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全部社会が悪いんやっ! 〜ある救世主として召喚された男の話   作者: 平 一悟
人物紹介は470から475のあたりにあります。
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第五十七部 第六章 談合

「嘘だろ? 」


 俺はベットの上で震えた。


 確かに2日かかった。


 2日はかかったのだが、何で?


 どうしたのかな?


 全員出来ちゃった。


 しかも、全員が痙攣して動かないと言う。


 母さんが大量に毛布を置いていてくれたおかげで、二人ずつだけどアマゾネスの子にも掛けれた。


 おかしい。


 これじゃ、俺は化け物じゃん。


 子授けの御利益ってこういうものじゃ無いよね。


 動揺が止まりません。


 何と言う事だ。


 おかしくねぇ?


 一人でもんもんと考えていても仕方ないので、部屋から出た。


 とりあえず、食堂に行ってみると。


 そこには、祭壇に祈りをささげる親父と国王達の姿が。


 祭壇にはいつ撮ったのか知らんけど俺の顔写真があった。


「嘘だろ? 死んでしまったかぁぁぁ! 」


 親父が俺を見て凄い顔して叫ぶ。


「あああああああ、わしの跡取りがぁぁぁ」


 国王が悲嘆にくれる。


「なんてこった」


 イジュウイン大公の嘆きも凄い。


「いや、生きてるから」


 俺が困ったように答えた。


「えええええ? 途中で解放してくれたのか? 」


 祝融さんも叫んだ。


「良かった。どうにか、最後までせずに済んだか」


 親父が笑った。


「……いや、全員やったけど」


「「「「「「「「はあああああああああ? 」」」」」」」」」」


「ど、どう言う事だってばよ」


 いきなり宰相がナ〇トの声真似をした。


 器用で意外とそっくりだ。


 こないだ、あちらに居た時に嵌ったらしい。


 と言うか、前から好きだったけど、最終回まで見て喜んでからな。


「こ、こんなのアム〇どころじゃ無いな」


 イジュウイン大公の顔が凄い。


「スーパーサ〇ヤ人って事ですかね」


 ルイス中尉が人知れず呟く。


「いや、正直、自分でも動揺してる」


「ふふふふ、我が君、大丈夫だったでしょ」


 孔明が笑うのがムカつく。


「流石<終末(おわり)の子>だな。これだとあの策は必要なのかな? 」


 ホアンが孔明に聞いた。


「いえいえ、今回は特例ですよ。やはり、それ以外は仕方ないかと」


「そうか……」


「何か、嫌な予感なんだが」


「私の献策はこれです。アマゾネスには現在適齢期の娘が二千人近くいます。このうち、約三百人を我が君が、そして太った方約三百人をホアン様が受け持っております。問題は残りの方です。これを相手にするのは我が君もホアン殿も厳しい。そこで、天下三分の計です」


 孔明が目を煌めかせて叫んだ。


「好きだなぁ、天下三分とか二分とか」


「はい、孔明ですから」


 孔明がにやりと笑った。


「横からだが、その残りを一人では無理じゃないか? 」


 親父が聞いた。


「私は是非、貴方にと……」


 と孔明が言ったところで、親父が口をふさぐ。


「止めろ。俺は常に監視されてるのと一緒だからな。そんなことになれば、人類が滅ぶ」


 親父が真顔で震えるように言った。


「俺も、そう思う。女関係は母さんにはヤバイ」


「そう思うなら、キャバクラの話とか母さんにするなよ」


 親父がつぃと涙を流した。


 余程、怖かったのだろう。


 俺も親父に連れ去られて、あの時に一年くらい放浪したからな。


「仕方ないですね。こう、他に何人か行けそうな人をぶつけますか」


 孔明が凄く軽く言った。


 なんて奴だ。


 賛成だけどさ。







 

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