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召喚サレタ14歳  作者: クロ=アズラーイール
神との戦いに備えて
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参拾弐:勝利の宴

藍那とサティナはハイタッチする。周りから歓声が上がってきた。


町人A「ウォォォォォォォォォ‼流石勇者様‼」


町人B「これも全て、創造神様のお蔭だ!」


など、様々な声が上がる。皆、これを差し向けたのは神なんて思いもしないだろう。


藍那「誰か、怪我人はいますか?治療しますが?」


一部、神のせいなのに神の成果にされたのを綺麗にスルーしながら、藍那は怪我人の治療に当たる。


藍那「我は勇者、神を……」


(ここでこの詠唱は無理だね。)


藍那「……我は勇者、皆を護る者、我は皆を癒し、細胞を活性化させ、怪我よ修復せよ『再生ノ兆候リジェネーション・ライト』」


こうして、詠唱の変更により効果は薄れたが、なんとか怪我人は全員治すことができた。


???「勇者様、有難う御座います。皆を代表して礼を言わせていただきます。」


そう言って出てきたのは、80位のおじいさんだった。


藍那「貴方は?」


長「私は、ここの長のマルベールと申します。是非、この後我等の宴に参加してもらえませんか?」


藍那「宴ですか?」


長「はい。我々は、争いに勝ったら宴をあげるというしきたりがあります。」


藍那は悩んだ。


藍那「…………どうしますか?サティナ?」


サティナ「私は別に、構いませんが。」


そう言いながら、サティナは宴に参加したそうにしている。


藍那「はあ……では、参加させて貰います。」


(サティナも素直に言えば良いのに……)


長「では、案内します。」

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