人殺しの僕と殺されたい彼女

僕は才能が欲しかった。僕の求めた才能、それはこんな物じゃなかった。
私は才能なんて要らなかった。私が求めたのは才能なんかじゃなかった。
僕は君を殺さない。
私は君に殺されたい。

この物語は才能を求めた結果望まぬ才能を持っていた少年と才能を恨み全てを諦めていた少女による物語である。