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召喚サレタ14歳  作者: クロ=アズラーイール
迷路探索
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拾壱:初めての魔物

藍那とサティナは、迷路を進み続ける。すると、サティナは足を止めた。藍那は素早く嫉妬ノ刀(アスモデウス)に手をかける。


そこには、毛が青くて眼が赤い狼が十数匹いた。


「この気配は……青狼(ブルーウルフ)です!」


青狼(ブルーウルフ)?」


藍那から疑問の声が漏れる。


「ええ、魔物のなかでは単体では弱いのですが、群れを作るので厄介です。普段は森の奥で生息していますが、稀に人里へ降りてきて人間を襲います。」


「わかりました。援護をお願いします。」


藍那は、今作成した魔法を使う。


「我は勇者、神を殺す者。我の身体(からだ)能力(ちから)を上げよ『能力上昇(パワーアップ)』」


そう詠唱をすると、嫉妬ノ刀(アスモデウス)で斬りかかる。刹那、青狼(ブルーウルフ)の首が弾けとび、塵となって消えた。藍那は息を吐く。ひとつ、気にしていたことがあった。それは…………


……よかった、血はでないんだ。


そう、平和な現代日本に生きる藍那は、生き物の命が血を流しながら消えて行く事を経験したことがなく、血に耐えられるか心配だった。だが、杞憂だったようだ。


「急いで、ゴールを目指しましょう。」


サティナの言葉に藍那は頷くと、先へ歩き出した。



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