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肆:冒険の相談
大隊長が冒険に出て良いのかな?
藍那はそんな疑問をもったが、とりあえず派遣されたっぽいので、挨拶をしておかないといけない。なので、
「はい。こちらこそよろしくお願いします。」
と、返事をしておいた。
そういえば、サティナさんは何が得意なんだろう?剣かな?それともこの理想郷には『アレ』があったりして………。うん、ありそう。もしサティナさんが『アレ』使いだったら、異世界初の『アレ』がみれるかも!
と、藍那が考えていると、
「それで、勇者様はいつ冒険に行かれるのですか?」
と聞かれたので、
「もう今からいきましょう‼」
と、さっき決めたことはどこいった! と叫びたくなるほど早く返事した。サティナは少し間を開けて、
「…わかりました。では、準備をしてきます。」
と、部屋を出ていった。サティナは、
やはり子供か……。
と、藍那は、
魔法って、やっぱりすごいのかな?
と、思いながら、準備を始めた。




