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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第九.五部 第九章 結婚式

 と言う事で、ヤマトの宿舎でいろいろと決められてしまった俺だった。


 うっそ。


 来年に結婚すんの?


 早くね?


 と思いながらも、目の前でカルロス一世の式が行われている。


 ヤマトも西洋風なんだな。


 昔の日本のような白無垢かと思えば、ドレスだった。


 まあ、ルイ叔母さんもヒトミ叔母さんもアイ叔母さんも年を食ってるだけで、容姿は絶世の美女だから、


 白いドレス姿を見た時は、皆がおおおと感嘆の溜息を出した。


 コンチュエも女帝の代理の皇族の方が来て、お祝いしてる。


 女帝が御病気だそうな。


「そう言えば、ファウロスってどうなったの? 」


 俺が隣にいるアポリトに小声で聞いた。


「こないだの件で、ここにいれなくなって、逃げたらしい」


 アポリトが小声で答えた。


「そうか。また、逃げたのか」


 俺と同じで逃げ足早いと言ってたもんな。


 俺の結婚式での立ち位置がヤマト側かパトリダ側かで揉めてた件は、ヤマトの正装しながら、パトリダ側でお祝いするで、何とか話はついた。


 しかし、パトリダの席の隣がヤマトなんで、あまり意味が無いような。


「そういえば、やっぱり、ルイ叔母さんとか。ココドウリロの勇者とやったんだって」


 ミヤビ王女が小声で教えてくれた。


「ああ、やっぱり」


「一対百くらいで、ボコボコにしたみたい。それで恐れられてるみたいね」


「なるほど」


 カルロス一世を救おうとしたんだろうな。


 で、結果、忠誠心の厚いものはいなくなっちゃったと。


 カルロス一世の結婚式の立ち位置から、本当にぼっち感が出ていて、辛い。


 いよいよ、カルロス一世とルイ叔母さんとヒトミ叔母さんとアイ叔母さんの誓いの言葉が始まる。


 カルロス一世の脂汗の出るような顔が辛い。


「あれ、明日は我が身だからな」


 小声でクニヒト大佐が囁いた。


 やかましいわ。


 腹が立つ。


 その時、式典の会場の外で爆発音がした。


 それと、機関砲の音もだ。


 何か、激しく戦っているようだ。


「機関砲? 」


「嘘、お父さんかな? 」


 俺が言うとミツキが答えた。


「て、敵襲かっ! 」


 カルロス一世が救われたような顔をした。


「良し! 式は一旦中止にして、お祝いに来た方々を守れ! 」


 カルロス一世が叫んだ。


 凄く嬉しそうだ。


 心がモレモレしてる。


 ココドウリロの連中が動き出そうとした時に声がした。


「「「必要ありません」」」


 ルイ叔母さんとヒトミ叔母さんとアイ叔母さんが冷やかに言った。


 その途端にココドウリロがぴっと止まり、式に戻る。


「な、何をしている! お前達! 襲撃だぞ! 」


 カルロス一世が叫ぶがココドウリロは動かない。


 せつない。


 本当にぼっちになってる。


 カルロス一世の顔が泣きそうだ。


「明日は我が身だな」

 

 クニヒト大佐が再度囁いてきた。


 しつこい!


「しかし、これは、あれか、お前の言っていた通り、本当にシュウジなのか? 」


 国王が俺に聞く。


「多分、間違いないかと」


 と同時に、式場の壁が破壊されて、パワードスーツが飛び込んでくる。


 大きさは五メートル前後で左手に機関砲が装備されている。


 あんなもの、元の世界にあったんだ。


 パワードスーツのコクピットが開いて、親父が顔を出した。


「親父」


「父さん」


 俺とミツキが呟いた。


「「「「「シュウジ」」」」」


 国王と宰相とルイ叔母さんとヒトミ叔母さんとアイ叔母さんが驚いた。



   


 徹夜で仕事して、更新してますので、時間バラバラですいません。


 いつも、読んでいただいてありがとうございます。


 

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