お昼の営業(常連客編、その4)
さてさて仕込みが終わり時計の針は
11時を回り、小料理屋アコは昼営業の開店準備をしていたその時には、
お客がちらほらと…見えている
相木【こんちは~大将!アコさん!】
アコ【相変わらずね~座って
待っていなさい!】と
若干呆れながらの表情で
話している
浮田【すいませんありがとう
ございます!あ~減った~】と
いいながら席に座った
アコ【まぁ今日終われば
休みだからね~】と
コップに水を入れて
テーブルに置いていく
相木【昼からひと踏ん張りして、
遊びにいくんですよ】
アコ【あ~彼女とデートなのね~
どんな子なの~
教えなさいよ~】
広志【アコ!余計な話に
首突っ込まない!】
源 【そうそう!お袋!手を動かして】
広志【いいぞ~開店だ】と
声をかける
アコ【はい!じゃあ開店で~す
いらっしゃい】
広志【いらっしゃい!毎度!】
源 【いらっしゃいませ~どうぞ~】
店にはお客さんがぞろぞろと
入って、おもむろに席に座る
相木【今日は何だろうな~
でも誰だろう】
浮田【確かに】
アコ【はい、おしぼり】と渡している
相木【ありがとうございます】
浮田【ありがとうございます】と
それぞれ受け取り
手を拭いたりしている
相木【アコさん!新しい人
入ったんすか?】
アコ【何言ってるのよ~源よ!】
源 【ごぶさたしています】と
軽く会釈しながら作業している
相木【源君‼️】
浮田【久々だね~社員食堂だっけ】
源 【今も変わらずにいますよ】
相木【源君さ~後継がないの~】と
話しかけていると
広志【源に親のレールを
敷かせるつもりはないよ】
広志【それよりもアコ!あがったよ‼】
と出来上がった料理を
盛り付けている
アコ【は~い‼よっこらしょ】と
おぼんを持ち上げて運ぶ
アコ【はい、おまちどおさま
めしあがれ】
榎本【こんにちは~入れます?】と
暖簾をくぐり店のドアを
ガラガラガラと
開けて様子を伺っている
アコ【えのちゃんいらっしゃい
どうぞ~】
榎本【ありがとうございます】と
空いているカウンター席に座る
相木【今日のメニューは】
アコ【“スコッチエッグ”に
“焼きビーフン”に
“おからの酢の物”ね
後はいつも通りよ】
浮田【スコッチエッグとは
ありがたいですね~】
相木【滅多におめがねには
叶いませんっすから】
アコ【今日ばかりはしょうがないわ!
源の提案でね、お父さんが
たまにはいいんじゃないの
かってね】と語ると
相木【はい!いただきます】と
割り箸を割り一口食べると…
浮田【美味いっす】
相木【美味い!】
アコ【もうひと踏ん張り、
しっかりね!】
相木【はい‼】
浮田【はい‼】
榎本【しっかり働きます‼】と
もりもり食べていると…
竹田【ごめんください!】と
暖簾をくぐり店のドアを
ガラガラガラと
開けて入ってくる
アコ【あらっ!会長さん!
どうされたんですか?】
竹田【相変わらず盛況ですね】
アコ【今日はどうされたんですか?】
竹田【煮込みはありますかね!】
広志【スジ煮込みなら
夜の営業ならありますよ!】
竹田【分かりました!それならば
夜に伺います】
そう言って店を後にして
竹田は車で去っていった
浮田【あの人誰なんですか?】
相木【滅多に見ない
お偉いさんですよね】
源 【あの人確か製薬会社の会長さん
だと思うんですけど】と
作業しながら話す
広志【野暮な事は聞かないのが
関の山というもんだ!
はい、お待ちどおさん!】と
お客さんの前に
出来上がった料理を置く
アコ【だそうです】
相木【それはいいっすけど、
結構来るんすか?】
浮田【確かに気になりますね~】
榎本【夜来る時は、たまにいる印象は
あるけど】と
もりもり食べていると…
広志【あの人はウチの煮込みを
食べに来るんだよ!】
榎本【そうなんですね~】
矢野【ごめんください~
相変わらず凄い盛況ですね…】
呆気にとられている
アコ【いらっしゃい!…
少しお待ちいただいて
良いですか?】
矢野【ありがとうございます】
アコ【いえいえどうぞ~】
矢野【失礼します】
広志【いらっしゃい!】
その頃の店内では…
高橋【すいませんご飯と味噌汁の
おかわりを…】
佐橋【すいませんおあいそで】
アコ【はい、少しお待ちくださいね~】
とバタバタと動きながら
源 【はい!ちょうどですね、
ありがとうございます
またお待ちしています】
それから、様々なお客様がご来場して、美味しいお昼を食べて
みんなエネルギーチャージをして
昼からの仕事に向かっていったの
でした




