28/40
弐拾捌:図書館で
藍那とサティナは、なんやかんやあって図書館へたどり着いた。ここは、理想郷No.1の大きさを誇る図書館で、たくさんの本が並んでいる。
藍那「とても広いですね。」
サティナ「はい、ここは大きいですよ。さて、迷路についての資料を探しましょう。とりあえず、検索魔道具で調べてみましょう。」
藍那「それって、魔法が付与されているんですか?」
サティナ「はい、探知系の魔法です。この図書館の本から入力したキーワードに関する資料を探してくれます。」
サティナはそう言って、カチカチと入力する。
サティナ「……………………?」
藍那「どうかしましたか?」
サティナ「……とても少ないです。」
藍那「それは最初からわかってますよ。何冊ありますか?」
サティナ「……1冊です。」
藍那「……1、ですか……。まあ、とりあえずその資料を調べましょう。」




