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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第九.五部 第七章 潜水艦

 原子力潜水艦で豪華高速帆船を親父達の残存グループが追っている。


 艦内の館長が座る椅子にはスコット中佐が乗っている。


 その隣にシュウジとルイス中尉がいた。


「まだ、追っかけるのですか? 」


 ルイス中尉が聞いた。


「補給物資にしても、次の援軍にしても最初から予定した通り、数週間後には届くだろうが、それよりもハワード大佐達を助けないとな」


 シュウジが答えた。


「とりあえず、お婿さんと言う事で連れてかれたので、命の心配はいりません。まずは、補給物資を得てからの方がよろしいのでは無いでしょうか」


「いやいや、命の心配は無いけど、心は壊れるよ」


 シュウジが困ったような顔をした。


「逆に男だとしたら、喜ばしい事だと思うんですがね」


 原潜の艦長のスコット中佐が言った。


 スコット中佐は五十前後で今回の部隊の佐官の中では一番年上だ。 


「いやいや、一日百回なんて普通だもの。壊れるよ」


「百回も出来ますか? 」


「血が出るまでやって回復魔法。血が出るまでやって回復魔法だよ」


「幸せなんだか不幸せなんだかわかりませんね」


「不幸せだろ。とりあえず、子供が出来たら、二度と放してくれない。修羅の相手なんかしたら、もう兵士としては終わりだぞ。」


「それも、困りますな」


 スコット中佐が苦い顔をした。


「にしても、あの馬鹿息子。凄い数のシーサーペントとリヴァイアサンも連れてるじゃないか」

 

 親父がソナーなどを見て呟いた。


「リヴァイアサンって聖書のあれですか? 」


「ああ、本気出したら、島なんか一撃で消えるぞ」


「困ったもんですな」


「とにかく、情報も得ないといかんし、あいつらが行くところに、こちらも行くしか無いな」


 シュウジが厳しい顔をして言った。








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