリ感って…】


靖乃【一体何作ったの?、華】


華 【クッキー…オーブンの時間

  間違えて…】


幸 【まあまあ華ちゃんがお兄ちゃんの 

  為に作るなんて

  愛されてるじゃないの~】


広志【はいはいそんな事は

   百も承知ですよ、

   ところで幸は

   何を持ってきたんだ】


幸 【私のはこれよ】と

  居間のテーブルの上に置いていく


アコ【これは“ロールケーキ”?】


幸 【そう、桜の葉を生地やホイップに 

  も練りこんでみたの】


華 【さすが幸ちゃん】


幸 【本職ですからね、でもこのゼリー 

  だって桜の葉入れているでしょ?】


華 【桜の葉とあとはヨモギね】


源 【ヨモギ…3種類作った訳か】


幸 【そうそう愛妻のデザート、

  私のも合わせて後で食べよう】と 

  笑顔で皆に呼びかける


アコ【そうね食べてみないと

   分からないからね】


広志【そうだな】


純一【確かにな】


靖乃【そうね】


そこから皆それぞれの出来事を

語りあい、美味しくおやつを

いただいて、更に話が止まらなくなり一日が過ぎていくのでした



今回からの登場人物ーーーーーーーー


橋下(はしもと) 純一(じゅんいち)…51歳

高校卒業後から市役所に入庁

様々な部署を渡り歩いて

現在は総務部長を勤めている

よく刑事ドラマに出演している有名人に似ていると言われているが、

本人は否定している

ちなみに警察官の親戚がいるらしい…


橋下(はしもと) 靖乃(やすの)…51歳

大学卒業後に原野沢製薬に入社して

研究一筋で“答えは必ずこの中にある”とつぶやいているとかいないとか

よくある白衣を着用している

○○研の女の主役に瓜二つと言われているが、本人は似てないし

あんなに料理下手ではないと

否定している



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