壱:異世界召喚
学校で「アズラーイール」という偽名を使ったら厨二病と言われました…………悲しい…………。でも、正体は一部の人にしかばれてません‼(多分……)
よければ、評価&コメント宜しくお願いします。
……ここ何処?
気付けば私は平野に倒れていた。
1時間前、私はいつもどおり独りで中学校から下校していた。しかし、眩しい光が光ったと同時にここに倒れていた。
私は鈴木藍那。あいなと読む。周りからは美女と呼ばれているが、そうは思わない。二年生だ。成績はオール5で、部活は剣道部、実はオタク。これはみんな知らない(はず!)。
……とりあえず周囲の探索をしてみようかな。
そう考えて周辺を見渡す。けど、なにもない。と、その瞬間、空に黒い"何か"が通りすぎた。それはなにか。結果から言おう。それは、紛れもなく龍だった。勿論、オタクの私はすぐにわかった。
ウソ?!ここってもしかして異世界ってやつ?
異世界にいることに興奮しながらしかし冷静に龍が向かった方向と反対方向に向かう判断を下す。もちろん龍に襲われないためだ。さっきは攻撃してこなかったが、いつ攻撃してくるかわからない。とても冷静な判断だ。そんなことを考えていると、軍と思われる人達が、こっちへ来る。私は咄嗟に構えてしまった。
……何かな?
「私は『帝国軍総長』のフィラン・ダ・ソードだ。お前が召喚された者で間違いないか?」
質問に答える藍那。ファーストコンタクトは大切だ。
「え? あ、はい、私だと思います。突然ですがここは何処ですか?」
「ここか?ここは理想郷と呼ばれている世界だ。」
「理想郷?」




