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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第九.五部 第二章 ルイ叔母さん再び

 カザンザキスさんがいるいつもの居間に行くと、アポリトとクニヒト少佐が俺達といるキョウカとユイナとミオを見て、凄い顔をした。


「き、兄弟……猛禽に食われてしまったのか」


 アポリトがポロポロと涙を流す。


「ち、ちょっと食われたとか失礼ね」


 キョウカが顔を真っ赤にした。


 猛禽は相手を捕食すると普通の女の子になると言われてる話を何度も聞いてるせいか、昨晩の悲鳴のような凍りついた雰囲気は無くなってる。


 ただ、俺を見る目が、もののあわれを見るような雰囲気だ。


 辛い。


「お前もこれからパパだな」


 クニヒト大佐が満面の笑顔だ。


 すでにこちらも池田〇一さんの声で無いと言う事はパニックが去ったと言う事かってーか、なんだよ、その満面の笑顔は。


「俺はお前の先輩だからな。いろいろと教えてやれるぞ」


 クニヒト大佐が本当にうれしそうだ。


「お前。何か喜んでない? 」


「何を言う。同じ立場の仲間じゃないか」


「くっ」


 良く考えたら、ヤマトの国王とか宰相とかあの辺も同じ事言うんだろうな。


 くっそ、腹立つ。


「まあ、私としてはアオイやミオとのひ孫も見れるし、うれしい事なんだけどね」


 カザンザキスさんが苦笑した。


「まあ、そんな。お爺様ったら」


 アオイが頬を染めた。


 ミオは胸を張っている。


 やっぱり、アオイは猛禽では無かったようだ。


 ミオとかしくじったかなぁ?


「しかし、また、記憶が無いんだが」


「それは記憶のあるときにみっちりしたら良い事ですよ」


 ムラサキが頬を染めながら嬉しそうだ。


 アオイもミツキもミヤビ王女も頬を染めて俯いた。


「まあ、ノルマは一日最低三回じゃろ? 」


 龍女りゅうじょさんが頬を染めながら嬉しそうだ。


 だれだよ、ヤマトの風習を教えた奴は。


「それ、ヤマトだけですから」


 俺が言った。


「え、あんなのやっといて、一日三回無いのは困る」


 ユイナがもじもじしてる。


「え? 」


 思わず声が出た。


 あの龍族の秘薬ってそんな凄いの。


 婚約者とか猛禽の皆がモジモジしてる。


 めまいがする。


「はい、そこ、キャッハウフフは禁止! 」


 クニヒト大佐が制止した。


 キャッハウフフを根に持つ奴だな。


「ほげぇぇぇぇぇぇぇぇ! 」


 突然、アポリトが異様な声を出した。


「ど、どうした。兄弟」


 俺が慌てて聞いた。


「私は人身御供だ」


 いきなり、クニヒト大佐が池田〇一さんの声で言った。


「な、何が一体」


 と、そこに空からリンドブルムが庭先に降りてきた。


 リンドブルムに乗ってるのは、ルイ叔母さんと白い軍服を着た男だ。


   

 すいません、遅くなりました。


 いつも、読んでいただいてありがとうございます。


 

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