家族の会話(その3)…休日編
そこから少し時間が経過した午前9時
幸 【おはよう~】と髪の毛
ボサボサでテーブルの
イスに座り、
いただきますをして
朝ご飯を食べはじめる
アコ【ようやく起きてきたわね、
てっきり昼まで寝てるかと
思っていたわ】とそれぞれの
朝ご飯の後片付けをしながら
話している
幸 【普段の疲れとゴタゴタが
ピークにきてたからね~】
広志【そういえば休みはどうするんだ
~お父さんお母さんも源も
明日はいないぞ~】
幸 【一応特急のコンサート
行くんだけど】
源 【色々桜木さん突かれそうだな~
メディアや週刊誌はそういう
ゴシップ好きだもんな~】
広志【ああいうのは、参考には
するけど信用しないのが
一番だけどな、本当に真実なら
顔出しで“この記事の内容には
一点の曇りもございませんと
胸張って言えるだろうさ”
プライバシー保護云々等
言ってきたらそれは
やましい事がある証拠だよ】
源 【親父…昔何かあった?】
広志【何もないよ!ただ思った事を
言っただけ】
アコ【ネタ探しに必死なのよ、
今色々大変だからね~
せめてどこかの記者さん
みたいに顔出しして
もらいたいわね】
広志【確かに昔は追う側で
今は追われる側ってね、
ああいう人達も追われみたら
少しは気持ちが分かるんじゃ
ないのかな…】
アコ【幸~とにかくコンサートに
行って本人が話す事を
信じなさい!ただし、
全部ではないからね
ああいう世界は言えない事も
たくさんあるのだから】と
少し興奮して話していると
幸 【うん】そう言って食べ終えた
朝ご飯の茶碗等を片付けて
皿を洗っていた
源 【親父におふくろは昔追われた事
あったの】
広志【一般論だよ一般論】
アコ【話変わるけど、そう言えば
幸のお店って繁盛してるの?】
幸 【う~ん、大体午前中には
ほとんど商品が売り切れるわね】
広志【凄いな~大繁盛じゃないか!】
幸 【単純に人数が3人しか
いないからよ!それに作るのは
社長と私だけ、奥さんは接客担当
色々なお客さんくるからね~
それにスペースも
ないし、だから作れる
メニューも限りがあるけど
不思議と売り切れちゃう
からね~】
アコ【変なお客さんは来ないでしょ?
食べてみたいわね~】と
興味を示しはじめている
幸 【話好きなお客さんとチビちゃんは
来るけれどね…そうそうあの店は
エビカツと唐揚げパンは
有名よね!ただ、数量限定だから
本当に買えないんだよね~】
アコ【幸のお店は何が有名なの?】
幸 【ウチの店は菓子パンが中心ね!
アンパンとかホイップ入りの
メロンパンとかドーナツとかね、
変わり種といったら
サンドウィッチにいなり寿司を
入れていることかしらね】
広志【パンだけだとお腹すいちまうし
といっても両方食べると
身体には悪い、
だから互いに少量ずつ
食べてある意味口直しするんだ
よ!そういう店も昔からあるよ】
源 【幸のお店近くはウチみたいに
団地とか住宅街とかあるの?】
幸 【確かに近くに住宅街と
中学校があるけど】
アコ【それはすぐなくなるわね…】
広志【小さい子供のおやつタイムには
ちょうどいいしな】
源 【そう言えば、四国地方か中国地方
にキムチと沢庵とマヨネーズを
刻んだサンドウィッチが
あるらしいね】
アコ【そうなの?】
広志【海苔巻きやお通しにも
使えそうだな~】
幸 【私はインドサンドね】
アコ【インドサンド?
何なのかしらそれは…】
幸 【ウチの店食パンだけは
余りがちでそれの再利用の方法を
考えてるのよ】
広志【あれだろ?パンを牛乳に浸して
両端にフォークを
何か所か穴を空けて
牛乳吸い込ませてから
材料を挟んで揚げるパン】
幸 【お父さん、凄いわね】
源 【さすが親父、食べ物に関しては
何でも出てきそう】
広志【昔、二人にも作った事
あるからだよ】
源 【そうなの?】
広志【小さい頃のおやつタイムに
よくだしてたな~
ドーナツ代わりにな】
アコ【懐かしいですね~
果物とかも入れましたっけ】
広志【そうそう、失敗したりしてな~
ハッハ~】と笑いながらも
懐かしさを覚えている
アコ【でも材料は売れ残りを
使うんでしょ?】
幸 【うん】とうなづく
アコ【それに置くスペースも
考えなくちゃね、
何はともあれ楽しみにしている
わよ~新メニュー開発の
腕の見せ所ね】




