親子の会話(その2)
さてさて時計の針は13時を回り、
小料理屋アコの昼営業は終了になろうとしていた!最後のお客が会計を
済ませて店を後にする
お客【ごちそうさまでした~】
そう言って店を後にする
広志【ありがとうございました~
またどうぞ~】
源 【ありがとうございました~】
アコ【ありがとうございました~】と
お客が見えなくなるまで見送る
暖簾を下げて店に入れるアコ札も休憩中に代えて、入口のカギを
閉める、広志と源が調理場の後片付けしながら、皿洗いをしアコはテーブルに残った皿やコップを集めたり、
拭いたりしている
広志【とりあえず乗り越えたな~
源!助かったよ】
アコ【結構お客さん喜んでたしね】
源 【会社の食堂で月一で出している
メニューなんだ、ただ
焼きビーフンとおからの酢の物は
出てこないかな~さすがに】
広志【そうだろうな~小鉢はあっても
酢の物はなかなか難しいし
予算の都合もあるしな、
社員食堂なら
もう一品だけだろうな!
もし考えるなら山菜そばか
うどんか、それか春雨スープ
かな~お父さんならな】
源 【あ~なるほど~春雨スープか~】
広志【汁物はないと喉の潤いがな~
それも考えてやらないとな】
アコ【それよりもまずは
私達も早く片付けてお昼食べま
しょう、もうお腹ペコペコよ!】
広志【はいはい】
さて、三人は賄いである
今日の日替わりを食べている時の
やり取り
広志【今日は久々に珍しい物を
食べたな…】
アコ【でもウチのお客さんには
良かったのではありませんか?】
広志【そうだな~】
源 【相変わらずウチの店は
繁盛しているよね~】
アコ【不思議なものですよ、
近くにも飲食店があるのに
小さな店にありがたい事
ですよ】
広志【それは言えるな~】
アコ【そういえば、
アレはどうでしょうか…】
広志【夜の営業には提供できそうだ】
アコ【分かりました!今日は
夜も繁盛しそうですね】
広志【連絡しないと
うるさいからな~】と
頭をポリポリ掻きながら
源 【確かにそうだね、
信頼関係は大事だよ】
アコ【さあさあ食べて片付けして
休みましょう】
広志【そうだな】
ワコ【こんにちは~大将~
アコさ~ん】と店のドアを
叩いている
広志【どうしたんだろう】
アコ【そうですね~】と言って
店のドアを開ける…
ガラガラガラ…
アコ【どうされたんですか?】
ワコ【今、アレ準備しているんで
しょ?】
広志【まだまだですよ~】
ワコ【何言ってるのよ~】
源 【ワコおばさん、
ごぶさたしています】
ワコ【あら~源君じゃないの~
大きくなっちゃって~】
アコ【ワコさ~ん、どうやら休み明け
になりそうなのよ!
まだ完全じゃないみたいで
ごめんなさいね~】
ワコ【じゃあ仕方ないか~
出来たら知らせてね~】と
言って店を後にする
広志【今度こそ、一休みだな】
アコ【そうですね】
源 【嵐の前の静かさだね】
アコ【ウチはこれが毎日よ】
広志【そうそう、人を見るのも楽しみの一つだよ】
そして三人は夕方の営業に備えて、
つかの間の休息に入ったのでした




