表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小料理屋アコ~心おだやかなおもてなし  作者: 村越 京三


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/166

夕方の営業(常連客編、その24)

それから少し時間が経過した18時頃…


朝陽【こんばんわ~】と腰を労り

   ながら暖簾をくぐり店のドアを  

   ガラガラと開けて入ってくる


アコ【あら~尚美ちゃんいらっしゃい 

   って大丈夫?腰痛めたの?】


朝陽【大丈夫です日替わりと

   揚げ出し豆腐お願いします】

   そういってカバンを椅子に

   置いてカウンター席に

   ゆっくりと腰を下ろして

   座っていく


アコ【お父さん、もう一つ追加ね~】


広志【はいよ~】と再び調理に

   勤しんでいる


哲男【尚美ちゃん、本当に大丈夫?】


広志【あんまり無理はしない方が

   良いと思うけど】


朝陽【大丈夫です、ちょっと変に

   捻ってしまったみたいで】


アコ【何か重たい荷物でも

   持ったのね】


朝陽【そうですね】


アコ【くれぐれも気を付けないと、

   後で色々面倒だからね~

   はい、おしぼり】と渡している


朝陽【ありがとうございます】と

   受け取り手を拭いたりしている


山武【ところで尚美ちゃんは

   お盆休みは帰省するんでしょ】


朝陽【そうですね~ただ彼と一緒か

   どうかは】


広志【仲直りしたかい】と

   調理しながら話している


アコ【すれ違いの恋も

   またオツなのよね~】


広志【はいはい、いつの頃の話をして 

   るんだ戻ってこ~い】と

   たしなめている


尚美【大将、アコさんてこんな

   感じなんですか?】


広志【恋する人達で妄想する

   個性的な癖があるとでも

   思ってくれればな…昔からだよ】   


朝陽【知らなかったですね~】


広志【それにしても結構忙しいそうな

   人だからまだ親御さんに紹介は

   しない方が良いと思うけどな、

   向こうさんも普段と違って

   緊張してカチンコチンに

   なりそうだよ】


朝陽【その辺はこれから話して

   決めたいですね~】


山武【そういえばさっき仲直りって

   話してましたけど

   大将とアコさんて尚美ちゃんの 

   恋人と逢った事あるんですか?】


広志【少し前にここに来たから】


朝陽【はい】と嬉しそうに

   うなずいている


哲男【いつの間に】


アコ【みんなが帰った後ね

   ほらっ尚美ちゃんが

   酔いつぶれた時が

   あったじゃない】


山武【ありましたね~その日!】


広志【店じまいしようかと思ったら

   普通に来て普通に

   食べていったよ】


アコ【似た人だけど少し違ったわね】


哲男【そうなんすか?】


洋之【少し残念ですね】と

   がっかりした様子を見せる


和邦【どんな人なんですか?】


広志【う~ん】


アコ【誰に似てる…】


朝陽【私は和水君かと】


広志【違う気がする…俳優の…

   小宮山瑠央かな~】


山武【誰ですかそれ】


アコ【最近出てきてる俳優さんらしい 

   わよ、お客さんの中で熱狂的

   ファンがいるから否が応でも

   覚えたわ】


広志【好みは千差万別というものよ

   アコ~尚美ちゃんの分

   上がったよ~】と出来上がった  

   料理を盛り付けている


アコ【は~い、よっこらしょっと】と 

   おぼんに乗せた料理を

   持ち上げる


アコ【はい、おまちどおさま】と

   朝陽の前に置いていく


朝陽【いただきます】と割り箸を

   割ってから一口頬張る


朝陽【おいしい~】


アコ【皆、あと一息という所ね】


朝陽【はい】


哲男【そういえば大将やアコさんは

   今年の盆踊り大会

   出るんすよね】


広志【出店はやるけど踊るのは

   ないだろうな】


アコ【踊りはね~やはり体力的に

   キツイわね~年を重ねたのね

   そろそろ世代交代と

   いうものよ】


広志【その頃には源も幸も帰ってくる 

   って連絡あったし、ちなみに

   ウチらが出るのは土日だけ

   だから金曜もやってるぞ~】と 

   調理しながら話している


山武【そうなんですか?

   てっきり4日間やるものかと】


広志【会長さんと話してね、

   今年思ったより他の地区から

   来場者が多く予想されていて、 

   混雑やトラブルが発生する

   可能性があるから少し前から

   話しをしていたんだよ、

   それと焼き鳥やる人が

   土曜から孫の面倒があるから

   交代でどうかと頼まれてね】


アコ【まぁ土曜のお昼までは

   こっちで普通に仕事してから、 

   やるだけなんだけどね】


広志【それと抽選会もあるしな】


山武【今年の1等賞ってなんですか】


アコ【なんだろう】


洋之【去年はハトやの1泊2日の券で

   したよね】


和邦【その前がランドマークの

   1日フリーパス】


山武【今年はなんですかね~】


アコ【ただ1等と2等3等と差が

   激しすぎるって苦情が

   それなりにあったとか

   聞いたから、それは新会長の

   裁量でしょうね】


それから少ししてみんなご飯を食べ

終えてたわいのない話をしていた

その頃、アコは時計の針を見て

驚いてある


アコ【もうこんな時間?みんな~

   そろそろ閉店の時間よ】


山武【もうこんな時間だ!帰らなきゃ

   おあいそお願いします】と

   腕時計を見てバタバタして

   帰宅準備している


哲男【俺らもそろそろ】


洋之【お盆休みまで後少し】


和邦【明日、もっと体力きつい

   ですよ~】


哲男【しょうがない、朝は来る!

   アコさんウチらの分の

   お会計を】


洋之【後で払いますので】


和邦【ありがとうございます】


山武【盆踊りまで後少しか~】と

   つぶやきながら

   お会計をしている


朝陽【いつか彼と行きたいな~】と

   思いを馳せている


山武【それじゃ~お休みなさい】


哲男【お休みなさ~い】

洋之【お休みなさい】

和邦【お休みなさい】

朝陽【お休みなさ~い】

と店のドアを開けて暖簾をくぐり

皆それぞれの家路へと

足を向けていったのです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ