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小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


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22/166

夕方の営業(常連客編、その6)

物語は前回の続編になります

お店の中ではバタバタしながらと

せわしく賑やかになっていた


哲男【そうなんすよ~】と

   嬉しそうに


和邦【デートの結果どうなったか

   楽しみに聞きましょう】


洋之【あんな可愛いらしい人と】


アコ【哲男さんの彼女は可愛い

   らしい人なのね~】と

   うなずいている


広志【有名人だとどんな人何だろう】


山武【確かに気になりますよね~】と

   発泡酒飲みながら聞き出そうと

   している


朝陽【じっくりいかないと…

   ガツガツいくと引かれるから

   気を付けて下さいね~】と

   焼酎の“八重桜”飲みながら


アコ【尚美ちゃんは彼氏と上手く

   いってない感じね~】


朝陽【やはり恋人同士だから

   一線を越えたいじゃない

   ですか~】

   

山武【強引に近い形で場所に

   行こうとしたの?】


朝陽【そのつもりはなかったん

   ですけど、彼から見れば

   強引過ぎたみたいで、

   こいつ誰でもいいんだな

   と思われてしまって

   そこからあんまり連絡

   こなくなってしまって】


広志【う~ん、難しいな~】と


洋之【ちょっと強引過ぎですよ~】


和邦【デート何回目だったんですか?】


朝陽【3回目】


アコ【ひと月に3回…】


広志【彼からすれば、もう少し時間

   と段階を重ねて

   いきたかったんじゃ

   ないかな~】


和邦【それはありますよね~】


洋之【僕も嫌ですもん、あんまり

   ガツガツこられるの】


アコ【まぁタイプにもよるかも

   知れないけど…でも確か

   子犬みたいな人と聞いて

   いるから】


哲男【子犬みたいな人って…】


和邦【逆にどんな人か

   気になりますよね~】


山武【俺、見た事あるよ!

   確か少し前にさ

   鴨野川シーワールド

   いたでしょ!

   ウチの家族もチビが

   行きたいって、前から

   テストで100点取ったらと

   約束したら本当に取るん

   だから】


アコ【ないと思ったら…なのね】


山武【そうですよ~】


アコ【それで?】


山武【確かに小柄にも見えました

   けど、う~ん子犬というより

   今でいうあざとい感じにも

   見えなくはないかなと】


朝陽【そうですか?】


山武【少なくとも俺には、

   そう見えたのよ】


哲男【ちょっと~俺の話は~】


広志【確かに哲男君の彼女も

   気になるな~】と関心を

   示していると


アコ【お父さん、口よりも手を

   お願いしますね】と

   満面の笑みで語る


その時、暖簾をくぐり抜けて

店のドアを開ける一人の…

ガラガラガラ


源 【只今帰りました~】


アコ【源、お帰りなさい】と話すと


源 【相変わらず盛況だね~】


アコ【そういえば華ちゃんは?】


源 【家に帰ったよ】


広志【おぅ!源、お帰り】


源 【只今帰りました】


山武【源君久しぶりだね~

   確か今社員食堂で働いて

   いるんだよね】


源 【はい、西芝電機の社員食堂で

  お世話になってます】


哲男【良いなぁ~都会人だよ】


和邦【そうそう、僕らとは

   違いますね~】


洋之【都会か~観光かデートで

   しか行かないですからね~】


源 【いやいや場所だけですよ、

   会社は違いますから】


山武【そうなんだ】


アコ【ところでご飯は?】


源 【まだ、食べてない】


広志 【だろうと思ってな

   食べていけ】と

   日替わりを置いて


源 【助かった、いただきます】と

  一口食べる…


源 【美味い!さすが親父!

   我が家の味です】


広志【これが仕事だからな】


源 【皆さんもお元気そうで】


哲男【俺と対して、

   変わらないでしょう】


源 【そういえば、哲男さんなかなか

  可愛いらしい人とカフェに

  いましたね~彼女ですか?】と

  ニヤニヤしながら哲男に

  視線を向けている


哲男【何で知ってるの?】


源 【たまたま近くを

  通ったものですから】


アコ【それで、どんな人なの?】


源 【何て言えばいいのかな~

  有名人だと…】


和邦【お笑い芸人に似ているとか?】


洋之【そうなんですか?

   方向転換したんですね~】


哲男【違う!】


源 【思い出した!“井沼愛”だ】


広志【井沼愛って…誰…有名人】


山武【名前は聞いたことあるかな~】


朝陽【ドラマの主演された人ですよね

   確か“東くんの恋人”で

   大抜擢されたんですよ!】


アコ【そうなのね~良かったじゃない 

   の頑張んなさいよ】


哲男【はい!】


和邦【良いなぁ~】


洋之【羨ましいよな~】


山武【そういえば尚美ちゃんの

   恋人はどんな感じの人なの?】


朝陽【私の事は置いておきましょう】


哲男【俺は話したんだから~】


カバンからおもむろに写真を

とりだして皆に見せる朝陽…


朝陽【はい!これです私の彼氏の

   和泉竜哉君】


皆が覗いて見回している…


山武【そうそうこんな感じの人】


源 【この人見た事ありますね~

   似た有名人いますよね~】


哲男【俺も見た事ある~】


和邦【ありますね~】


洋之【僕は見た事ないですね~

   でも童顔だ】


広志【確かに童顔という方が

   正しいだろうね】


アコ【そうね~どこかのアイドル

   グループにいそうな子ね】


源 【確かにそうだね~ちなみに

  尚美さ~ん、彼氏さんは

  何の仕事されているんですか?】


朝陽【普通のサラリーマンだけど…

   ただ休みが不定休だから

   なかなか休みが合わなくて…】


源 【それはそれで大変そうですね~】


広志【見た感じは…う~ん】


山武【大将何か言いたげそうですね 

   ~】


広志【いや、この人最近見た

   するんだけど】


アコ【たまたま見たドラマに出演して  

   いた子に似ている感じよね~】


哲男【そうなんすか?】


和邦【ドラマ?】


洋之【どんなドラマ何ですか?】


アコ【う~ん、ここまで出てきている 

   んだけど…】と

   ジェスチャーをしながら


広志【思い出した!恋する理由だよ…

   確か職場恋愛の話だよ!

   そこに出てた子に

   よく似てるね~】


ビジネスバッグから雑誌をとりだしてページをめくっていく山武…


山武【そうそうこの人、確かに  

   TransitJapanの

   “和水竜哉”って人に

   似てますね~】


アコ【何はともあれきちんと

   向き合う事よ、そうしたら

   おのずと答えはでるわ!】


朝陽【はい!】


そして夜がふけていったのでした



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