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弐:神殺ノ聖剣〝カミゴロシノツルギ〟
ソードから聞いた理想郷についての話をまとめると、こうだ。この理想郷には神というこの世の創造主がいて、その神は不死身故に死を望んでいる。そして、神は神殺ノ聖剣という自身を殺す剣を造り出そうとしているが、素材や情報が足りない。そこで、異世界から召喚する勇者にその神殺ノ聖剣を造り出してもらい、自身を滅してもらおうということだ。
不死身の体を持ちながら、ね……
と藍那は内心疑問を抱きながらながら、自分が|
理想郷に呼ばれた理由を理解した。自分で探せばいいのに、と思ったのは内緒だ。
藍那は思った。これから長い旅になりそうだと……。




