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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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仕入れの時のお話(3人編)

今日はGWの中日(なかび)の最終日、

いつも通り広志はポケットから

鍵を取り出して差し込んで開けて、

車に乗り込みドアを閉めて

シートベルトをして

車のエンジンをかける!

ギアを動かしてペダルをゆっくりと

踏んで車が動きだしていく、

その後運転し仕入れ先に向かうが…

車内にはアコと源も同行している、

源の勤務先の食堂では

前日に食材を発注するので

市場に来る事は子供の頃以来である!

ちなみ中ではいつものラジオから

音声が流れているが…


広志【みんな来なくてもいいんじゃ

   ないのか~】とぼやいていると


源 【たまにはいいじゃん、

   社会人になってから行く事は

   あっても食べ歩き位しかない

   からさ、親父の仕事ぶりも

   見たいし】


アゴ【源!私はどうなのよ、

   たまにお目付役いかないと

   お父さん変な人に引っかかる

   可能性も無きにしも

   あらずでしょ】



広志【俺にそんな体力も気力も

   元気もありませんね~

   分別と常識と理性で

   生きております】


アコ【まぁそういう事にして

   おきましょう】


広志【それにお母さん適度に

   来ているでしょうよ】


アコ【何の事でしょう、気のせいよ

   気のせい】と視線を遠くに

   向けながら話していると


広志一行は市場の駐車場に車を止めてギアを戻してエンジンを切り

シートベルトを外してドアを開けて

全員車から降りてドアを閉めて

鍵をかけてポケットにしまい、

まずは魚勝鮮魚店へと

足を進めている…そして到着


広志「おはようございます」


アコ【おはようございます】


源 【おはようございます】と

   皆一堂に挨拶をすると


鈴村「おはようさん!

   今日は勢揃いかい」


広志「娘も入れば勢揃いなんだけど

   な、倅も市場久々に見たいんだ

   とさ、さて今日はどんな感じ?」


鈴村「今日は青魚系は全然ダメだね~

   後はまあまあだけど…」


広志「どれどれ…」


広志が品定めしている…

こういうときの眼は鋭い…


広志「そしたら今日はイカとタコ

   もらえますか」


鈴村「毎度あり‼何ケースずつ?」


広志「そうしたらイカとタコを

   8ケースずつで」


鈴村「準備しておくよ」


広志「帰りに取りに来るよ」


鈴村「そういやアレの具合はどうだい!

   そろそろだと思うんだけど」


広志「肉丸さんがいいアレを仕入れて

   くれたお陰で順調に

   いっているよ」


鈴村「完成したら連絡くれよ!」


広志「はいはい、分かりましたよ」と

   頭をポリポリ掻きながら


源 【親父~何でイカとタコだけ?】


広志【必要な物を必要な分だけだよ!

   正直サバかアジもと考えたが

   アレがぼちぼちなのも

   考えてな】


鮮魚店を後にした一向は

次に青果の問屋の八百星青果店へ

足を進めて歩いていき店の前へ到着


広志「おはようございます」


アコ【おはようございます】


源 【おはようございます】と

   皆一堂に挨拶をすると


八百「毎度‼おはようさん!

   今日は一同お揃いで」


広志「娘も入れば揃ったけどな!

   今日は、毎度の長ネギと

   キャベツとトマトと玉ねぎって

   ところかな」


八百「どれくらいにします?」


広志「長ネギとキャベツが6ケースで

   玉ねぎとトマトが3ケースで

   とりあえずそれで

   お願いします」


八百「はいよ、準備しておくよ」


広志「頼んだよ、もしかしたら後で

   色々追加するかもしれない」


八百「はいよ!話変わるけど

   アレはどうなのよ」

   

広志「皆さん同じですね…

   正直微妙な感じですね~

   まぁ完成したら

   連絡しますよ…」


八百「頼んだよ~」


広志「分かりましたよ」と

   少し呆れながら

   ポリポリ頭を掻いている


八百屋を後にした一向は

さらに足を進めて精肉の問屋である

肉丸精肉店へ向けて歩いていき

到着する…


広志「おはようございます」


アコ「おはようございます」


源 「おはようございます」の各々

   軽く頭を下げて挨拶している


丸井「はい、おはようございます

   今日は珍しいですね~

   アコさんは時々ですけど

   源君も大きくなってね~

   さて今日はどうしましょう」


源 「おはようございます

  こぶさたしています」と

  軽く頭を下げている


広志「おはようございます!

   今日はホルモンと

   豚と鶏のひき肉15㎏と

   来週で構わないので、

   また牛スジと鶏レバー

   お願い出来ますか?」


丸井「はい!分かりました

   準備しておきます」


広志「お願いします!帰りに

   取りに来ますから」


精肉店を後にした一行は更に

ある場所に足を進めて到着した、

谷出豆腐店である


広志「おはようございます」


アコ「おはようございます」


源 「おはようございます」と

  皆一堂に挨拶をすると


谷出「おはようございます!」


広志「焼き豆腐とおからを

   あるだけお願いします」


谷出「分かりました、後で配達します 

   ね」と笑っている


広志「すいませんがお願いします」


それから一行は足りない材料を

買い足し終えて、戻りながらも

注文した商品を購入し

車に積み込んでいった


広志「ふぅ~アコに源、

   助かったありがとう」


アコ「こちらこそありがとう、

   たまにはいかないと

   分からない物も

   ありますからね」


源 「親父の仕事ぶりも見られたしね」


広志「ふぅ~さてとぼちぼち

   戻りますかね~」


それぞれ車に乗り込んでドアを閉めてシートベルトをする!

車のエンジンをかける広志…ペダルをゆっくりと踏んで車が動きだして

走り出す…車内の中ではラジオから

音声が流れてくる…


半田「時刻は7時ちょうどに

   なりました」


半田「おはようございます。

   半田孝二のOK!Cozyup、

   パーソナリティーの

   半田孝二です」


神行「アシスタントの神行市華です」  

   本日のゲストを紹介します


広志「7時か思ったより

   早く着きそうだ」


しばらく車を運転してお店に戻る

車を店の前に止めてギアを戻して

エンジンを止めて

シートベルトを外して皆車から降りて

仕入れた材料を店の中へ

運び込んでいく、普段は広志だが

今日は源が車を運転して駐車場まで

行って止めてドアを閉めて

鍵を差し込んでかけて

店へと足を運んでいる

その頃広志とアコは運び終わった

食料の下ごしらえしながら調理準備に

とりかかる…お店の中では

ワチャワチャと一行が材料を

操る音しか聞こえてこないが…

ラジオから流れてくる音声…


BGM「みんなで~ハッピー~」


花垣「おはようございます。

   時刻は8時になりました」


花垣「花垣正みんなでハッピー、

   パーソナリティーの花垣正です


熊谷「アシスタントの熊谷美保です」


花垣「本日のゲストをご紹介します。

   週刊新潤の先瀬百合さんです」


先瀬「おはようございます

   今日もお邪魔します」と

   テンション高めに


花垣「今日も下ネタと食べ物の話に

   脱線しないか不安ですが…

   今日はくれぐれも

   普通にお願いしますね」と

   少し笑いをこらえながら


花垣 「お聴きの放送は

   友楽町放送です」



今回の登場人物-ーーーーーーーーー


先瀬(さきせ) 百合(ゆり)…56歳

週刊新潤の編集局及び論説委員

作家の黒木徹と事実婚をしている

自身でも物語を書いている

下ネタと食べ物の話が中心


今回からの登場人物(ラジオ関係者)-


熊谷 美保 (くまがや みほ)…26歳

大学卒業後ラジオ局の友楽町放送

にアナウンサーとして入社






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