参拾伍:白き焔
召喚された14歳→神ヲ殺スタメニ召喚サレタ14歳に、改名しました‼
藍那は、長に広い場所があるか聞いた。すると、
長「ど、どうか別の場所でお願いできますか?」
と、言われたので、仕方なく(仕方なく?)数キロ離れた平野に来ている。勿論、あの魔法を試すためだ。
藍那「我は勇者、神を殺す者、我は望む、金属マグネシウムの燃焼、二酸化炭素を用いて更に燃やし、燃えろ、燃えろ『白炎ノ焔』」
そう唱えると、白い焔が藍那の手のなかに現れる。
サティナ「…………成功ですか?」
藍那「はい、サティナ。あとは……」
藍那は少し考える素振りを見せると、今度は違うことを唱える。
藍那「我は勇者、神を殺す者、我は望む、金属マグネシウムの燃焼による強き輝き、二酸化炭素を用いて更に光り、光れ、光れ『白炎ノ光』」
さっきとは少し異なる詠唱をすると、さっきと同じく白い焔は現れるが、小さく、そのかわりに、強い光が現れ、藍那以外の目がイカれた。
藍那以外「「「目が~!目が~!」」」
そんな空飛ぶ島の某大佐みたいな声をあげながら。白炎ノ光の能力のひとつは、魔法発動の瞬間、発動させている人間の目を護るという能力だ。だから、藍那は無事だ。
サティナ「何故、無事なんですか?」
そんな質問をしてきたサティナに、この能力をさも当たり前のように話す。
サティナ「ある意味、理不尽魔法……」
そんな呟きがきこえたが、藍那は、綺麗にスルーする。




