第五十五部 第四章 攻撃開始
「と、とりあえずだな、早くコンチュエを何とかしてくれ! 」
チアンウェイが叫んだ。
「いや、とりあえず、空母は全速で向かってるぞ」
「急がないと王都が落ちてしまう」
チアンウェイが必死だ。
「お願いします。旦那様」
女帝も必死に頼み込んできた。
「どうする? 核ミサイルぶち込む? 」
俺が親父に聞いた。
「全弾行ってみるか? 」
親父が笑った。
「いやいや、使った後、放射能とかやばいんだろ? 」
「気にするな」
「気にするわぁぁぁ! 」
チアンウェイが叫ぶ。
「何かこういろいろとメンドクサイな」
「吐くもの吐いたし、俺がやってやるよ」
爆龍王ゴウオウが言うと、口先にエネルギーを集中しだして、無造作に蚩尤に発射した。
「「「「「「「え? 」」」」」」
蚩尤が居るあたりに数キロメートル級の大爆発が起こる。
「おおお、頑丈だな」
爆龍王ゴウオウがご機嫌だ。
発言からすると蚩尤に効かなかったようだ。
「ちょ! 何、いきなり撃ってんの? 」
言いながら、前を見た。
何か来る。
アオイが障壁を幾重も作って軽空母を守る。
何かの金属の槍のようなものが、こちらに撃たれたみたいで、あのアオイの障壁が三つも破られた。
「ちょっと、ちょっと、こっちの場所がバレるでしょうが! 」
「やれやれ、いろいろと面倒くさいの」
言いながら、爆龍王ゴウオウが飛び立ちながら、何度も火炎攻撃を蚩尤に発射する。
その度に向こうに爆発のキノコ雲が上がる。
そして、蚩尤から飛んでいる爆龍王ゴウオウに次々と金属で出来た槍が飛んでくる。
こちらには来ないが、マッハを超えてるらしくて、こっちまで衝撃波が来る。
「リヴァィアの猛爆攻撃来ます! 」
アオイが叫んだ。
しゅんと言う音の後、直径数十キロの火球が蚩尤のあたりぶち込まれた。
凄まじい轟音とともにどう見ても爆龍王ゴウオウとリヴァイアの攻撃で大地がドロドロに真っ赤になってる。
「無茶苦茶するな……」
ニコライさんが慌てて、自分のフリゲート艦の方に移りに行った。
「相変わらず、容赦ねぇなぁ」
カルロス一世がため息ついてる。
初めて、こちらの戦いを見る亜龍族も唖然としてる。
「どうすんだ。あそこにだって村とかあるんだぞ! 」
チアンウェイが叫んだ。
「饕餮が食べてしまったみたいです」
アオイが冷静に返す。
「はあ? 」
「あの変な牛みたいな動物。人間を食べるみたいです」
「ああ、饕餮はそういうもんだ」
アオイに同調して祝融さんが答えた。
「駄目だな。駄目だ」
俺が呟いた。
「だよな。蚩尤は平気らしい」
親父が横で頷いた。
「饕餮とか饕餮紋の面を被った連中は焼け死んでるけど、蚩尤は無傷だ。どうしょうか」
俺が唸るように呟く。
強い。
短編二つ書いたら、ハートウォームギャグで読んでほしい<復活の日>のアクセスのが少ない。( ;_; )
まあすでに思いっきり過疎ってますが、読んでくださあぁぁぁぃ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐
後、ブックマークなどありがとうございます•ヾ(*´∀`*)ノ。




