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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第六十部 第四章 説得

「いい加減にしなさい! 」


 鈴の初代が叫んだ。


 鈴の二代目と三代目が黙った。


「一体、いつから、そんなはしたない事を言うようになったの? 」


 鈴の初代が呆れたように溜息をついた。


「でも、だって。旦那様最高だし……」


 鈴の二代目がもじもじした。


「……」


 鈴の三代目が真っ赤になった。


「はあ……分かりました。手籠めにしたわけでは無いのですね。失礼しました」


 鈴の初代が深いため息の後、頭を下げた。


「とりあえず、二人は一旦連れ帰って家族で話をしたいと思います」


 鈴の初代が再度頭を下げた。


「「いや! 」」


 鈴の二代目と三代目が叫ぶ。


「な、何で? 」


「「旦那様と離れたくない」」


 それを聞いて、アオイとミツキやチアンウェイが優しい顔でうんうんと頷いた。


 どんだけぇぇぇぇ。


「別に毎日相手にしてるわけじゃないんでから、一日くらい良いでしょ。ローテーションもあるんだろうし」


「え? 全員相手にしてるよ? 」


 鈴の三代目が笑った。


「は? 三十人もいるのに? 」


「今、三百九十八人だよ? 」


 鈴の三代目が笑った。


「はぁああぁぁあぁぁあぁぁぁあああああああああああああああ! 」


 鈴の初代の顔が凄い。


「三百六十五人はローテーション組なんで、一応、毎日五十三人かな」


「ええええええええええええええええええええええ? 」


 食堂の空気がドンドン重くなってきた。


 やばい。


 心が折れそうです。


「でも、こないだ、全員やり切ったしね。ローテーション組いらないんじゃないかって話も出てる」


 鈴の二代目も優しい笑顔だ。


 親父と国王達が張り付いた顔で俺を見てる。


 やべぇ。


 何と言う羞恥プレイ。


「アマゾネスさん達がちんこの化け物って言ってたよ」


 鈴の三代目が屈託なく笑った。


「おぉぉおおおぉぉおおぉぉぉぃ! 」


 あいつら、そんな事言ってんのかよ!


「馬鹿、ちんこの神様でしょ」


 優しく鈴の二代目が諭した。


 えええええええええええ?


 変わんないしぃぃぃぃ。


「ば、化け物とは聞いてたけど……」


 鈴の初代が膝をついた。


 あまりの衝撃だったのだろう。


 俺も衝撃だし。


 何だよ、ちんこの神様って。


 見てたら、鈴の初代さんがそのまま気絶した。


 やべぇ。


 アオイとミツキが慌てて手伝ってる。


 食堂で久々のクルー達のサワサワが聞こえる。


 クルーの若手の女性兵士さんの目が最近、妙に俺に熱い。


 これ以上の揉め事は困るんですけど。

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